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公開番号2024070749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181460
出願日2022-11-11
発明の名称ロールベールカッター
出願人株式会社タカキタ
代理人個人
主分類A01F 29/02 20060101AFI20240516BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】カッターを駆動させている途中であってもロールベールの回転量を調整することができ、また、リンク要素を手で支えることなくロールベールの回転量を調整できるようにしたロールベールカッターを提供する。
【解決手段】カッター41を揺動させてロールベール2の外周面から作物を切り出す切削部4と、当該切削部4と前記搬送・回転装置3のラチェットギア36との間に跨って設けられたリンク機構6と、当該リンク機構6に設けられ、前記ラチェットギア36に一方向に噛み合う爪66とを備えたロールベールカッター41において、前記ラチェットギア36の爪66をラチェットギア36の噛み合わせ位置と、ラチェットギア36から離間させた位置との間で接離させる扇状の退避部材7を備える。そして、扇状の退避部材7を回転させて、爪66の噛み合わせ開始位置をずらし、ラチェットギア36の回転量に基づいて、ロールベール2の回転量を調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ラチェットギアを備えた回転部材の回転によってロールベールを回転させる回転装置と、
当該回転装置によって回転するロールベールの外周面から作物を切り出すカッターを備えた切削部と、
当該切削部を駆動させる駆動部と、
当該駆動部によって駆動する切削部と前記回転装置に設けられたラチェットギアとの間に跨って設けられたリンク機構と、
前記ラチェットギアに一方向に噛み合う爪と、
を備えたロールベールカッターにおいて、
前記ラチェットギアの爪部をラチェットギアの噛み合わせ位置と、ラチェットギアから離間させた位置との間で接離させる退避部材と、
当該退避部材の位置を調整する調整部と、
を備えたことを特徴とするロールベールカッター。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記退避部材が、ラチェットギアの回転軸に取り付けられ、ラチェットギアの外周面よりも径の大きな扇状部材で構成させるものである請求項1に記載のロールベールカッター。
【請求項3】
前記調整部が、退避部材に取り付けられた操作桿をスライドさせることによって、退避部材の回転量を調整させるようにした請求項1に記載のロールベールカッター。
【請求項4】
前記調整部が、退避部材を回動させる駆動部を備えてなるものである請求項1に記載のロールベールカッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロールベールの外周面から作物を切り出せるようにしたロールベールカッターに関するものであって、より詳しくは、作物を切り出すカッターを駆動させている途中であっても、簡単に作物の切り出し長さを調整できるようにしたロールベールカッターに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、発酵させたサイレージロールや乾燥ロール、稲藁ロール、麦稈ロールなどのロールベールは、外周面から一定の長さで作物が切り出され、家畜などに与えられる。
【0003】
このようなロールベールから作物を切り出すロールベールカッターについて、一般的な構造を、図7を用いて説明する(非特許文献1)。
【0004】
このロールベールカッターは、載置台に載せられたロールベールを一方向に送り出し、壁面に押し付けた状態でロールベールを回転させる搬送・回転装置91と、この搬送・回転装置91によって回転するロールベールの外周面に刃を揺動回転させて作物を切り出すカッター92などを備えて構成される。
【0005】
そして、このようなロールベールをカッター92で切り出す場合、油圧シリンダー93を用いて切断装置のカッター92を揺動回転させ、ロールベールの外周面から作物を切り出していくとともに、カッター92が戻る際に、そのカッター92の側面に連結されたリンク機構94を変形させて、リンク機構94に取り付けられた爪95を用いてラチェットギア96を一方向に回転させ、そのラチェットギア96を回転させて搬送・回転装置91を駆動させるようにしている。
【0006】
ところで、このようなカッター92による作物の切り出し長さを調整する場合、従来では、揺動回転するカッター92の側壁面に複数の穴部97を設けておくとともに、この穴部97とラチェットギア96をリンク機構94で連結し、カッター92側の穴部97を選択することで、リンク機構94を変形させ、ラチェットギア96の外周面に沿って爪95の位置を移動させ、ラチェットギア96の回転開始位置を変化させて、ロールベールの回転量を調整するようにしていた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
https://www.ihi.co.jp/iat/star/pdf/23_frbc.pdf (2022/10/1確認)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、このような構成では、次のような問題を生ずる。
【0009】
すなわち、カッター92側に設けられた穴部97を選択してリンク機構94を取り付ける構成では、カッター92が駆動している途中、穴部97にリンク機構94を構成するリンク要素を付け替えることができない。このため、リンク要素を穴部97に付け替える場合は、必ず、カッター97の駆動を停止させなければならないといった問題があった。
【0010】
また、リンク機構94の取り付け位置を調整する場合、一旦、穴部97からリンク要素を取り外さなければならないが、このとき、そのリンク要素に連結された他のリンク要素の重量も支えながら穴部97の位置を調整しなければならない。このため、リンク要素の取り付け、大きな力が必要になり、また、穴部97の位置合わせなどに時間がかかってしまうといった問題があった。
(【0011】以降は省略されています)

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