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公開番号
2024141725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053522
出願日
2023-03-29
発明の名称
逆巻替え装置
出願人
第一精工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01K
97/06 20060101AFI20241003BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】釣糸の逆巻替え装置について、送り出し用スプールから巻き取り用スプールへと釣糸を余らせることなくスムーズに巻き取るのを可能にする。
【解決手段】逆巻替え装置は、回転軸30に回転可能に支持された送り出し用スプール10と、これと同軸状に回転可能に支持された巻き取り用スプール20と、を備え、送り出し用スプール10から巻き取り用スプール20にかけて釣糸Lをかけ渡し、同方向に回転させることで、送り出し用スプール10から送り出された釣糸Lが、巻き取り用スプール20に巻き取られるようになっている。巻き取り用スプール20の胴部21の径は、送り出し用スプール10の胴部11の径よりも大きくなっているため、送り出し用スプール10の釣糸Lが巻き回された胴部11の合計径に近いものとなっている。したがって、一回転ごとに送り出し用スプール10から送り出される釣糸Lの長さと、巻き取り用スプール20に巻き回される釣糸Lの長さがおおむね等しくなり、釣糸Lが余ることなくスムーズに巻替えることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸と、
前記回転軸に回転可能に支持された釣糸の送り出し用スプールと、
前記回転軸に前記送り出し用スプールと同軸状に回転可能に支持された釣糸の巻き取り用スプールと、を備え、
前記送り出し用スプールおよび前記巻き取り用スプールは、それぞれ釣糸が巻き回される円筒形の胴部と胴部の両端部に連設された鍔部を有し、
前記送り出し用スプールの胴部から前記巻き取り用スプールの胴部にかけて釣糸をかけ渡し、同方向に回転させることで、送り出し用スプールの胴部に巻き回された釣糸が送り出され、前記巻き取り用スプールの胴部に巻き取られるものであり、
前記巻き取り用スプールの胴部の径は、前記送り出し用スプールの胴部の径よりも大きくなっている、逆巻替え装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記巻き取り用スプールは、前記回転軸と一体に回転し、
前記送り出し用スプールは、前記回転軸の軸方向に移動可能であり、かつ前記巻き取り用スプールに接近する向きにばねで付勢されており、その鍔部が前記巻き取り用スプールの鍔部に押し付けられることで摩擦力により前記巻き取り用スプールと一体に回転し、送り出される前記釣糸に前記鍔部同士の摩擦力に打ち勝つテンションがかかると、前記巻き取り用スプールに対して空回りするようになっている、請求項1に記載の逆巻替え装置。
【請求項3】
前記巻き取り用スプールの胴部には、釣糸の端部を引っ掛けることが可能な突起が設けられている請求項1または2に記載の逆巻替え装置。
【請求項4】
前記送り出し用スプールの胴部および鍔部には、胴部に巻き回された釣糸の塩抜きをする際に洗水が通過する透孔が設けられている請求項1または2に記載の逆巻替え装置。
【請求項5】
前記送り出し用スプールおよび前記巻き取り用スプールの少なくとも一方の胴部と鍔部とは、分解可能であり、
前記胴部の端面に周方向に並列する凹部と、前記鍔部の側面に周方向に並列する凸部とが凹凸嵌合することにより連結されるようになっており、
前記鍔部の凸部は前記鍔部の外径方向に向けて下り勾配に傾斜する楔形状をなしている請求項1または2に記載の逆巻替え装置。
【請求項6】
一対の前記鍔部は対向する側面から突出する、円錐台状の斜胴を有し、
斜胴の円錐台の上底面同士は着脱可能となっており、
連結された斜胴の周面に釣糸を巻き取り、斜胴同士を取り外すことで、巻き取られた釣糸を廃棄できるようになっている請求項5に記載の逆巻替え装置。
【請求項7】
前記送り出し用スプールの胴部から前記巻き取り用スプールの胴部にかけてかけ渡された釣糸をガイドするガイドローラをさらに備える、請求項1または2に記載の逆巻替え装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣糸の前後を入れ替える逆巻替えをおこなう装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
繰り返し使用される釣糸は、必要に応じてリールからスプールに巻き取り、スプールごとぬるま湯などの洗水につけて釣糸の巻きぐせや付着した塩分を除去し、その劣化を防ぐことがおこなわれている。
巻きぐせや塩分を除去された釣糸は、リールに巻き戻されて再使用される。
【0003】
従来のスプールを用いた巻き替え作業では、釣糸は前端からスプールに巻き取られ、後端からリールに巻き戻されるので、結局、釣糸の前後端の向きは、リールに対する巻き戻しの前後で同じになる。
【0004】
リールに巻き回された釣糸は、釣りの際に、巻き出される頻度が高いその前端の側ほど傷みやすく、ほとんど巻き出されることのない後端の側はあまり傷まない。
たとえば、釣糸は100mから300mくらいの長さで販売されていることが多いが、実際に使用されるのは前端から50mから100mくらいの範囲に限られることが大半であり、それよりも後端寄りの部分はほぼ新品のままである。
【0005】
従来の巻き替え作業においては、釣糸の塩分等は除去されても、リールへの巻き戻しの前後で釣糸の前後端の向きは同じであるため、同じ前端側から巻き出して使用されることに変わりがなく、この部分の損傷で釣糸全体の寿命となることが多い。
したがって、釣糸の後端側は全く傷みのないまま廃棄され、資源の無駄使いとなっている。
【0006】
このような無駄をなくすため、2つのスプールを準備し、リールから一方の送り出し用スプールに巻き取った釣糸を、さらに他方の巻き取り用スプールに巻き取り、この後にリールに巻き戻すことにより、当初リールに巻き付けられていた釣糸の前後端の向きを逆転させる、いわゆる逆巻き替え作業も一部でおこなわれている(構造は異なるが、逆巻替え作業が可能な装置の一例として特許文献1参照)。
【0007】
このようにして、いままでほとんど使用されず、傷みの少ない後端の釣糸を前端の釣糸と入れ替えることで、釣糸の全体を有効活用することができ、その寿命の延長も図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2001-28993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この場合に、2つのスプールを同じ回転軸上に支持し、送り出し用スプールから釣糸を巻き取り用スプールへとかけ渡し、同時に回転させると送り出し用スプールから巻き取り用スプールへと釣糸が巻き取られてゆく逆巻替え装置を構成すると、作業の効率化が図られると考えられる。
【0010】
ところで、スプールは釣糸が巻き回される円筒形の胴部と、胴部の両端に連設される円盤形の鍔部とからなるところ、この種の作業をおこなうに当たっては、同種の、したがって胴部の径も同一のスプールを用いることが一般に想定される。
(【0011】以降は省略されています)
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