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公開番号2024063835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022171946
出願日2022-10-27
発明の名称口腔用器具
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A61J 7/00 20060101AFI20240507BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】口腔内で使用する器具によって人体の還元化を実現できる口腔用器具を提供することを課題とする。
【解決手段】口腔に挿入する樹脂製部分を備える口腔用器具であって、樹脂製部分の材質が、樹脂製部分100重量%に対して、可撓性を有し熱可塑性の樹脂を90重量%~99重量%と、イタドリ、柿の葉及びヨモギのそれぞれの粉末状の植物性抽出物をそれぞれ所定の割合で混合した粉末状の植物性抽出物を0.1~10重量%とを含み、樹脂製部分の形状が口腔に挿入可能な形状を有する口腔用器具により課題解決できた。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
口腔に挿入する樹脂製部分を備える口腔用器具であって、
前記樹脂製部分の材質が、前記樹脂製部分100重量%に対して、可撓性を有し熱可塑性の樹脂を90重量%~99重量%と、イタドリ、柿の葉及びヨモギのそれぞれの粉末状の植物性抽出物をそれぞれ所定の割合で混合した粉末状の植物性抽出物を0.1~10重量%とを含み、
前記樹脂製部分の形状が口腔に挿入可能な形状を有することを特徴とする口腔用器具。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
粉末状の前記植物性抽出物の前記所定の割合が、粉末状の前記植物性抽出物100重量%に対して、イタドリの粉末状の植物性抽出物を20重量%~40重量%、柿の葉の粉末状の植物性抽出物を30重量%~60重量%、及び、ヨモギの粉末状の植物性抽出物を20重量%~40重量%とすることを特徴とする請求項1に記載の口腔用器具。
【請求項3】
熱可塑性の前記樹脂が、シリコーン又はEVA樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の口腔用器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口から喉までの空洞部分である口腔に挿入することのある器具であって、唾液の酸化還元電位の還元化を実現させる口腔用器具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
人の体内が酸化状態にあるときと還元状態にあるときとは人の健康状態が異なるとされており、例えば体内が酸化状態のときは炎症が生じやすく、老化が進みやすく、ストレス過多になりやすいとされ、体内が還元状態のときは炎症が生じにくく、老化が進みにくく、ストレス過多になりにくいとことが知られている。
【0003】
特許文献1には、弾性樹脂を成型してなり、実質的に人間の歯列に沿ったU字形に形成された咬合部と、前記咬合部の中央部から後方に延在する舌支え部と、前記咬合部の中央部から前方に延在する棒状の突出部とを具える口腔筋トレーニング器具が開示されている。そして、口腔筋トレーニング器具の材質は、熱可塑性エラストマーを成型して製造するものであると記載されている。
【0004】
また、特許文献2には、使用者の口腔内に収容することができるように構成された舌のトレーニング器具であって、ベース部と、圧迫ブロックと、を具えており、前記ベース部は、所定の中心軸線に沿って前端部から後端部へ延伸する略板状の接続板と、前記接続板の前記前端部から前記中心軸線の両側へそれぞれ湾曲して全体が馬蹄形状に延伸する略平板状の噛み合わせ板と、使用者の上歯と下歯のいずれか1つの表側と当接することができるように、該噛み合わせ板の表側の外縁部から前記噛み合わせ板の一面側へ突起する周壁と、使用者の前記上歯と下歯のいずれか1つの裏側と当接することができるように、前記表側の外縁部の反対側である裏側から前記噛み合わせ板の前記一面側へ突起する裏側係止壁と、を有するように形成された、上下歯噛み合わせ部と、を有しており、前記圧迫ブロックは、前記接続板の前記後端部に接続され、且つ、ブロック状に形成されている舌のトレーニング器具が開示されている。舌のトレーニング器具の材質は、ゴム、シリコーン、医療分野で使用されているポリ塩化ビニル(PVC)などの可撓性材料と記載されている。
【0005】
特許文献3には、口蓋部に適合する乳首状の口腔内挿入部と、この口腔内挿入部に連接され口腔外に突出するラッパ状または円筒状の口腔外突出部を有する口腔機能訓練器が開示されている。口腔機能訓練器の材質は、様々な硬度が利用できるゴム状弾性材料、例えばシリコーンゴムなどが適当であるとの記載がある。
【0006】
次に、特許文献4には、患者の疾患、障害または状態を処置または予防するための温熱療法のパラメータを調節する方法であって、A)該患者の酸化還元電位を測定する工程と、B)該酸化還元電位に基づいて、該患者に適した温熱療法のパラメータを決定する工程とを包含する、方法が開示されている。
【0007】
次に、特許文献5には、ヒトおよび他の動物における全身の健康促進のための局所口腔用組成物であって、(a)安全かつ有効な量の亜塩素酸イオンと、(b)薬剤として許容可能な局所口腔用キャリアとを含み、その最終組成物が本質的に二酸化塩素または亜塩素酸を含まず、またその組成物は本質的に次亜塩素酸イオンまたは次亜塩素酸塩を含まず、最終的なpHが7より大きい組成物が開示され、さらに、抗菌/歯垢防止剤、バイオフィルム阻害剤、抗炎症剤、H2-拮抗物質、メタロプロテナーゼ阻害物質、サイトカイン受容体拮抗物質、リポ多糖体錯化剤、組織成長因子、免疫活性化剤、細胞酸化還元変性剤、鎮痛剤、ホルモン類、ビタミン類、ミネラル類、およびこれらの混合物から成る群から選択される治療用活性物質をさらに含む局所口腔用組成物が開示されている。そして、前記組成物が、口内洗浄剤、歯磨きペースト、歯磨きゲル、歯磨き粉、非研磨性ゲル、チューインガム、口腔スプレー、口内錠剤、およびペットケア製品から選択される形態であると開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008―67732号公報
実用新案登録第3229090号公報
特開2013-118916号公報
国際公開WO2005/116298号公報
特開2004-501944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1~3の発明は、口腔筋トレーニング、舌のトレーニング器具又は口腔機能訓練器など口腔内に挿入して使用する器具であるが、いずれも酸化還元電位についての記載がないことから、口腔内で使用する器具によって人体の還元化は期待困難であるという問題があった。
【0010】
特許文献4の発明は、酸化還元電位を変えようとする発明であるが、温熱療法であり、口腔内で使用する器具によって人体の還元化は期待困難であるという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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