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公開番号2024068756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179328
出願日2022-11-09
発明の名称車両用ドアラッチ装置
出願人三井金属アクト株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類E05B 79/16 20140101AFI20240514BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】装置を大型化することなく、操作力伝達ロッドの動作によってクリップが入力レバーから外れてしまうことを抑制できるとともに、操作力伝達ロッドの動きを許容しつつ、操作力伝達ロッドの動作によって操作力伝達ロッドが入力レバーに対して位置ずれすることを防止できる車両用ドアラッチ装置を提供する。
【解決手段】ドアラッチ装置10は、操作力伝達ロッド71を介してアウトサイドハンドル91の操作力が入力される入力レバー51を有する。入力レバー51は、操作力伝達ロッド71の動作方向に切り欠かれた形状を有し、操作力伝達ロッド71からの荷重が入力される受容部511dを有する。入力レバー51には、操作力伝達ロッド71と係合するクリップ60が組み付けられている。クリップ60の入力レバー51への組み付け方向は、操作力伝達ロッド71の動作方向と同一方向となっている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車体に設けられたストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構部と、
前記ラッチ機構部を操作する操作機構部と、を備える車両用ドアラッチ装置であって、
前記操作機構部は、
操作力伝達ロッドが当接し、当該操作力伝達ロッドを介してアウトサイドハンドルの操作力が入力される入力レバーを有し、
前記入力レバーは、前記操作力伝達ロッドの動作方向に切り欠かれた形状を有し、前記操作力伝達ロッドからの荷重が入力される受容部を有し、
前記入力レバーには、前記操作力伝達ロッドと係合するクリップが組み付けられており、
前記クリップの前記入力レバーへの組み付け方向は、前記操作力伝達ロッドの動作方向と同一方向となっている、車両用ドアラッチ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記入力レバーには、前記操作力伝達ロッドの動作方向に延在する縦壁部が形成されており、
前記クリップは、
前記入力レバーの前記縦壁部が挿通する筒形状の保持部を有し、
前記保持部に前記入力レバーの前記縦壁部を挿通させて、前記入力レバーに組み付けられている、車両用ドアラッチ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記入力レバーは、
前記操作力伝達ロッドの動作方向に垂直な第1方向に前記操作力伝達ロッドが変位することを規制する第1支持部と、前記操作力伝達ロッドの動作方向及び前記第1方向の双方に垂直な第2方向に前記操作力伝達ロッドが変位することを規制する第2支持部と、を備え、
前記クリップには、前記操作力伝達ロッドの動作方向から見て、前記第1支持部と前記第2支持部とに囲まれた領域に、前記操作力伝達ロッドの動作方向に貫通する挿通孔が形成されており、
前記操作力伝達ロッドは、前記クリップの前記挿通孔を挿通する、車両用ドアラッチ装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記クリップは、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方における前記操作力伝達ロッドの動作方向を向く面の少なくとも一部を覆う台座部を有し、
前記台座部には、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方に係止する係止爪が設けられており、
前記クリップは、前記台座部と前記係止爪とで、前記第1支持部及び前記第2支持部の少なくとも一方を前記操作力伝達ロッドの動作方向に挟持して、前記入力レバーに固定されている、車両用ドアラッチ装置。
【請求項5】
請求項4に記載の車両用ドアラッチ装置であって、
前記入力レバーには、上下方向に延在する伝達部と、前記伝達部の下端部から後方に屈曲するクランク部と、前記クランク部の後端から下方に屈曲する挿通部と、を有する前記操作力伝達ロッドが係合し、
前記クリップは、底壁部と、前記底壁部の左端部から上方に向かって延在する左側内壁部と、前記底壁部の右端部から上方に向かって延在する右側内壁部と、によって囲まれた収容部を有し、
前記クリップの前記収容部には、
前記左側内壁部及び前記右側内壁部から前記収容部の左右方向中央に向かって突出する左右一対のガイド突起部が形成されており、
前記操作力伝達ロッドの前記クランク部の少なくとも一部が、左右一対の前記ガイド突起部の間を前後方向に延在するように収容されている、車両用ドアラッチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のドアを閉状態に保持可能な車両用ドアラッチ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両のドアを閉状態に保持可能な車両用ドアラッチ装置が知られている。一般に、車両のドアには、アウトサイドハンドルと、アウトサイドハンドルの操作力を伝達する操作力伝達ロッドが設けられている。また、車両用ドアラッチ装置は、一般に、車体に設けられたストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構部と、ラッチ機構部を操作する操作機構部と、を備え、操作機構部は、操作力伝達ロッドが当接して、アウトサイドハンドルの操作力が入力される入力レバーを有する。
【0003】
例えば、特許文献1には、入力レバーに4段の高さ調整式のロッド連結用ブッシュが設けられた車両用ドアラッチ装置が記載されている。特許文献1に記載の車両用ドアラッチ装置は、ロッド連結用ブッシュに設けられた高さが異なる4段のロッド受面のいずれかに操作力伝達ロッドが当接する。これにより、特許文献1に記載の車両用ドアラッチ装置は、アウトサイドハンドルと車両用ドアラッチ装置との位置のバラツキをロッド連結用ブッシュで調整可能となっている。一方、特許文献1に記載の車両用ドアラッチ装置では、ロッド連結用ブッシュは、操作力伝達ロッドが当接するロッド受面を複数必要とするため、操作力伝達ロッドの動作ストロークを大きく取る必要がある場合、操作力伝達ロッドが所定のロッド受面から滑って外れてしまう虞があり、ストロークロスが発生する場合があった。
【0004】
そこで、例えば、特許文献2には、ストロークロスを防ぐ目的で、入力レバーに略U字状の円筒部が形成されたクリップが設けられた車両用ドアラッチ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭62-000385号公報
仏国特許発明第3089242号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に記載の車両用ドアラッチ装置では、操作力伝達ロッドの動作方向が上下方向であるのに対し、クリップの入力レバーへの組み付け方向が水平方向となっている。そのため、操作力伝達ロッドの動作によってクリップが入力レバーから外れてしまうことを抑制するためには、入力レバーに対してクリップを強固に組み付ける必要があり、装置の大型化に繋がっていた。
【0007】
本発明は、装置を大型化することなく、操作力伝達ロッドの動作によってクリップが入力レバーから外れてしまうことを抑制できるとともに、操作力伝達ロッドの動きを許容しつつ、操作力伝達ロッドの動作によって操作力伝達ロッドが入力レバーに対して位置ずれすることを防止できる車両用ドアラッチ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、
車体に設けられたストライカに係合可能なラッチを有するラッチ機構部と、
前記ラッチ機構部を操作する操作機構部と、を備える車両用ドアラッチ装置であって、
前記操作機構部は、
操作力伝達ロッドが当接し、当該操作力伝達ロッドを介してアウトサイドハンドルの操作力が入力される入力レバーを有し、
前記入力レバーは、前記操作力伝達ロッドの動作方向に切り欠かれた形状を有し、前記操作力伝達ロッドからの荷重が入力される受容部を有し、
前記入力レバーには、前記操作力伝達ロッドと係合するクリップが組み付けられており、
前記クリップの前記入力レバーへの組み付け方向は、前記操作力伝達ロッドの動作方向と同一方向となっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、装置を大型化することなく、操作力伝達ロッドの動作によってクリップが入力レバーから外れてしまうことを抑制できるとともに、操作力伝達ロッドの動きを許容しつつ、操作力伝達ロッドの動作によって操作力伝達ロッドが入力レバーに対して位置ずれすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態の車両用ドアラッチ装置を備える車両の左前部分の左側面図である。
図1の車両用ドアラッチ装置を前方から見た要部斜視図である。
図1の車両用ドアラッチ装置を後方から見た要部斜視図である。
図2及び図3の車両用ドアラッチ装置におけるラッチ機構部とアウトサイドハンドル操作力伝達機構を後方から見た要部斜視図である。
図2及び図3の車両用ドアラッチ装置におけるラッチ機構部とアウトサイドハンドル操作力伝達機構を前方から見た前面図である。
図2及び図3の車両用ドアラッチ装置における入力レバー近傍を前方から見た斜視図である。
キャップを取り外した状態で図6の入力レバー近傍を前方から見た斜視図である。
図2及び図3の車両用ドアラッチ装置のキャップ近傍を上方から見た上面図である。
図2及び図3の車両用ドアラッチ装置のキャップ近傍を左方から見た左側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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