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公開番号2024068286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178611
出願日2022-11-08
発明の名称予備凍結装置
出願人大陽日酸株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類F25D 23/02 20060101AFI20240513BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】収容空間に収容された複数の凍結保存用ラックの中から凍結保存用ラックを取り出す際に、収容空間にある凍結保存用ラックが昇温することを抑制した予備凍結装置を提供する。
【解決手段】凍結保存用ラック50に収納された試料を予備凍結させる予備凍結装置1であって、凍結保存用ラック50を収容する収容空間Kを有する装置本体2と、装置本体2の収容空間Kに臨む上部開口部2aを開閉する蓋体7と、上部開口部2aを部分的に開閉する少なくとも2つ以上の内蓋8とを備える。内蓋8は、収容空間Kに収容される凍結保存用ラック50毎に、凍結保存用ラック50の出入範囲を開閉するように設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
凍結保存用ラックに収納された試料を予備凍結させる予備凍結装置であって、
前記凍結保存用ラックを収容する収容空間を有する装置本体と、
前記装置本体の前記収容空間に臨む上部開口部を開閉する蓋体と、
前記上部開口部を部分的に開閉する少なくとも2つ以上の内蓋とを備えることを特徴とする予備凍結装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記内蓋は、前記収容空間に収容される前記凍結保存用ラック毎に、前記凍結保存用ラックの出入範囲を開閉するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の予備凍結装置。
【請求項3】
前記凍結保存用ラックの出入範囲を区画するように、前記装置本体の上部開口部の周囲に取り付けられたフレームを備え、
前記内蓋は、前記フレームより区画された開口領域を開閉するように取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の予備凍結装置。
【請求項4】
前記フレームは、前記装置本体の上部開口部を格子状に区画する枠材により構成され、
前記枠材は、前記装置本体の上部開口部の周囲に懸架した状態で取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の予備凍結装置。
【請求項5】
前記フレームは、前記開口領域に対応した開口部が設けられた板材により構成され、
前記板材は、前記装置本体の上部開口部の周囲に嵌め込んだ状態で取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の予備凍結装置。
【請求項6】
前記内蓋は、少なくとも一部が前記開口領域に嵌め込まれた状態で、前記フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の予備凍結装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予備凍結装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、新薬の開発や医療の基礎研究では、血液、実験動物の精子、受精卵、細胞などの生物学的試料(以下、単に「試料」という。)が用いられている。試料は、常温では生物学的作用により劣化する。このため、凍結保存装置などにより試料を凍結保存するのが一般的である。凍結保存装置としては、液体窒素を用いた凍結保存装置が、長期間安定して保存できるため、広く用いられている。
【0003】
上述した試料を例えば-150℃以下の低温下で凍結保存する場合、常温の試料を-150℃まで急冷させると、細胞の生存率が低下することが知られている。このため、試料を凍結保存する前に、例えばプログラムフリーザや凍結コンテナに収納された試料を凍結する機械式冷凍機などの予備凍結装置を用いて、常温から所定の温度(例えば-80℃)まで冷却速度を制御しながら、試料を予備凍結させることが行われている(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。
【0004】
また、試料を予備凍結させる際は、先ず、試料を培地と共にバイアル等の凍結保存用チューブに充填した後、その内側が升目状に区画された凍結保存用ボックスの保存空間に凍結保存用チューブを収納する。
【0005】
さらに、凍結保存用ボックスは、凍結保存用ラックに収納される。凍結保存用ラックは、ラック部が上下方向に複数段に亘って設けられたラック本体を備え、ラック部毎に凍結保存用ボックスを収納する。
【0006】
そして、試料を予備凍結させる際は、複数の凍結保存用ラックが収容可能なプログラムフリーザ等の予備凍結装置を用いて、凍結保存用ラックのラック部毎に収納された凍結保存用ボックスを冷却する。
【0007】
プログラムフリーザは、温度調節計により設定された温度制御プログラムに従い、液体窒素等からなる冷媒の噴出量又は冷凍機の出力等を調節することによって、凍結保存用ラックを収容する収容空間の温度を適切に冷却制御するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016-183846号公報
特開2017-203597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、上述したプログラムフリーザ等の予備凍結装置では、収容空間に収容された複数の凍結保存用ラックの中から1つの凍結保存用ラックを取り出す際に、残りの凍結保存用ラックが外気に曝されることから、収容空間にある凍結保存用ラックが昇温してしまうことがあった。
【0010】
予備凍結装置では、上述した凍結保存用ラックを収容する収容空間の温度を適切に冷却制御する必要があることから、凍結保存用ラックの冷却状態をきちんと管理し、凍結保存される試料の品質を維持することが求められている。
(【0011】以降は省略されています)

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