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公開番号2024102023
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2024005646
出願日2024-01-17
発明の名称残留物除去装置
出願人個人
代理人弁理士法人白坂
主分類A01G 25/00 20060101AFI20240723BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 流路の外壁の材質が軟質のものであったとしても、流路の内部の残留物を除去することができる残留物除去装置を提供する。
【解決手段】 残留物除去装置は、可撓性管体内の残留物を除去する残留物除去装置であって、可撓性管体の外側面部に跨がって可撓性管体を挟持する分岐部を有するアーム部が備えられ、アーム部は、分岐部のそれぞれの端部に、可撓性管体の外側面部と当接して回転しながら可撓性管体を押圧する回転押圧部材と、回転押圧部材と回転軸の一端側により軸着し回転押圧部材を回転させるモータと、回転押圧部材に備えられ、モータによる回転押圧部材の回転時に回転押圧部材の回転を偏心させる偏心錘と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性管体内の残留物を除去する残留物除去装置であって、
前記可撓性管体の外側面部に跨がって前記可撓性管体を挟持する分岐部を有するアーム部が備えられ、
前記アーム部は、
前記分岐部のそれぞれの端部に、前記可撓性管体の外側面部と当接して回転しながら前記可撓性管体を押圧する回転押圧部材と、
前記回転押圧部材と回転軸の一端側により軸着し前記回転押圧部材を回転させるモータと、
前記回転押圧部材に備えられ、前記モータによる前記回転押圧部材の回転時に前記回転押圧部材の回転を偏心させる偏心錘と、
を備えている残留物除去装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記アーム部は、2箇所の前記分岐部を有し、
前記モータは、2箇所の前記分岐部にそれぞれ収納され、
前記分岐部内の前記モータの前記回転軸の他端側に、2個の前記モータの回転を同期させる同期化部が備えられることを特徴とする請求項1に記載の残留物除去装置。
【請求項3】
前記同期化部は、前記回転軸の前記他端側に備えられるプーリとベルトとの組み合わせによって構成されるものであることを特徴とする請求項2に記載の残留物除去装置。
【請求項4】
前記同期化部は、前記回転軸の前記他端側に備えられる歯車の組み合わせによって構成されるものであることを特徴とする請求項2に記載の残留物除去装置。
【請求項5】
前記回転押圧部材は円盤であり、前記回転押圧部材の円盤の中心部に前記モータの前記回転軸の一端側が軸着され、前記円盤内であって前記中心部の近傍部に前記偏心錘が埋入されていることを特徴とする請求項1に記載の残留物除去装置。
【請求項6】
前記回転押圧部材の円周面に突起部が複数備えられることを特徴とする請求項1に記載の残留物除去装置。
【請求項7】
前記アーム部に接続される本体部を備え、
前記本体部の外部または内部に前記モータを駆動させる電源部が備えられることを特徴とする請求項1に記載の残留物除去装置。
【請求項8】
前記2箇所の前記分岐部の中央部に設けられ、前記分岐部同士を近接または離隔させる屈曲部が備えられることを特徴とする請求項2に記載の残留物除去装置。
【請求項9】
前記屈曲部は、前記2箇所の前記分岐部の重なり合う重合部に前記アーム部の延伸方向に平行となる中心軸を備え、
前記分岐部の一方が前記中心軸を中心に回動して前記分岐部同士が近接または離隔することを特徴とする請求項8に記載の残留物除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、残留物除去装置に関し、特に管体の内部の残留物に振動を与えることによって除去する残留物除去装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
農業用灌水は、地下水、川、湖、ため池などを水源とすることが多く、農作物、花卉などの栽培に用いるものである。農業用灌水は、水源から汲み上げられて、用水路、導水管などの流路を経て圃場などに供給される。流路断面は、水源の近くでは比較的十分に確保できるが、田畑などに近づくに従って小さくなる傾向にある。流路に、土、枯葉、ゴミ、生物の死骸などの異物が混入し、流路内で残留物として沈殿し固化した場合、流路断面を更に狭めて詰まりなどの原因になることがある。
【0003】
そのため、定期的に流路の内部の残留物を除去する作業が行われている。例えば、流路に定期的に水道水を供給し通過させることで流路の内部を洗浄しメンテンナンスを行っている。また、残留物が既に固化し流路の内壁に付着してしまい、上記のようなメンテナンスでも洗浄できない場合は、残留物が付着している部分を特定して、この部分の流路を交換することが行われている。
【0004】
しかし、上記したメンテナンスでは、大量の水道水が必要となりコストがかかるなどの問題があった。また、流路を交換する場合にしても、コストと時間がかかるなどの問題があった。
【0005】
そこで、流路の詰まりを解消する方法として、流路に振動を与えることで、流路の内壁に固着している残留物を剥がし落したり、流路の内壁に付着している残留物が固化する前に除去したりするなどが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に開示の技術によれば、流路の残留物を洗浄する方法として、加振装置の振動子が発振した振動を、ホーンと呼ばれ、アルミニウム、ステンレスなどの材料で構成された振動が伝わり易い部材を、流路の外壁に接触させて流路に伝播することで残留物を除去できるとしている。
【0007】
一方で、特許文献1に開示の技術では、ホーンと流路の外壁との接触によって超音波を伝播しているため、流路の外壁の材質がゴムなどの軟質のものであった場合、超音波による振動は軟質の外壁によって低減されてしまい、流路内の残留物を除去できない虞があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-358366号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、流路の外壁の材質が軟質のものであったとしても、流路の内部の残留物を除去することができる残留物除去装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、第1の態様に係る残留物除去装置は、可撓性管体内の残留物を除去する残留物除去装置であって、可撓性管体の外側面部に跨がって可撓性管体を挟持する分岐部を有するアーム部が備えられ、アーム部は、分岐部のそれぞれの端部に、可撓性管体の外側面部と当接して回転しながら可撓性管体を押圧する回転押圧部材と、回転押圧部材と回転軸の一端側により軸着し回転押圧部材を回転させるモータと、回転押圧部材に備えられ、モータによる回転押圧部材の回転時に回転押圧部材の回転を偏心させる偏心錘と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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