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公開番号2024072209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182939
出願日2022-11-15
発明の名称樹脂成形品および輸送機器
出願人ヤマハ発動機株式会社,日本製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類C08L 101/00 20060101AFI20240520BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させる。
【解決手段】樹脂成形品は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成されている。樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率は5質量%以上であり、樹脂成形品は、2mm以上の厚さを有する部分を含んでいる。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成された樹脂成形品であって、
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であり、
2mm以上の厚さを有する部分を含む、樹脂成形品。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が10質量%以上である、請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項3】
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が30質量%以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂は、ポリプロピレンである、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項5】
前記セルロースナノファイバーの平均繊維径は、10nm以上100nm以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項6】
セルロースナノファイバーの平均繊維長は10μm以上100μm以下である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項7】
輸送機器用の部材である、請求項1または2に記載の樹脂成形品。
【請求項8】
請求項7に記載の樹脂成形品を備えた輸送機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品および輸送機器に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、セルロース繊維をナノサイズまで解繊することで得られるセルロースナノファイバーが注目されている。セルロース繊維は、木材等の植物由来のパルプを原料とするバイオマスであり、これを有効利用することによる環境負荷の低減効果が期待されている。
【0003】
セルロースナノファイバーの用途の1つとして、セルロ―スナノファイバーを樹脂に分散させることで、樹脂材料の強度を向上させることが提案されている。セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物は、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-131774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
樹脂組成物がセルロースナノファイバーを含んでいると、強度が向上するものの、溶融時の粘度が高くなってしまうので、成形性(流動性)が低下してしまう。
【0006】
本発明の実施形態は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、セルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成される樹脂成形品において、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書は、以下の項目に記載の樹脂成形品および輸送機器を開示している。
【0008】
[項目1]
熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバーを含む樹脂組成物から形成された樹脂成形品であって、
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であり、
2mm以上の厚さを有する部分を含む、樹脂成形品。
【0009】
本発明の実施形態による樹脂成形品は、熱可塑性樹脂およびセルロースナノファイバー(CNF)を含む樹脂組成物から形成されている。本発明の実施形態による樹脂成形品では、樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率と、厚さとが所定の範囲に設定されていることにより、十分な強度向上効果と良好な成形性とを両立させることができる。具体的には、本発明の実施形態による樹脂成形品では、セルロースナノファイバー含有率が5質量%以上であることによって引張強度および曲げ強度が十分に向上するとともに、樹脂成形品が2mm以上の厚さを有する部分を含んでいることによって成形時の流動性を確保することができる。
【0010】
[項目2]
前記樹脂組成物のセルロースナノファイバー含有率が10質量%以上である、項目1に記載の樹脂成形品。
(【0011】以降は省略されています)

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