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公開番号2023177812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022090691
出願日2022-06-03
発明の名称飲料過冷却装置
出願人株式会社杉浦,個人
代理人個人
主分類F25D 3/08 20060101AFI20231207BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】複数の飲料容器内の飲料を冷却する際にも、安価な構成で冷却ムラを抑制できるとともに効率的に飲料を冷却できる飲料過冷却装置を提供する。
【解決手段】飲料過冷却装置1は、塩を入れた氷水を貯留する貯留器2と、飲料を内包する飲料容器を保持する容器保持部5を有し、貯留器3内で、飲料容器を氷水に常時接触させた状態で順逆方向に回転軸6を回転中心として往復自転する回転体3とを備える。そして、容器保持部5は回転軸6の周囲に複数設けられ、回転体3の回転速度は25rpm~40rpmであり、回転体3の回転角度は90°~180°となっている。
これにより、飲料過冷却装置1は、複数の飲料容器内の飲料を冷却する際にも、安価な構成で冷却ムラを抑制できるとともに効率的に飲料を冷却できる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
塩を入れた氷水を貯留する貯留器と、
飲料を内包する飲料器を保持する容器保持部を有し、前記貯留器内で、前記飲料容器を前記氷水に常時接触させた状態で順逆方向に回転軸を回転中心として往復自転する回転体とを備える飲料過冷却装置において、
前記容器保持部は前記回転軸の周囲に複数設けられ、
前記回転体の回転速度は25rpm~40rpmであり、
前記回転体の回転角度は90°~180°であることを特徴とする飲料過冷却装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載の飲料過冷却装置において、
前記容器保持部は前記回転軸を中心とする同心円状に配され、
最内側に配される容器保持部である内容器保持部、の外側に配される容器保持部である外容器保持部間の離間距離が15mm以上であることを特徴とする飲料過冷却装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の飲料過冷却装置において、
前記回転軸は単一方向に回転するモータによって駆動されていることを特徴とする飲料過冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飲料過冷却装置、特に複数の飲料容器内の飲料を一度に過冷却状態とする飲料過冷却装置に係るものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、飲料容器を塩等の混入する氷水内で高速自転させることで飲料を過冷却状態にすることができる飲料過冷却装置が知られている(特許文献1参照。)。
なお、この飲料過冷却装置では、飲料容器の高速自転(500~10000rpm)、順逆双方向の回転を一つのモータで実現している。
【0003】
しかし、このような飲料過冷却装置では、双方向回転、高速回転のモータが必要であるため、モータの単価が高くなってしまう。また、1つの飲料容器内の飲料を冷却するために1つのモータが必要となる構成のため複数の飲料容器内の飲料を冷却する際には、複数のモータが必要となり、さらなるコスト高を招いてしまう。
【0004】
また、このような飲料過冷却装置では、それぞれの飲料容器に各別にモータを確実にセットする必要があるためセッティングが煩雑であり、それぞれのモータの電力供給線、制御線等の配線も複雑になってしまう。
【0005】
さらに、このような飲料過冷却装置では、飲料容器が貯留器内で高速で自転するだけであるため、自転の影響は局所的なものとなってしまう。このため、複数の飲料容器内の飲料を冷却する際のように貯留器が大きい場合には、どうしても氷、塩等の局所的な分布ムラが生じる虞を否定することはできない。なお、氷、塩等の局所的な分布ムラは冷却ムラに直結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2017-516970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の飲料容器内の飲料を冷却する際にも、安価な構成で冷却ムラを抑制できるとともに効率的に飲料容器内の飲料を冷却できる飲料過冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の飲料過冷却装置は、以下に説明する、貯留器および回転体を備える。
貯留器は塩を入れた氷水を貯留する。
また、回転体は、飲料を内包する飲料容器を保持する容器保持部を有し、貯留器内で、飲料容器を氷水に常時接触させた状態で順逆方向に回転軸を回転中心として往復自転する。
なお、氷水とは、水面が一面氷に覆われた氷と水が共存している状態の水を意味している。
【0009】
ここで、容器保持部は回転軸の周囲に複数設けられている。
また、回転体の回転速度は25rpm~40rpmであり、回転体の回転角度は、90°~180°となっている。
【0010】
ここで、回転体の回転速度は25rpm~40rpmと比較的低速となっているため、回転体の回転を実現するためのモータ等を安価なものとすることができる。
また、回転体の回転速度は25rpm~40rpmと比較的低速であるため、回転に伴う氷水の液面変化をそれほど気にせずともよく、容器保持部の位置によって飲料容器の設置状態を変える必要もなく飲料容器のセッティングも容易である。
さらに、回転体の回転速度は25rpm~40rpmと比較的低速であるため、回転に伴う氷の分布の偏りもあまり気にしなくてもよい。
なお、回転体の回転速度範囲は冷却効率、液面変化、氷の偏り等との兼ね合いから実験的に求められているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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