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公開番号2024025037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128131
出願日2022-08-10
発明の名称セル方式製氷機
出願人大和冷機工業株式会社
代理人個人
主分類F25C 1/045 20180101AFI20240216BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】 水跳ねを防止するとともに、氷が水皿とセルとの間に挟持されてしまわないようにする。
【解決手段】 水皿20の上面の下流端側の縁部には、水抜き穴22を形成しつつ、その上流側の縁部に傾斜面23を形成しているため、水抜き穴22の周縁が凹部になっている。傾斜面23とすることで、水皿20の上面を流れてきた水は水抜き穴22に落ちる手前からタンク30に近づいていくことになり、水抜き穴22に落ちる際の水跳ねが少なくなる。傾斜面23には、上方に向けて延設され、上端が概ね水皿20の上面と同一平面となるように形成された複数のリブ(板材)24を形成してある。リブ24は、上述した凹部に氷が入り込まないようにする障害物といえる。リブ24のような障害物が凹部内に配設されていることにより、氷の重心は高くなる上、氷は引っかかり続ける可能性が低くなる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
下方に開口するセルと、
前記セルの下方に位置し、脱氷時に傾斜面となって上面を氷が滑落可能な水皿と、
前記水皿の下方に位置するタンクとを有し、
前記水皿における傾斜時の下流端側の縁部部位には、上面を流下する水を下方のタンクへ落下させる水抜き穴が形成されるとともに、
前記水抜き穴の近辺には流下する氷が入り込まないようにする障害物を配設してあることを特徴とするセル方式製氷機。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記水皿における上面であって、前記水抜き穴の周縁における上流端側は、前記タンクに向けて近づく傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のセル方式製氷機。
【請求項3】
前記障害物は、前記傾斜面に形成されて、上方に向けて延設され、上端が概ね前記水皿の上面と同一平面となるように形成された複数の板材であることを特徴とする請求項2に記載のセル方式製氷機。
【請求項4】
前記板材の上面は、上方に向かうほど幅狭となる断面形状となっていることを特徴とする請求項3に記載のセル方式製氷機。
【請求項5】
前記障害物は、前記傾斜面となる凹部に収容される別部材にて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のセル方式製氷機。
【請求項6】
前記別部材の障害物は、前記凹部へ収容されている状態で上端部位が概ね前記水皿の上面と同一平面となるように形成された複数の板材であることを特徴とする請求項5に記載のセル方式製氷機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セル方式製氷機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
製氷機として、従来より、セル方式製氷機や、バスタブ式製氷機などが利用されている。このうちセル方式製氷機は、冷媒にて冷却されて下方に開口するカップ形状のセルと、このセルの下方に配置されて製氷時には水を下方からセル内に向けて噴出させるとともに、脱氷時に傾斜面となって上面を氷が滑落可能な水皿と、この水皿の下方に配置され、上方に向けて開口するカップ状に形成され、製氷用の水を蓄えつつ、水皿から流下する水を回収するタンクとを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-59657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のセル方式製氷機では、水皿は脱氷時に傾斜面となり、セルから落下する氷は傾斜面に沿って滑落して下方の氷貯蔵部へと落下する。液体の水が氷貯蔵部に流れ落ちると氷同士がくっついてしまう。これを防止するため、水皿における傾斜時の下流端側の縁部部位には、上面を流下する水を下方のタンクへ落下させる水抜き穴が形成されている。
【0005】
しかし、水抜き穴によって殆どの水が流れ落ちることは防止できるが、氷の滑落と共に勢いよく流れるときは、水が跳ねて氷貯蔵部に入ってしまうことがある。また、希に水抜き穴に氷が引っかかってしまうこともある。滑落しない状態で一定時間経過すると、水皿は元の水平な状態に戻ろうとするため、水皿とセルとの間に氷が挟まれて停止してしまうことがあった。
本発明は、水跳ねを防止するとともに、氷が水皿とセルとの間に挟持されてしまわないようにする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下方に開口するセルと、前記セルの下方に位置し、脱氷時に傾斜面となって上面を氷が滑落可能な水皿と、前記水皿の下方に位置するタンクとを有し、前記水皿における傾斜時の下流端側の縁部部位には、上面を流下する水を下方のタンクへ落下させる水抜き穴が形成されるとともに、前記水抜き穴の近辺には流下する氷が入り込まないようにする障害物を配設した構成としてある。
【0007】
上記構成において、セルの下方に位置する水皿が脱氷時に傾斜面となると、下方に開口するセルにて製造された氷は、水皿の上面を滑落し、水皿の下方に位置するタンクに落下していく。脱氷時、水皿上に残る液体の水は、水皿の上面に沿って流下するが、水皿における傾斜時の下流端側の縁部部位に形成された水抜き穴を介して下方のタンクに落下していく。
また、セルから脱氷した氷も水皿の上面に沿って滑落していき、概ね水抜き穴の上を通過してタンク外に落下していく。このとき、水抜き穴の近辺には障害物を配設してあるため、流下する氷が水抜き穴に入り込むこともない。
【0008】
本発明の他の構成として、前記水皿における上面であって、前記水抜き穴の周縁における上流端側は、前記タンクに向けて近づく傾斜面が形成された構成としてある。
上記構成において、水皿の上面における水抜き穴の周縁のうち上流端側は、タンクに向けて近づく傾斜面となっている。従って、水皿の上面を流れ落ちる水は、水抜き穴に近くなる部位で傾斜面を流れ落ちる。傾斜面はタンクに向けて近づく傾斜なので、水がタンク内に流れ落ちやすくなる。
【0009】
本発明の他の構成として前記障害物は、前記傾斜面に形成されて、上方に向けて延設され、上端が概ね前記傾斜面と同一平面となるように形成された複数の板材である構成としてある。
上記構成において、水抜き穴の周縁に傾斜面が形成されているので、水抜き穴を含めて周縁は必然的に凹部となる。しかし、この傾斜面からは上方に向けて複数の板材が延設されており、その上端は概ね水皿の上面と同一平面となるように形成されている。従って、水皿の上面を滑落してくる氷は、板材の上端上にさしかかるとき、水抜き穴の周縁に形成される凹部に入り込まない。そして、上端上を滑落して水抜き穴を通過して水皿からタンク外の下方へと落下していく。
【0010】
本発明の他の構成として前記板材の上面は、上方に向かうほど幅狭となる断面形状となった構成としてある。
上記構成において、板材の上面が上方に向かうほど幅狭となる断面形状であるため、氷が上面を滑落するときの抵抗が小さくなり、より引っかかりにくい。
(【0011】以降は省略されています)

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