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公開番号2024077464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189579
出願日2022-11-28
発明の名称冷蔵庫
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 25/00 20060101AFI20240531BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】引き出し式の収納ケースを支えるレールのガタツキを小さくする。
【解決手段】冷蔵庫100は、引き出し式の収納ケース136と、収納ケースを前後にスライド可能に保持するための溝形のレール131L,131Rが形成されたベース部材131と、を備える。冷蔵室の内壁には、ベース部材を保持するためのリブ126L,126Rが形成される。レールは、その上面131Tがリブ126Lの下端H2よりも上方に位置するように、形成される。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
冷蔵室を有する冷蔵庫であって、
引き出し式の収納ケースと、
前記収納ケースを前後にスライド可能に保持するための溝形のレールが形成されたベース部材と、を備え、
前記冷蔵室の内壁には、前記ベース部材を保持するためのリブが形成され、
前記レールは、その上面が前記リブの下端よりも上方に位置するように、形成される、冷蔵庫。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記レールは、その上面が前記リブの上端よりも上方に位置するように、形成される、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記ベース部材は、前記収納ケースの蓋を有し、
前記蓋は、前記ベース部材に保持されて、前記冷蔵室の下部の棚を構成する、請求項1または2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫の技術に関し、特に引き出しを有する冷蔵庫の技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
野菜室やチルド室などの引き出し式の収納ケースを有する冷蔵庫が知られている。例えば、特開2022-94131号公報(特許文献1)には、冷蔵庫が開示されている。特許文献1によると、冷蔵庫は、内箱と、外箱と、内箱と外箱との間に設けられた断熱材とを有する断熱箱体を備えている。断熱箱体の内箱で形成された冷蔵室(貯蔵室)内には、冷蔵室内を前後方向に移動可能に構成されている少なくとも一つの野菜ケース(収納ケース)が備えられている。野菜ケースは、ケース本体と、蓋部と、支持部材とを備えている。蓋部は、ケース本体を覆い、野菜ケース内に閉鎖空間を形成する。支持部材は、蓋部を内箱に支持する。支持部材には、ケース本体を前後方向に移動させるためのレールが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-94131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成の収納ケースによれば、ケース本体を覆う蓋部にケース本体を側方から支持するレールが設けられているため、断熱箱体の内寸のばらつきによらず、ケース本体の密閉性を維持することができる。しかしながら、ケース本体を手前に引き出して開けた際に、ケース本体のガタツキが生じることが分かった。
【0005】
本発明は、引き出し式の収納ケースにおいて、ケース本体を引き出したときにケース本体を支えるレールとのガタツキを小さくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面においては、冷蔵室を有する冷蔵庫が提供される。冷蔵庫は、引き出し式の収納ケースと、収納ケースを前後にスライド可能に保持するための溝形のレールが形成されたベース部材と、を備える。冷蔵室の内壁には、ベース部材を保持するためのリブが形成される。レールは、その上面がリブの下端よりも上方に位置するように、形成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一局面によれば、引き出し式の収納ケースにおいて、ケース本体を引き出したときにケース本体を支えるレールとのガタツキを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態にかかる冷蔵庫の全体の正面斜視図である。
本実施の形態にかかる冷蔵庫の内部を示す正面斜視図である。
本実施の形態にかかる冷蔵庫の内部を示す正面断面図である。
本実施の形態にかかる冷蔵庫の内部を示す左側面断面図である。
本実施の形態にかかるフードライナの右壁のうちの野菜室の近傍を示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかるフードライナの左壁のうちの野菜室の近傍を示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかる野菜室を示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかる野菜室を示す右側面断面図である。
本実施の形態にかかるケースを開けた状態を示す野菜ケースを示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかるベース部材を示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかるベース部材を示す下方斜視図である。
本実施の形態にかかる引き出しを示す上方斜視図である。
本実施の形態にかかるベース部材の右側のフードライナによる支持箇所を示す正面断面図である。
本実施の形態にかかるベース部材の左側のフードライナによる支持箇所を示す正面断面図である。
本実施の形態にかかる引き出しを引き出した状態におけるベース部材の後部のレールにかかる力を示す側面断面図である。
本実施の形態にかかる引き出しを引き出した状態におけるベース部材の後部のレールにかかる力を示す正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
(冷蔵庫100の全体構成)
【0010】
まず、本実施の形態にかかる冷蔵庫100の全体構成を説明する。図1から図4を参照して、冷蔵庫100の外壁は、主として断熱箱体101で構成されている。換言すれば、断熱箱体101によって冷蔵庫100の内部の貯蔵空間が形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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