TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024068855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179473
出願日2022-11-09
発明の名称苗箱並べ機
出願人みのる産業株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/00 20180101AFI20240514BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】苗箱を並べる作業の作業負担を軽減する技術を提供する。
【解決手段】この苗箱並べ機1の苗箱並べ部30は、左右両端に配置される車輪21,22と、車輪21,22の上方に水平に配置される荷台部とを有する非自走式台車20に固定可能である。苗箱並べ部30は、フレーム31と、フレーム31に取り付けられ、前後方向に伸びる滑り板33と、フレーム31を荷台部23に固定する固定部32とを有する。固定部32は、フレーム31を後方に向かうにつれて下へ向かうように傾斜した状態で、フレーム31の前端が荷台部の前端よりも前方に配置され、フレーム31の一部が荷台部の下方に配置される位置に固定する。これにより、荷台部からフレーム31上への苗箱の供給作業において、作業者が苗箱を搬送する距離が短くなり、かつ、作業者が腰をかがめること無く行うことができる。したがって、作業者の作業負担を軽減できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
左右両端に配置される車輪と、前記車輪の上方に水平に配置される荷台部とを有する非自走式台車に固定可能な苗箱並べ機であって、
フレームと、
前記フレームに取り付けられ、前後方向に伸びる滑り板と、
後方に向かうにつれて下へ向かうように傾斜した状態で前記フレームを前記荷台部に対して固定する固定部と、
を有し、
前記固定部は、前記フレームを、
前記フレームの前端が、前記荷台部の前端よりも前方に配置され、
前記フレームの一部が、前記荷台部の下方に配置される
位置に固定する、苗箱並べ機。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
請求項1に記載の苗箱並べ機であって、
前記滑り板を複数有し、
前記滑り板はそれぞれ、前記フレームに対して、左右方向の位置を変更可能に取り付けられる、苗箱並べ機。
【請求項3】
請求項1に記載の苗箱並べ機であって、
前記固定部は、
前記フレームを第1高さに固定する第1固定部と、
前記フレームを前記第1高さよりも下方の第2高さに固定する第2固定部と、
を有する、苗箱並べ機。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の苗箱並べ機であって、
前記滑り板の後端部に対して、左右に伸びる回動軸周りに回動可能に取り付けられる板状のスライダ
をさらに有する、苗箱並べ機。
【請求項5】
圃場に複数の苗箱を並べる苗箱並べ機であって、
左右両端に配置される車輪と、
前記車輪の上方に水平に配置される荷台部と、
フレームと、
前記フレームに取り付けられ、前後方向に伸びる滑り板と、
後方に向かうにつれて下へ向かうように傾斜した状態で前記フレームを前記荷台部に対して固定する固定部と、
を有し、
前記固定部は、前記フレームを、
前記フレームの前端が、前記荷台部の前端よりも前方に配置され、
前記フレームの一部が、前記荷台部の下方に配置される
位置に固定する、苗箱並べ機。
【請求項6】
請求項5に記載の苗箱並べ機であって、
前記滑り板を複数有し、
前記滑り板はそれぞれ、前記フレームに対して、左右方向の位置を変更可能に取り付けられる、苗箱並べ機。
【請求項7】
請求項5に記載の苗箱並べ機であって、
前記固定部は、
前記フレームを第1高さに固定する第1固定部と、
前記フレームを前記第1高さよりも下方の第2高さに固定する第2固定部と、
を有する、苗箱並べ機。
【請求項8】
請求項5ないし請求項7のいずれか一項に記載の苗箱並べ機であって、
前記滑り板の後端部に対して、左右に伸びる回動軸周りに回動可能に取り付けられる板状のスライダ
をさらに有する、苗箱並べ機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場に複数の苗箱を並べる苗箱並べ機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
苗箱においてポット苗やマット苗を育苗する場合、まず、苗箱に床土を入れて、播種、鎮圧する。その後、それらの苗箱を、ビニルハウス内や露地の圃場(苗床)に並べた状態で、育苗する。しかしながら、圃場に苗箱を1つ1つ腰をかがめて並べる作業は、極めて重労働である。そこで、この作業を補助するために、苗箱並べ機が使用される場合がある。
【0003】
従来の苗箱並べ機については、例えば、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-114964号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の苗箱並べ機は一般的に、特許文献1に記載の苗箱並べ機のように、傾斜した苗箱載置面(特許文献1においてはコンベア20の上面)を有し、当該載置面の上端(前端)から苗箱を並べて苗箱並べ機を前方へ移動させることにより、載置面の上端(前端)から下端(後端)へ向かって載置面を滑り降りた苗箱が圃場に順に並ぶ。これにより、ユーザが苗箱を供給する苗箱載置面の前端部が、圃場に対して高い位置に配置されていることにより、ユーザが腰を屈めること無く、楽な作業姿勢で苗箱の供給を行うことができる。
【0006】
このような苗箱並べ機を用いて圃場に苗箱を並べる場合には、苗箱並べ機の近傍に、補給用の多数の苗箱を運ぶための台車を置いて作業を行う。このため、苗箱並べ機の移動に伴って、当該台車を移動させる工程も必要であった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、苗箱を並べる作業の作業負担を軽減する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、左右両端に配置される車輪と、前記車輪の上方に水平に配置される荷台部とを有する非自走式台車に固定可能な苗箱並べ機であって、フレームと、前記フレームに取り付けられ、前後方向に伸びる滑り板と、後方に向かうにつれて下へ向かうように傾斜した状態で前記フレームを前記荷台部に対して固定する固定部と、を有し、前記固定部は、前記フレームを、前記フレームの前端が、前記荷台部の前端よりも前方に配置され、前記フレームの一部が、前記荷台部の下方に配置される
位置に固定する。
【0009】
本願の第2発明は、第1発明の苗箱並べ機であって、前記滑り板を複数有し、前記滑り板はそれぞれ、前記フレームに対して、左右方向の位置を変更可能に取り付けられる。
【0010】
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の苗箱並べ機であって、前記固定部は、前記フレームを第1高さに固定する第1固定部と、前記フレームを前記第1高さよりも下方の第2高さに固定する第2固定部と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許