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公開番号2024065284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174061
出願日2022-10-31
発明の名称はく離ライナー
出願人日東電工株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20240508BHJP(積層体)
要約【課題】シリコーン剥離層の厚さを抑制しつつ軽剥離性を確保するのに適したはく離ライナーを提供する。
【解決手段】はく離ライナーXは、基材フィルム10と、シリコーン剥離層としての剥離層20とを備える。基材フィルム10は、第1面11と、当該第1面11とは反対側の第2面12とを有する。剥離層20は、基材フィルム10の第1面11上に配置されている。剥離層20は、100nm以下の厚さを有する。剥離層20の厚さに対する基材フィルム10の第1面11の最大高さ粗さRzの比率は、1以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1面と当該第1面とは反対側の第2面とを有する基材フィルムと、
前記基材フィルムの前記第1面上に配置されたシリコーン剥離層とを備え、
前記シリコーン剥離層が100nm以下の厚さを有し、
前記シリコーン剥離層の厚さに対する前記第1面の最大高さ粗さRzの比率が1以下である、はく離ライナー。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記シリコーン剥離層の厚さに対する前記第1面の算術平均粗さRaの比率が0.1以下である、請求項1に記載のはく離ライナー。
【請求項3】
第1面と当該第1面とは反対側の第2面とを有する基材フィルムと、
前記基材フィルムの前記第1面上に配置されたシリコーン剥離層とを備え、
前記シリコーン剥離層が100nm以下の厚さを有し、
前記シリコーン剥離層の厚さに対する前記第1面の算術平均粗さRaの比率が0.1以下である、はく離ライナー。
【請求項4】
前記基材フィルムがフィラーレスフィルムである、請求項1から3のいずれか一つに記載のはく離ライナー。
【請求項5】
前記基材フィルムがシクロオレフィンポリマーフィルムである、請求項1から3のいずれか一つに記載のはく離ライナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、はく離ライナーに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
粘着シートの表面を被覆する保護材として、はく離ライナーが知られている。粘着シートは、例えば、当該粘着シートの片面または両面がはく離ライナーで被覆されたはく離ライナー付き粘着シートの形態で製造される。はく離ライナー付き粘着シートにおけるはく離ライナーは、粘着シートの使用時に当該粘着シートから剥離される。
【0003】
はく離ライナーとしては、基材フィルムと、当該フィルム上のシリコーン剥離層とを備えるはく離ライナーが知られている。このようなはく離ライナーは、シリコーン剥離層側で粘着シートに貼り合わされる。そして、シリコーン剥離層により、粘着シートからのはく離ライナーの軽剥離性が確保される。このような、シリコーン剥離層付きのはく離ライナーに関する技術については、例えば下記の特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-244667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
はく離ライナーには、粘着シートの用途によっては、高度の軽剥離性が求められる。例えば、ディスプレイパネル用途の光学粘着シートのはく離ライナーには、高度の軽剥離性が求められる。そして、シリコーン剥離層付きはく離ライナーにおいては、シリコーン剥離層を厚くするほど、粘着シートからはく離ライナーを剥離するのに要する力(剥離力)を低減できる。
【0006】
しかしながら、シリコーン剥離層付きはく離ライナーでは、シリコーン剥離層が厚いほど、粘着シートからのはく離ライナーの剥離時に、シリコーン剥離層から同層の形成材料(剥離層材料)が粘着シートに転写されやすい。粘着シートへの剥離層材料の転写は、粘着シートの粘着力低下の原因となり、好ましくない。粘着シートに転写された剥離層材料は、粘着シートにとっての異物であり、好ましくない。
【0007】
また、このようなシリコーン剥離層付きはく離ライナーについて、本発明らは、次のような知見を得た。図4に示すように、はく離ライナー40において基材フィルム41上に形成されたシリコーン剥離層42の厚さは、微視的には、基材フィルム41の表面41aの表面粗さに応じてバラつきを有する。そのため、粘着シート50からの剥離力は、微視的には、シリコーン剥離層42の厚さのバラつきに応じてバラつきを有する。また、粘着シート50からはく離ライナー40を剥離するのに要する力においては、シリコーン剥離層42の薄肉部42a(周りよりも薄いために剥離力が大きい部分)での剥離力が支配的である。
【0008】
本発明は、シリコーン剥離層の厚さを抑制しつつ軽剥離性を確保するのに適したはく離ライナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、第1面と当該第1面とは反対側の第2面とを有する基材フィルムと、前記基材フィルムの前記第1面上に配置されたシリコーン剥離層とを備え、前記シリコーン剥離層が100nm以下の厚さを有し、前記シリコーン剥離層の厚さに対する前記第1面の最大高さ粗さRzの比率が1以下である、はく離ライナーを含む。
【0010】
本発明[2]は、前記シリコーン剥離層の厚さに対する前記第1面の算術平均粗さRaの比率が0.1以下である、上記[1]に記載のはく離ライナーを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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