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公開番号2024049498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155750
出願日2022-09-29
発明の名称大空間降温装置
出願人能美防災株式会社
代理人個人
主分類F25B 19/00 20060101AFI20240403BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】工場、倉庫、大型商業施設等の大きな空間の温度を安価に効果的に降下させることができる大空間降温装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る大空間降温装置1は、降温対象空間の天井等に取り付けられて回転翼9を回転させることで前記降温対象空間内の空気を攪拌するシーリングファン3と、水をミスト状にしてノズル17から噴霧するミスト噴霧装置4とを備え、ノズル17は、平面視において噴射口の位置が、回転翼9の外径よりも外側になるように配置されていることを特徴とするものである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
降温対象空間の天井等に取り付けられて回転翼を回転させることで前記降温対象空間内の空気を攪拌するシーリングファンと、水をミスト状にしてノズルから噴霧するミスト噴霧装置とを備え、
前記ノズルは、平面視において噴射口の位置が、前記回転翼の外径よりも外側になるように配置されていることを特徴とする大空間降温装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ノズルは複数からなり、該複数のノズルは噴射口を内方に向けて隣接するもの同士が所定の間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の大空間降温装置。
【請求項3】
前記複数のノズルは、隣同士のノズルの噴射方向が異なるように設定されていることを特徴とする請求項2記載の大空間降温装置。
【請求項4】
前記ノズルは複数からなり、該複数のノズルは噴射口を内方に向けて円弧状に配置されており、該円弧がシーリングファンの回転中心を通る鉛直線上に中心がある仮想円の一部であることを特徴とする請求項1又は3に記載の大空間降温装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工場、倉庫、大型商業施設等の大きな空間の温度を降下させる大空間降温装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
人が集まる空間の温度を降下させる装置として、例えば特許文献1に開示された降温用噴霧システムがある。
この降温用噴霧システムは、集客施設などの入口またはその付近に設置された噴霧ノズル、その噴霧ノズルに加圧水を供給するポンプ、ポンプから噴霧ノズルに加圧水が配水される配水管から構成され、前記噴霧ノズルからミストを噴霧させ、ミストの蒸散にともなう潜熱によって集客施設を冷却する。
【0003】
また、大きな空間の快適性を向上させる装置として、工場、倉庫、スポーツ施設、大型商業施設等の天井等に取り付けられるシーリングファンがある(特許文献2参照)。
シーリングファンは、空間温度を下げる効果はないが、空間に空気の流れを生じさせることにより、気温が比較的高くても人が不快に感じにくくしたり、空気を撹拌することにより、空調設備による冷暖房や調湿の効率を高めたりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4639330号公報
特開2019-74029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の降温用噴霧システムでは、空間の温度を2℃程度降下させることができる(特許文献1の段落[0029]参照)が、それ以上の温度降下は難しい。また、段ボール箱等の水濡れ厳禁の物品が置かれる倉庫や工場等のような場所では、ミストの噴霧量が制限され、より大きな降温効果を期待することは難しいという課題がある。
【0006】
一方、シーリングファンはミストによる水濡れの問題はないが、温度降下を期待できるものではない。もっとも、エアコン等の空調設備と併用することで、室内全体を均一に降温することは期待できるが、高価な空調設備が前提であり、また空調設備の能力以上の降温効果を期待できるものではない。
【0007】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、工場、倉庫、大型商業施設等の大きな空間の温度を安価に効果的に降下させることができる大空間降温装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明に係る大空間降温装置は、降温対象空間の天井等に取り付けられて回転翼を回転させることで前記降温対象空間内の空気を攪拌するシーリングファンと、水をミスト状にしてノズルから噴霧するミスト噴霧装置とを備え、
前記ノズルは、平面視において噴射口の位置が、前記回転翼の外径よりも外側になるように配置されていることを特徴とするものである。
【0009】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記ノズルは複数からなり、該複数のノズルは噴射口を内方に向けて隣接するもの同士が所定の間隔を空けて配置されていることを特徴とするものである。
【0010】
(3)また、上記(2)に記載のものにおいて、前記複数のノズルは、隣同士のノズルの噴射方向が異なるように設定されていることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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