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公開番号2024072267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2023191491
出願日2023-11-09
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/00 20060101AFI20240520BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 冷凍されていない食品を迅速にカットに適した状態にして報知することができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 断熱材で囲まれた急冷室20と、急冷室20内を冷却する冷却部と、冷却部を制御する制御部100と、を備え、制御部100が、非冷凍の食品Fが急冷室20内に収納された状態で、使用者の入力に基づく開始信号を受信したとき、冷却部を急冷モードで稼働させ、所定の要件を満たしたとき、収納食品Fがカット適正状態となったことを報知する制御を行う冷蔵庫2を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
断熱材で囲まれた急冷室と、
前記急冷室内を冷却する冷却部と、
前記冷却部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部が、
非冷凍の食品(以下、「収納食品」という)が前記急冷室内に収納された状態で、使用者の入力に基づく開始信号を受信したとき、前記冷却部を急冷モードで稼働させ、
所定の要件を満たしたとき、前記収納食品がカット適正状態になったと判別し、前記収納食品がカット適正状態となったことを報知する制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
温度センサを更に備え、
前記制御部が、前記温度センサの測定値に基づいて、前記収納食品が潜熱域温度に達したか否か判定し、該潜熱域温度に達したと判別した後、所定の時間が経過したとき、前記収納食品がカット適正状態になったと判別することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記収納食品の重量を計測する重量センサを更に備え、
前記制御部が、前記重量センサの測定値に基づいて、前記所定の時間を定めることを特徴とする請求項1に載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷却部として、庫内の気体を循環させる冷蔵庫の冷却ファンと、前記急冷室専用の急冷ファンと、を備え、
前記急冷モードでは、前記冷却ファンによる流動で蒸発器を通過した冷気が前記急冷室内に流入するとともに、前記急冷ファンにより前記急冷室内に流入した冷気の流速が上昇することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記急冷室内に前記収納食品が載置される金属製の板状部材を備え、
前記冷却部により供給される冷気が板状部材の上面及び下面に沿って流れることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記収納食品が前記急冷室から取り出されたか否か判断するための識別センサを更に備え、
前記制御部が、前記収納食品がカット適正状態となったことを報知する制御を行った後、前記識別センサからの信号に基づいて、前記収納食品が前記急冷室から取り出されたと判別したとき、該報知を停止し、前記冷却部を他の冷却モードで稼働することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記識別センサが、前記急冷室を開閉する扉或いは前記急冷室が配置された領域の扉の開閉を検知する開閉センサ、または前記収納食品の重量を計測する重量センサであることを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、収納された食品をカットするのに適切な状態(カット適正状態)となったことを報知する機能を有する冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
使用者の様々な要望に応えるため、冷蔵、冷凍機能に加えて、その他の様々な機能を有する冷蔵庫が提案されている。そのような冷蔵庫の中には、チルド室に収納された食品がカット適正状態になったことを報知する機能を有する冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-76313号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の冷蔵庫では、高温冷却制御と低温冷却制御とを繰り返し行うサイクルにおいて、制御の切り替えが行われた後、所定の時間が経過したとき、収納された食品がカット適正状態になったと識別して報知する制御を行う。特許文献1に記載の冷蔵庫は、一定の冷却サイクルを繰り返し行なう中で、既に収納されている食品がカット適正状態になったことを識別して報知を行うものである。つまり、食品の保存を前提として、食品を取り出す前に目的の状態となったときに報知するものである。
【0005】
一方、使用者の強い要望があるのは、冷凍されていない肉や魚のような生鮮食料品の外側を少し凍らせて、迅速にカットし易い状態にすることである。しかし、引用文献1に記載の冷蔵庫では、カットし易い状態になるまで長時間を要し、このような要望に応えることはできない。
【0006】
よって、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、冷凍されていない食品を迅速にカットに適した状態にして報知することができる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様は、
断熱材で囲まれた急冷室と、
前記急冷室内を冷却する冷却部と、
前記冷却部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部が、
非冷凍の食品(以下、「収納食品」という)が前記急冷室内に収納された状態で、使用者の入力に基づく開始信号を受信したとき、前記冷却部を急冷モードで稼働させ、
所定の要件を満たしたとき、前記収納食品がカット適正状態になったと判別し、前記収納食品がカット適正状態となったことを報知する制御を行うことを特徴とする冷蔵庫である。
【0008】
第1の態様に係る冷蔵庫は、使用者の意図に基づいて、非冷凍の収納食品を急冷して、迅速に、食品を容易に形崩れ少なくカットできる状態にして、カット適合状態であることを報知することができる。このように本態様では、冷凍されていない食品を迅速にカットに適した状態にして報知することができる冷蔵庫を提供できる。
【0009】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、
温度センサを更に備え、
前記制御部が、前記温度センサの測定値に基づいて、前記収納食品が潜熱域温度に達したか否か判定し、該潜熱域温度に達したと判別した後、所定の時間が経過したとき、前記収納食品がカット適正状態になったと判別することを特徴とする冷蔵庫である。
【0010】
実証試験やそれを補足する理論計算により、食品が潜熱域温度に達した後の食品の凍結状態及び時間の相関関係について知見することができる。その知見に基づく所定の時間のデータを用いて、的確に収納食品がカット適正状態になったタイミングを判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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