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公開番号
2024077128
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-07
出願番号
2022188986
出願日
2022-11-28
発明の名称
冷蔵庫
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
21/04 20060101AFI20240531BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷却器への着霜の偏りを低減させることのできる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫1は、冷蔵室12と、冷凍室11と、冷凍室11と冷蔵室12との間を仕切る仕切り部15と、冷却器32が配置されている冷却室35とを備えている。仕切り部15の内部には、冷蔵室12内の空気を冷却室35へ戻す第1戻り経路44が設けられている。冷蔵室12と面する仕切り部15の前方側には、冷蔵室12内の空気が第1戻り経路44内へ流入する第1流入口17が設けられている。第1戻り経路44は、第1流入口17から流入した冷気を左右に分岐させて冷却室35へ戻すように構成されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
冷蔵室と、
冷凍室と、
前記冷蔵室と前記冷凍室との間を仕切る仕切り部と、
冷却器が配置されている冷却室と
を備え、
前記仕切り部の内部には、前記冷蔵室内の空気を前記冷却室へ戻す第1戻り経路が設けられており、
前記冷蔵室と面する前記仕切り部の前方側には、前記冷蔵室内の空気が前記第1戻り経路内へ流入する第1流入口が設けられており、
前記第1戻り経路は、前記第1流入口から流入した冷気を左右に分岐させて前記冷却室へ戻すように構成されている、
冷蔵庫。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記仕切り部の内部には、前記冷凍室内の空気を前記冷却室へ戻す第2戻り経路が設けられており、
前記冷凍室と面する前記仕切り部の前方側には、前記冷凍室内の空気が前記第2戻り経路内へ流入する第2流入口が設けられており、
前記第2戻り経路は、前記第1戻り経路の外側に配置されている、
請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
左右に分岐された前記第1戻り経路の一方の分岐経路の前記冷却室への戻り口と、他方の分岐経路の前記冷却室への戻り口との間に、前記冷却室から前記冷蔵室へ冷気を送出する送出経路が設けられている、
請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記送出経路から前記冷蔵室へ冷気を送出する送出口は、前記送出経路の左右両側にそれぞれ設けられており、
前記第1流入口は、前記冷蔵室の前方側の左右方向の略中央に配置されている、
請求項3に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、庫内の仕切り内に冷気の戻り経路を有する冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫には、冷蔵室および冷凍室などの貯蔵空間を通過した冷気を、冷却器が配置された空間(冷却室とも呼ばれる)へ戻すための冷気の戻り経路が設けられている。例えば、特許文献1には、冷蔵室を仕切る仕切壁の一部に冷気の戻り通路を有している冷蔵庫が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-133675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷蔵室から冷気の戻り通路へ流入した冷気は、冷却器が配置されている冷却室へ流入する。冷蔵室内の空気は、冷凍室内の空気と比較して湿度が高くなる傾向にあるため、冷蔵室からの戻り冷気には、通常、より多くの水分が含まれる。水分を多く含んだ冷蔵室からの戻り冷気が冷却室へ流入すると、冷却室内で霜が発生する。冷気の戻り通路から冷却室内へ流入する空気が一か所に集中すると、冷却器の特定の箇所に霜が集中して形成される可能性がある。冷却器の特定の箇所に多量の霜が形成されると、除霜により多くの時間やエネルギーを要してしまう。
【0005】
そこで、本発明は、冷却器への着霜の偏りを低減させることのできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面にかかる冷蔵庫は、冷蔵室と、冷凍室と、前記冷蔵室と前記冷凍室との間を仕切る仕切り部と、冷却器が配置されている冷却室とを備えている。前記仕切り部の内部には、前記冷蔵室内の空気を前記冷却室へ戻す第1戻り経路が設けられており、前記冷蔵室と面する前記仕切り部の前方側には、前記冷蔵室内の空気が前記第1戻り経路内へ流入する第1流入口が設けられており、前記第1戻り経路は、前記第1流入口から流入した冷気を左右に分岐させて前記冷却室へ戻すように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一局面によれば、冷却器への着霜の偏りを低減させることのできる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の外観を示す正面図である。
図1に示す冷蔵庫の庫内を示す正面図である。
図1に示す冷蔵庫の内部構成を示す断面図である。
図2に示す冷蔵庫の断熱箱体を上方から見た斜視図である。
図2に示す冷蔵庫の断熱箱体を下方から見た斜視図である。
図2に示す冷蔵庫の仕切り部内に設けられている戻り流路形成部材の構成を示す斜視図である。
図6に示す戻り流路形成部材の上面側の構成を示す平面図である。
図6に示す戻り流路形成部材の下面側の構成を示す平面図である。
図6に示す戻り流路形成部材の下側部材の構成を示す斜視図である。
流路形成部材の下側部材によって形成される各戻り流路の構成を示す平面図である。
戻り流路形成部材の各戻り流路から冷却室内へと戻る冷気の流れを説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
<第1の実施形態>
(冷蔵庫の全体構成)
先ず、第1の実施形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を説明する。図1には、冷蔵庫1を正面から見た外観を示す。図2には、冷蔵庫1の庫内を示す。図2では、扉の図示を省略している。図3には、冷蔵庫1の縦断面の構成を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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