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公開番号2024069824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180052
出願日2022-11-10
発明の名称育苗用ポット
出願人株式会社環緑
代理人個人
主分類A01G 9/02 20180101AFI20240515BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 大きさを変更することができる製造性、作業性の良い育苗用ポットを提供すること。
【解決手段】 開口端部3におけるポット本体4の中心Oから開口端部3の周縁の多角形の辺6の中間位置までの長さをL1としたとき、中間位置には、長さL1を拡張可能な1つ以上の可変部7を有し、ポット本体4は、長さL1が拡張されていない第一状態と、長さL1が拡張されるとともに、第一状態の辺6の中間位置に、第一状態の多角形の頂部5以外に追加される追加頂部5aが形成された第二状態と、をとることができる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
平面が多角形に形成された筒状の周面部(1)と、
周面部(1)の下端側を閉塞する底部(2)と、
周面部(1)の上端側が開口された開口端部(3)と、を具備し、
周面部(1)と底部(2)と開口端部(3)が同一の材料から一体的に形成されたポット本体(4)を有する育苗用ポットにおいて、
開口端部(3)におけるポット本体(4)の中心(O)から開口端部(3)の周縁の多角形の辺(6)の中間位置までの長さを(L1)としたとき、
前記中間位置には、長さ(L1)を拡張可能な1つ以上の可変部(7)を有し、
前記ポット本体(4)は、
前記長さ(L1)が拡張されていない第一状態と、
前記長さ(L1)が拡張されるとともに、前記第一状態の辺(6)の中間位置に、第一状態の多角形の頂部(5)以外に追加される追加頂部(5a)が形成された第二状態と、をとることができる育苗用ポット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の育苗用ポットにおいて、
開口端部(3)におけるポット本体(4)の中心(O)から開口端部(3)の周縁の多角形の頂部(5)までの長さを(L2)としたとき、
第二状態における前記頂部(5)までの長さ(L2)と、前記中間位置までの拡張された長さ(L1)とが略一致する育苗用ポット。
【請求項3】
請求項1に記載の育苗用ポットにおいて、
第一状態における開口端部(3)の周縁の多角形の各辺(6)には、ポット本体(4)と同一の材料から一体的に形成された剛性部(8)が形成されており、
その剛性部(8)の一部に、剛性部(8)の剛性を部分的に弱めて前記長さ(L1)を拡張可能な可変部(7)が形成されることを特徴とする育苗用ポット。
【請求項4】
請求項3に記載の育苗用ポットにおいて、
第一状態における剛性部(8)の長さ(L3)と、多角形の辺(6)の長さ(L4)とが略一致する育苗用ポット。
【請求項5】
請求項3または請求項4に記載の育苗用ポットにおいて、
前記剛性部(8)として、前記周面部(1)の内側に、前記開口端部(3)の上縁(9)から前記底部(2)側へ折返された折返し部(10)が形成されており、
その折返し部(10)の端部(11)に一体的に舌片部(12)が形成され、その舌片部(12)の先端は自由端(13)となっており、
舌片部(12)には、その自由端(13)から前記折返し部(10)の端部(11)へ延びる1以上の切取り線(15)またはスリット(14)が形成され、
第一状態の可変部(7)が、前記切取り線(15)またはスリット(14)と前記折返し部(10)の端部(11)の付根に形成されることを特徴とする育苗用ポット。
【請求項6】
請求項3または請求項4に記載の育苗用ポットにおいて、
前記剛性部(8)として、前記開口端部(3)の上縁(9)から前記周面部(1)の内側または外側に、前記底部(2)側へ折返された折返し部(10)が形成され、
折返し部(10)の先端は、自由端(10a)となっており、その自由端(10a)から前記上縁(9)へ延びる1以上の切取り線(15)またはスリット(14)が形成され、
第一状態の可変部(7)が、前記切取り線(15)またはスリット(14)と上縁(9)の付根に形成されることを特徴とする育苗用ポット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、果樹などの樹木や花、野菜等の育苗用ポットに関し、ポット本体の大きさを変化させることができるものに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載の育苗用ポットは、底部と周面部と蓋部とが一体に形成されているものである。
この公報の蓋部は複数の舌片部からなり、その舌片部がクロスして重なり合うことにより、育苗ポットの上部を覆う。また、舌片部は、クロスして重なっている部分を容易に外すことができるため、作業性の優れた育苗用ポットを提供できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-1030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の育苗用ポットは、苗の大きさに応じて、育苗用ポットの大きさを変更させる必要があり、育苗用ポットを数種類の大きさの異なる型ごとに複数作成しておく必要があった。そのため、育苗用ポットの製造コストがかかると共に、その管理に手間がかかる欠点があった。
そこで本発明は、上記欠点を解決する育苗用ポットを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の本発明は、平面が多角形に形成された筒状の周面部1と、
周面部1の下端側を閉塞する底部2と、
周面部1の上端側が開口された開口端部3と、を具備し、
周面部1と底部2と開口端部3が同一の材料から一体的に形成されたポット本体4を有する育苗用ポットにおいて、
開口端部3におけるポット本体4の中心Oから開口端部3の周縁の多角形の辺6の中間位置までの長さをL1としたとき、
前記中間位置には、長さL1を拡張可能な1つ以上の可変部7を有し、
前記ポット本体4は、
前記長さL1が拡張されていない第一状態と、
前記長さL1が拡張されるとともに、前記第一状態の辺6の中間位置に、第一状態の多角形の頂部5以外に追加される追加頂部5aが形成された第二状態と、をとることができる育苗用ポットである。
【0006】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の育苗用ポットにおいて、
開口端部3におけるポット本体4の中心Oから開口端部3の周縁の多角形の頂部5までの長さをL2としたとき、
第二状態における前記頂部5までの長さL2と、前記中間位置までの拡張された長さL1とが略一致する育苗用ポットである。
【0007】
請求項3に記載の本発明は、請求項1に記載の育苗用ポットにおいて、
第一状態における開口端部3の周縁の多角形の各辺6には、ポット本体4と同一の材料から一体的に形成された剛性部8が形成されており、
その剛性部8の一部に、剛性部8の剛性を部分的に弱めて前記長さL1を拡張可能な可変部7が形成されることを特徴とする育苗用ポットである。
【0008】
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の育苗用ポットにおいて、
第一状態における剛性部8の長さL3と、多角形の辺6の長さL4とが略一致する育苗用ポットである。
【0009】
請求項5に記載の本発明は、請求項3または請求項4に記載の育苗用ポットにおいて、
前記剛性部8として、前記周面部1の内側に、前記開口端部3の上縁9から前記底部2側へ折返された折返し部10が形成されており、
その折返し部10の端部11に一体的に舌片部12が形成され、その舌片部12の先端は自由端13となっており、
舌片部12には、その自由端13から前記折返し部10の端部11へ延びる1以上の切取り線15またはスリット14が形成され、
第一状態の可変部7が、前記切取り線15またはスリット14と前記折返し部10の端部11の付根に形成されることを特徴とする育苗用ポットである。
【0010】
請求項6に記載の本発明は、請求項3または請求項4に記載の育苗用ポットにおいて、
前記剛性部8として、前記開口端部3の上縁9から前記周面部1の内側または外側に、前記底部2側へ折返された折返し部10が形成され、
折返し部10の先端は、自由端10aとなっており、その自由端10aから前記上縁9へ延びる1以上の切取り線15またはスリット14が形成され、
第一状態の可変部7が、前記切取り線15またはスリット14と上縁9の付根に形成されることを特徴とする育苗用ポットである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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