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公開番号2024064722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173521
出願日2022-10-28
発明の名称栽培ハウス及び栽培ハウスの改修方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A01G 9/24 20060101AFI20240507BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物に対して効率的に温調を行い、植物に対する日射量の低減及び受粉昆虫の活動低減を抑制する。
【解決手段】栽培ハウスは、光を透過する建屋と、建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、栽培棚に設けられ、植物の上方を開放するように植物の側方を囲う囲い部材と、囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置とを備え、栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、温調装置は、第1方向に延びるように形成され、囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が第1方向に沿って配置される配管と、配管に温調気体を流通させる供給装置とを有し、配管は、囲い部材で囲まれた部分において、第1方向のうち供給装置側から供給装置とは反対側に向けて開口面積が小さくなるように気体噴出口が形成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光を透過する建屋と、
前記建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、
前記栽培棚に設けられ、前記植物の上方を開放するように前記植物の側方を囲う囲い部材と、
前記囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置と
を備え、
前記栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、
前記温調装置は、
前記第1方向に延びるように形成され、前記囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が前記第1方向に沿って配置される配管と、
前記配管に前記温調気体を流通させる供給装置と
を有し、
前記配管は、前記囲い部材で囲まれた部分において、前記第1方向のうち前記供給装置側から前記供給装置とは反対側に向けて開口面積が小さくなるように前記気体噴出口が形成される
栽培ハウス。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記気体噴出口は、前記供給装置側から前記供給装置とは反対側に向けて、徐々に径が小さくなるように形成される
請求項1に記載の栽培ハウス。
【請求項3】
前記気体噴出口は、前記供給装置側から前記供給装置とは反対側に向けて、徐々にピッチが広くなるように形成される
請求項1に記載の栽培ハウス。
【請求項4】
光を透過する建屋と、
前記建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、
前記栽培棚に設けられ、前記植物の上方を開放するように前記植物の側方を囲う囲い部材と、
前記囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置と
を備え、
前記栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、
前記温調装置は、
前記第1方向に延びるように形成され、前記囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が前記第1方向に沿って配置される配管と、
前記配管に前記温調気体を流通させる供給装置と、
前記気体噴出口に着脱可能に設けられ、前記配管の内部の前記温調気体を前記気体噴出口に案内して噴出させる案内部材と
を有する
栽培ハウス。
【請求項5】
前記案内部材は、
前記気体噴出口に装着される筒状の基部と、
前記基部の一部が中心軸の軸線方向に沿って突出し、前記中心軸に対向する案内面により前記温調気体を案内する突出部と
を有する
請求項4に記載の栽培ハウス。
【請求項6】
前記案内部材は、前記気体噴出口に装着された状態で、前記中心軸の軸回り方向の回転位置を調整可能である
請求項5に記載の栽培ハウス。
【請求項7】
前記案内部材は、前記突出部の突出方向の長さを調整可能である
請求項5に記載の栽培ハウス。
【請求項8】
前記囲い部材は、前記栽培棚の少なくとも底部を囲うように設けられ、
前記配管は、前記栽培棚の下方かつ前記囲い部材のうち前記栽培棚の底部を囲う部分の上方に配置される
請求項1又は請求項4に記載の栽培ハウス。
【請求項9】
前記栽培棚は、前記第1方向に対して水平面に沿って交差する第2方向に複数配置され、
前記配管は、前記栽培棚ごとに配置され、
1つの前記供給装置が複数の前記配管に接続される
請求項1又は請求項4に記載の栽培ハウス。
【請求項10】
前記供給装置は、前記栽培棚に対して前記第1方向上の位置に配置される
請求項1又は請求項4に記載の栽培ハウス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、栽培ハウス及び栽培ハウスの改修方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
植物を栽培する栽培ハウスとして、例えばビニール、ガラス等で形成される建屋の内部にトンネル状の小ハウスを構成して植物を配置し、小ハウスの内部に温調気体を流通させることで、小ハウスの内部で植物に対して温調を行う構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6861883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の栽培ハウスでは、植物の側方及び上方を囲う構成であるため、植物に対する日射量が低減したり、受粉昆虫の活動が低減されたりする可能性がある。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、植物に対して効率的に温調を行い、植物に対する日射量の低減及び受粉昆虫の活動低減を抑制することが可能な栽培ハウス及び栽培ハウスの改修方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る栽培ハウスは、光を透過する建屋と、前記建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、前記栽培棚に設けられ、前記植物の上方を開放するように前記植物の側方を囲う囲い部材と、前記囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置とを備え、前記栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、前記温調装置は、前記第1方向に延びるように形成され、前記囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が前記第1方向に沿って配置される配管と、前記配管に前記温調気体を流通させる供給装置とを有し、前記配管は、前記囲い部材で囲まれた部分において、前記第1方向のうち前記供給装置側から前記供給装置とは反対側に向けて開口面積が小さくなるように前記気体噴出口が形成される。
【0007】
本開示に係る栽培ハウスは、光を透過する建屋と、前記建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、前記栽培棚に設けられ、前記植物の上方を開放するように前記植物の側方を囲う囲い部材と、前記囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置とを備え、前記栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、前記温調装置は、前記第1方向に延びるように形成され、前記囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が前記第1方向に沿って配置される配管と、前記配管に前記温調気体を流通させる供給装置と、前記気体噴出口に着脱可能に設けられ、前記配管の内部の前記温調気体を前記気体噴出口に案内して噴出させる案内部材とを有する。
【0008】
本開示に係る栽培ハウスの改修方法は、光を透過する建屋と、前記建屋の内部に配置され、栽培対象となる植物を載置する栽培棚と、前記栽培棚に設けられ、前記植物の上方を開放するように前記植物の側方を囲う囲い部材と、前記囲い部材で囲まれる空間に温調気体を供給する温調装置とを備え、前記栽培棚は、第1方向に長手となるように形成され、前記温調装置は、前記第1方向に延びるように形成され、前記囲い部材に囲まれた部分に向けた気体噴出口が前記第1方向に沿って配置される配管と、前記配管に前記温調気体を流通させる供給装置とを有する栽培ハウスの改修方法であって、前記配管の内部の気体を前記気体噴出口に案内して噴出させる案内部材を、前記気体噴出口に装着可能となるように形成する作成工程と、形成した前記案内部材を前記気体噴出口に装着する装着工程とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、植物に対して効率的に温調を行い、植物に対する日射量の低減及び受粉昆虫の活動低減を抑制することが可能な栽培ハウス及び栽培ハウスの改修方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る栽培ハウスの一例を示す正面図である。
図2は、栽培ハウスの内部構成の一例を示す平面図である。
図3は、囲い部材の一例を示す図である。
図4は、囲い部材の一例を示す図である。
図5は、温調装置の一例を模式的に示す図である。
図6は、温調装置の一例を模式的に示す図である。
図7は、温調装置の他の例を模式的に示す図である。
図8は、案内部材の一例を模式的に示す図である。
図9は、温調装置の他の例を模式的に示す図である。
図10は、案内部材の角度を変更した場合の例を模式的に示す図である。
図11は、案内部材の他の例を模式的に示す図である。
図12は、栽培ハウスの内部構成の他の例を示す平面図である。
図13は、温調装置を用いた温調方法の一例を示すフローチャートである。
図14は、複数の検出部による検出結果の一例を示すグラフである。
図15は、検出結果に基づいて算出される温度差の一例を示すグラフである。
図16は、栽培ハウスの改修方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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