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公開番号2024075017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186109
出願日2022-11-22
発明の名称医療用ガス供給装置
出願人大陽日酸株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 16/12 20060101AFI20240527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】流量が変動する人工呼吸器からの吸気ガスに対して、高精度な制御をすることなく一定流量で医療用ガスを供給しても、適切な医療用ガスを提供できるとともに、医療用ガス濃度を安定させることができる医療用ガス供給装置を提供する。
【解決手段】吸気ガスに水素ガスを供給する医療用ガス供給装置1であって、人工呼吸器側の吸気ライン2aに接続する吸気ガス経路L1と、水素ガス供給手段に接続する水素ガス導入経路L2と、これら2つの経路が合流する合流点4と、合流点の下流側に設けられ、ガス入口6aとガス出口6bを備え、吸気ガス経路よりも大径であって、吸気ガスと水素ガスを混合して混合ガスとするタンク5と、ガス出口と患者側の吸気ライン2bとを接続する混合ガス供給路L4と、吸気ガス経路に設けられる流量計7と、医療用ガス導入経路に設けられる流量制御手段8と、流量計と流量制御手段に接続される制御部9とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
人工呼吸器からの吸気ガスに医療用ガスを供給する医療用ガス供給装置であって、
人工呼吸器側の吸気ラインに接続する吸気ガス経路と、
医療用ガス供給手段に接続する医療用ガス導入経路と、
前記吸気ガス経路と前記医療用ガス導入経路とが合流する合流点と、
前記合流点の下流側に設けられ、ガス入口とガス出口を備え、前記吸気ガス経路の流路径よりも大径であって、吸気ガスと医療用ガスを混合して混合ガスとするタンク状構造部と、
前記ガス出口と患者側の吸気ラインとを接続する混合ガス供給路と、
前記吸気ガス経路に設けられる流量計と、
前記医療用ガス導入経路に設けられる流量制御手段と、
前記流量計と前記流量制御手段に接続される制御部とを備え、
前記制御部は、前記流量計で計測された所定時間の流量に基づいて、前記混合ガスが所定の濃度になるように前記流量制御手段を制御することを特徴とする医療用ガス供給装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記流量計が、ガスが流れる方向も検知できることを特徴とする請求項1記載の医療用ガス供給装置。
【請求項3】
前記吸気ガス経路に逆止弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の医療用ガス供給装置。
【請求項4】
前記医療用ガスの分子量が前記吸気ガスの分子量よりも小さく、
前記タンク状構造部の上面に前記ガス入口を、下面に前記ガス出口を設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の医療用ガス供給装置。
【請求項5】
前記医療用ガスは水素であることを特徴とする請求項4記載の医療用ガス供給装置。
【請求項6】
前記医療用ガスの分子量が前記吸気ガスの分子量よりも大きく、
前記タンク状構造部の下面に前記ガス入口を、上面に前記ガス出口を設けたことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の医療用ガス供給装置。
【請求項7】
前記医療用ガスは二酸化炭素であることを特徴とする請求項6記載の医療用ガス供給装置。
【請求項8】
前記タンク状構造部の前記ガス入口側にガス拡散部を設けたことを特徴とする請求項1記載の医療用ガス供給装置。
【請求項9】
前記ガス拡散部は、前記タンク状構造部のガス入口に隙間を介して面する邪魔板であることを特徴とする請求項8記載の医療用ガス供給装置。
【請求項10】
前記ガス拡散部は、前記タンク状構造部のガス入口に隙間を介して面するパンチングメタルであることを特徴とする請求項8記載の医療用ガス供給装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用ガス供給装置に関し、詳しくは、人工呼吸器からの吸気ガスに、医療用ガスを供給して混合させる医療用ガス供給装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、人工呼吸器からの吸気ガスに、医療用ガスとしての水素をタンクで合流させて混合し、この水素混合ガスを患者に供給する水素混合ガス供給装置があった(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5631524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、人工呼吸器からの吸気ガス流量は、患者の呼吸状態に応じて、換気モードが定められ、例えば、図5に示すように吸気ガス流量は定められたサイクルで変動を繰り返している。このため、水素混合ガスを患者に供給しようとする場合、吸気ガスと水素とを合流点で単純に合流させて混合するだけでは、混合ガス中の医療用ガス濃度にムラが生じるおそれがあり、高精度な制御が必要となっていた。
【0005】
特に、医療用ガスとして水素を用いる場合では、酸素を含む吸気ガスと水素とを混合させることから、爆発性ガスが発生するおそれがあり、水素濃度を爆発下限界の4vol%を超えない濃度で安定させる必要があった。
【0006】
そこで本発明は、流量が変動する人工呼吸器からの吸気ガスに対して、高精度な制御をすることなく一定流量で医療用ガスを供給しても、適切な医療用ガスを提供できるとともに、医療用ガス濃度を安定させることができる医療用ガス供給装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の医療用ガス供給装置は、人工呼吸器からの吸気ガスに医療用ガスを供給する医療用ガス供給装置であって、人工呼吸器側の吸気ラインに接続する吸気ガス経路と、医療用ガス供給手段に接続する医療用ガス導入経路と、前記吸気ガス経路と前記医療用ガス導入経路とが合流する合流点と、前記合流点の下流側に設けられ、ガス入口とガス出口を備え、前記吸気ガス経路の流路径よりも大径であって、吸気ガスと医療用ガスを混合して混合ガスとするタンク状構造部と、前記ガス出口と患者側の吸気ラインとを接続する混合ガス供給路と、前記吸気ガス経路に設けられる流量計と、前記医療用ガス導入経路に設けられる流量制御手段と、前記流量計と前記流量制御手段に接続される制御部とを備え、前記制御部は、前記流量計で計測された所定時間の流量に基づいて、前記混合ガスが所定の濃度になるように前記流量制御手段を制御することを特徴としている。
【0008】
また、流量計が、ガスが流れる方向も検知できると好ましい。
【0009】
また、吸気ガス経路に逆止弁を設けると好ましい。
【0010】
さらに、前記医療用ガスの分子量が前記吸気ガスの分子量よりも小さく、前記タンク状構造部の上面に前記ガス入口を、下面に前記ガス出口を設けることを特徴とし、そのような場合の医療用ガスが水素であると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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