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公開番号2024008029
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109522
出願日2022-07-07
発明の名称貯蔵庫
出願人フクシマガリレイ株式会社
代理人個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20240112BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】スライド扉の自閉機能に加えてこれを全開位置に保持する機能を備える貯蔵庫において、スライド扉を全開位置から小さな力で閉じ操作することを可能とする。
【解決手段】スライド扉3を常に閉じ方向に付勢する自閉装置32と、スライド扉3を少なくとも全開位置で開き方向に付勢するアシスト装置37とを設ける。スライド扉3が全開位置にあるときに、アシスト装置37からスライド扉3に作用する開き方向の付勢力を、自閉装置32からスライド扉3に作用する閉じ方向の付勢力とつり合うか、それよりも大きく設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵室(9)の前面の開口(2)がスライド扉(3)で開閉される貯蔵庫であって、
スライド扉(3)は、開口(2)を閉じる左右一側の全閉位置と、開口(2)を開く左右他側の全開位置との間で、左右方向にスライド自在に案内されており、
スライド扉(3)を常に閉じ方向に付勢する自閉装置(32)と、スライド扉(3)を少なくとも全開位置で開き方向に付勢するアシスト装置(37)とを備えており、
スライド扉(3)が全開位置にあるときに、アシスト装置(37)からスライド扉(3)に作用する開き方向の付勢力が、自閉装置(32)からスライド扉(3)に作用する閉じ方向の付勢力とつり合うか、それよりも大きく設定されていることを特徴とする貯蔵庫。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
全閉位置と全開位置の間に開きアシスト開始位置が設定されており、
アシスト装置(37)は、開きアシスト開始位置から全開位置にかけてスライド扉(3)を開き方向に付勢しており、
スライド扉(3)が開きアシスト開始位置から全開位置に到達するまでの間に、アシスト装置(37)からスライド扉(3)に作用する開き方向の付勢力が、自閉装置(32)からスライド扉(3)に作用する閉じ方向の付勢力よりも大きく設定されている請求項1に記載の貯蔵庫。
【請求項3】
アシスト装置(37)が、開きアシスト開始位置から全開位置にかけてスライド扉(3)を減速するダンパー(45)を備える請求項2に記載の貯蔵庫。
【請求項4】
全閉位置と開きアシスト開始位置との間に閉じアシスト開始位置が設定されており、
アシスト装置(37)は、閉じアシスト開始位置から全閉位置にかけて、スライド扉(3)を閉じ方向に付勢するとともに、ダンパー(45)でスライド扉(3)を減速する請求項3に記載の貯蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自閉するスライド扉を備える冷蔵ショーケースや冷蔵庫などの貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種の貯蔵庫は、例えば特許文献1に開示されており公知である。特許文献1の貯蔵庫(低温ショーケース)は、貯蔵室の前後開口を開閉する引き違い式のスライド扉と、各スライド扉を閉じ方向に付勢する自閉装置とを備える。この自閉装置は、スライド扉に固定される外筒部材と、貯蔵庫本体に固定される内筒部材と、外筒部材の一端と内筒部材の他端との間に設けられるコイルバネなどで構成されている。スライド扉が完全に閉鎖された全閉位置にあるとき、内筒部材は外筒部材の内部に収納されている。この状態からスライド扉を開き方向に移動させると、外筒部材がスライド扉と同行移動して、内筒部材が外筒部材から抜け出し、それとともにコイルバネが伸張される。この伸張したコイルバネの復元力によって、外筒部材とスライド扉が閉じ方向に付勢される。
【0003】
また、特許文献1の貯蔵庫は、スライド扉を全開位置に保持するためのストッパーを備える。ストッパーは板バネからなり、貯蔵庫本体の開口枠の上面に取り付けられている。一方、スライド扉の上面には、上向きに突出するネジの操作頭部が配置されており、この操作頭部がストッパーに係合することにより、スライド扉が全開位置に保持される。ストッパーと操作頭部の係合は、その係合力を上回る力でスライド扉を閉じ操作することにより、解除することができる。解除以後は、コイルバネが発揮する復元力によって、スライド扉は閉じ方向へ自動的に移動する。このように、スライド扉を全開位置に保持するストッパーを設けると、例えばユーザーが貯蔵庫内に商品を補充する際に、スライド扉を手などで押さえておく必要がなく、これにより補充作業の効率を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-242413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、特許文献1の貯蔵庫(低温ショーケース)では、自閉装置のコイルバネが発揮する復元力によって、スライド扉が閉じ方向へ自動的に移動する。通常この復元力は、スライド扉とレール部材の間の摩擦力を十分に上回る大きさに設定される。これにより、汚れの付着や経年劣化などの理由で摩擦力が増大した場合でも、スライド扉を確実に全閉位置まで移動させて、貯蔵室からの冷気漏れを防止することができる。
【0006】
しかし、コイルバネの復元力を大きくすると、それに比例して、スライド扉を全開位置に保持するのに必要な力も大きくなる。つまり、スライド扉(ネジの操作頭部)に対するストッパーの係合力を大きくする必要が生じる。この係合力が大きすぎると、係合を解除するのに大きな力が必要となり、スライド扉の閉じ操作を軽快に行えない。
【0007】
本発明の目的は、スライド扉の自閉機能に加えてこれを全開位置に保持する機能を備える貯蔵庫において、スライド扉を全開位置から小さな力で閉じ操作することを可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、貯蔵室9の前面の開口2がスライド扉3で開閉される貯蔵庫を対象とする。スライド扉3は、開口2を閉じる左右一側の全閉位置と、開口2を開く左右他側の全開位置との間で、左右方向にスライド自在に案内される。スライド扉3を常に閉じ方向に付勢する自閉装置32と、スライド扉3を少なくとも全開位置で開き方向に付勢するアシスト装置37とを備えており、スライド扉3が全開位置にあるときに、アシスト装置37からスライド扉3に作用する開き方向の付勢力が、自閉装置32からスライド扉3に作用する閉じ方向の付勢力とつり合うか、それよりも大きく設定されていることを特徴とする。
【0009】
全閉位置と全開位置の間に開きアシスト開始位置が設定されており、アシスト装置37は、開きアシスト開始位置から全開位置にかけてスライド扉3を開き方向に付勢しており、スライド扉3が開きアシスト開始位置から全開位置に到達するまでの間に、アシスト装置37からスライド扉3に作用する開き方向の付勢力が、自閉装置32からスライド扉3に作用する閉じ方向の付勢力よりも大きく設定されている形態を採ることができる。
【0010】
アシスト装置37が、開きアシスト開始位置から全開位置にかけてスライド扉3を減速するダンパー45を備える形態を採ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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