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公開番号
2024068129
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-17
出願番号
2023180970
出願日
2023-10-20
発明の名称
電解液、リチウム硫黄二次電池及びモジュール
出願人
学校法人 関西大学
,
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01M
10/0569 20100101AFI20240510BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】サイクル特性に優れ、ガスが発生しにくいリチウム硫黄二次電池を得ることができる電解液を提供する。
【解決手段】単体硫黄、多硫化リチウム(Li
2
S
n
:1<n<8)、有機硫黄化合物及び無機硫黄化合物からなる群から選択される少なくとも一つを含む硫黄系電極活物質を含有する正極、リチウムイオンを吸蔵放出する材料を含む負極を有するリチウム硫黄二次電池に使用する電解液であって、前記電解液は、非水電解質及び溶媒を含有するものであり、前記溶媒は、σ≧0.01(e/Å
2
)の範囲におけるΣ{σ×P(σ)}値が下記一般式(1)で示される範囲内にある鎖状ジエーテルを含有する電解液。
一般式(1):0<Σ{σ×P(σ)}<0.24
(式中、σはスクリーニング電荷密度を表し、P(σ)はσ-プロファイルを表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
単体硫黄、多硫化リチウム(Li
2
S
n
:1<n<8)、有機硫黄化合物及び無機硫黄化合物からなる群から選択される少なくとも一つを含む硫黄系電極活物質を含有する正極、リチウムイオンを吸蔵放出する材料を含む負極を有するリチウム硫黄二次電池に使用する電解液であって、
前記電解液は、非水電解質及び溶媒を含有するものであり、
前記溶媒は、σ≧0.01(e/Å
2
)の範囲におけるΣ{σ×P(σ)}値が下記一般式(1)で示される範囲内にある鎖状ジエーテルを含有する電解液。
一般式(1):0<Σ{σ×P(σ)}<0.24
(式中、σはスクリーニング電荷密度を表し、P(σ)はσ-プロファイルを表す。)
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記鎖状ジエーテルは、フッ素化鎖状ジエーテルである請求項1に記載の電解液。
【請求項3】
前記鎖状ジエーテルは、下記一般式(A)で表される化合物、及び、下記一般式(B)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の電解液。
一般式(A):
TIFF
2024068129000026.tif
25
156
(式中、R
1a
~R
10a
は、独立に、ハロゲン原子、水素原子、炭素数2以下のアルキル基又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。ただし、R
1a
~R
10a
の少なくとも1つは、ハロゲン原子又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。)
一般式(B):
TIFF
2024068129000027.tif
25
156
(式中、R
1b
~R
8b
は、独立に、ハロゲン原子、水素原子、炭素数2以下のアルキル基又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。)
【請求項4】
前記鎖状ジエーテルは、下記式で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1又は2に記載の電解液。
TIFF
2024068129000028.tif
154
156
【請求項5】
前記鎖状ジエーテルの含有量が、前記電解液全量に対し、3~90質量%である請求項1又は2に記載の電解液。
【請求項6】
単体硫黄、多硫化リチウム(Li
2
S
n
:1<n<8)、有機硫黄化合物及び無機硫黄化合物からなる群から選択される少なくとも一つを含む硫黄系電極活物質を含有する正極、リチウムイオンを吸蔵放出する材料を含む負極を有するリチウム硫黄二次電池であって、請求項1又は2に記載の電解液を使用するものであるリチウム硫黄二次電池。
【請求項7】
請求項6に記載のリチウム硫黄二次電池を備えるモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電解液、リチウム硫黄二次電池及びモジュールに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
高容量の二次電池としては、リチウムイオン二次電池が広く普及しており、更に高容量の二次電池としてリチウム-硫黄二次電池が検討されている。これらの各種電池においては、電解液の性能が電池の性能において大きな影響を与えるものである。
【0003】
特許文献1には、ビニレンカーボネートを含有する溶媒を使用したリチウム硫黄二次電池が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/090666号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、サイクル特性に優れ、ガスが発生しにくいリチウム硫黄二次電池を得ることができる電解液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示(1)は単体硫黄、多硫化リチウム(Li
2
S
n
:1<n<8)、有機硫黄化合物及び無機硫黄化合物からなる群から選択される少なくとも一つを含む硫黄系電極活物質を含有する正極、リチウムイオンを吸蔵放出する材料を含む負極を有するリチウム硫黄二次電池に使用する電解液であって、
上記電解液は、非水電解質及び溶媒を含有するものであり、
上記溶媒は、σ≧0.01(e/Å
2
)の範囲におけるΣ{σ×P(σ)}値が下記一般式(1)で示される範囲内にある鎖状ジエーテルを含有する電解液である。
一般式(1):0<Σ{σ×P(σ)}<0.24
(式中、σはスクリーニング電荷密度を表し、P(σ)はσ-プロファイルを表す。)
【0007】
本開示(2)は、上記鎖状ジエーテルは、フッ素化鎖状ジエーテルである本開示(1)に記載の電解液である。
【0008】
本開示(3)は、上記鎖状ジエーテルは、下記一般式(A)で表される化合物、及び、下記一般式(B)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種である本開示(1)又は(2)に記載の電解液である。
一般式(A):
TIFF
2024068129000001.tif
25
156
(式中、R
1a
~R
10a
は、独立に、ハロゲン原子、水素原子、炭素数2以下のアルキル基又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。ただし、R
1a
~R
10a
の少なくとも1つは、ハロゲン原子又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。)
一般式(B):
TIFF
2024068129000002.tif
25
156
(式中、R
1b
~R
8b
は、独立に、ハロゲン原子、水素原子、炭素数2以下のアルキル基又は炭素数2以下のフッ素化アルキル基である。)
【0009】
本開示(4)は、上記鎖状ジエーテルは、下記式で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種である本開示(1)~(3)のいずれかとの任意の組合せの電解液である。
TIFF
2024068129000003.tif
154
156
【0010】
本開示(5)は、上記鎖状ジエーテルの含有量が、上記電解液全量に対し、3~90質量%である本開示(1)~(4)のいずれかとの任意の組合せの電解液である。
(【0011】以降は省略されています)
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