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公開番号2024106280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010544
出願日2023-01-26
発明の名称小動物用排泄容器
出願人株式会社マルカン
代理人個人
主分類A01K 1/01 20060101AFI20240731BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】小動物が汚れることをより効果的に抑制可能な小動物用排泄容器を提供する。
【解決手段】小動物用排泄容器は、平面視角部を有するとともに上方に開口するトレイと、前記トレイの開口部を覆うように前記トレイに取り付けられるとともに、少なくとも前記角部に対応する角対応孔部を含む格子床部と、前記格子床部から上方に延びるとともに前記角部に対応する入隅部を有する仕切り壁部とを備え、前記トレイは、底壁部と、前記底壁部の周縁部から立ち上がる周側壁部とを有し、前記周側壁部は、前記角部を形成する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に介在する面取り壁部とを含み、前記面取り壁部は、前記角対応孔部の下方に設けられており、前記周側壁部の上部から下方に向かうにしたがって内側に傾斜する傾斜壁部を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平面視角部を有するとともに上方に開口するトレイと、前記トレイの開口部を覆うように前記トレイに取り付けられるとともに、少なくとも前記角部に対応する角対応孔部を含む格子床部と、前記格子床部から上方に延びるとともに前記角部に対応する入隅部を有する仕切り壁部とを備え、
前記トレイは、底壁部と、前記底壁部の周縁部から立ち上がる周側壁部とを有し、
前記周側壁部は、前記角部を形成する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に介在する面取り壁部とを含み、
前記面取り壁部は、前記角対応孔部の下方に設けられており、前記周側壁部の上部から下方に向かうにしたがって内側に傾斜する傾斜壁部を含む、小動物用排泄容器。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記トレイは、合成樹脂により一体成形され、
前記周側壁部は、前記一対の側壁部の前記角部と反対側の端部同士を繋ぐ接続壁部をさらに備え、
前記一対の側壁部及び前記接続壁部は、下方に向かうにしたがって内側に傾斜する抜き勾配を有し、
前記底壁部の法線に対する前記傾斜壁部の傾斜角度は、前記底壁部の法線に対する前記一対の側壁部及び前記接続壁部の傾斜角度よりも大きい、請求項1記載の小動物用排泄容器。
【請求項3】
前記傾斜壁部は、表面が平面に形成され、
前記傾斜壁部の前記傾斜角度は、30°以上、75°以下に設定されている、請求項2記載の小動物用排泄容器。
【請求項4】
前記格子床部は、前記角部の内角二等分線に対して直交する方向に延びる複数の第1桟部を備え、
前記角対応孔部は、前記複数の第1桟部のうち前記角部に近接する外側第1桟部を含む構成部材により形成され、
前記第1桟部に直交する方向における前記角対応孔部の最大寸法は、前記外側第1桟部と当該外側第1桟部に隣接する隣接第1桟部との離間寸法よりも大きく設定されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の小動物用排泄容器。
【請求項5】
前記角対応孔部は、平面視において、前記傾斜壁部における外縁部よりも内側部分に重なるように、前記開口部の縁部に対して内側に偏位した位置に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の小動物用排泄容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、小動物用排泄容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一般家庭などにおいて飼育される小動物が生活する飼育空間を清潔に保つために、当該飼育空間に小動物用の排泄容器を設置することが広く知られている。また、ウサギなどの小動物の一部は、入隅が形成されている部分に臀部を向けて排泄を行う習性を有していることが知られている。
【0003】
上記のような習性を利用して排泄容器内での排泄を促すために、小動物用の排泄容器に入隅部を形成したものが見受けられる。例えば、特許文献1には、仕切り壁一体型容器と、この容器内に配設された通水性底板とを備えるトイレが開示されている。具体的には、この仕切り壁一体型容器は、底壁部及び前記底壁部の周縁部から立ち上がる3つの側壁を有しており、平面視直角二等辺三角形状を呈するとともに上方に開口する容器本体部と、前記3つの側壁のうちの直角を挟んで隣接する2つの側壁から通水性底板の上方に亘って延びるとともに入隅部を有する仕切り壁部と、を備え、容器本体部と仕切り壁部とが一体に形成されている。一方、通水性底板は、前記容器本体部の開口部を覆うように前記容器本体部に取り付けられるとともに、排泄物を通過させるための複数の孔部が形成されている。
【0004】
特許文献1に記載のトイレによれば、前記仕切り壁部によって形成される入隅部を設けることによりトイレ内で排泄を行うよう小動物を誘導することが可能であり、かつ、小動物から排泄された排泄物は通水性底板の孔部を通じて仕切り壁一体型容器の底面に落下して小動物から分離される。これにより、小動物が排泄物を踏みつけるなどして小動物が汚れることが抑制されるため、清潔な飼育空間を提供できる点で有利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-149966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のトイレであっても、時間が経つにつれ、通水性底板の孔部から溢れ出る排泄物、特に糞によって小動物が汚れる可能性がある。具体的には、特許文献1に記載のトイレでは、前記習性に基づき、小動物が入隅部に臀部を向けて排泄を行うことが多いため、小動物から排泄された排泄物は、前記容器本体部の底壁部における直角の角部に集中的に貯留される。これにより、時間が経つにつれ角部に排泄物が積み上がるとともに、当該積み上がった排泄物が通水性底板の孔部から溢れ出るおそれがある。この場合、通水性底板の孔部から溢れ出た排泄物が小動物に付着し、小動物が汚れる可能性がある。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、小動物が汚れることをより効果的に抑制可能な小動物用排泄容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る小動物用排泄容器は、平面視角部を有するとともに上方に開口するトレイと、前記トレイの開口部を覆うように前記トレイに取り付けられるとともに、少なくとも前記角部に対応する角対応孔部を含む格子床部と、前記格子床部から上方に延びるとともに前記角部に対応する入隅部を有する仕切り壁部とを備え、前記トレイは、底壁部と、前記底壁部の周縁部から立ち上がる周側壁部とを有し、前記周側壁部は、前記角部を形成する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の間に介在する面取り壁部とを含み、前記面取り壁部は、前記角対応孔部の下方に設けられており、前記周側壁部の上部から下方に向かうにしたがって内側に傾斜する傾斜壁部を含む。
【0009】
この小動物用排泄容器によれば、排泄物、特に糞を前記トレイの角部から離れる方向に誘導することが可能になるため、糞をより効率的に前記トレイに貯留して糞が前記格子床部から溢れることを抑制することができる。具体的には、小動物用排泄容器は、前記角部に対応する入隅部を有する仕切り壁部を備えているため、入隅部に臀部を向けて排泄を行うウサギなどの小動物の習性を利用して、小動物に排泄容器内での排泄を促すことができる。また、前記格子床部には角部に対応する角対応孔部が設けられており、角対応孔部の下方には傾斜壁部が設けられているため、入隅部に臀部を向けて排泄を行った小動物から排泄された糞の多くは、角対応孔部を通じて傾斜壁部上に落下する。ここで、傾斜壁部は前記周側壁部の上部から下方に向かうにしたがって内側に傾斜しているため、傾斜壁部上に落下した糞は、トレイの角部から離れる方向に誘導される。これにより、トレイ内側領域において糞が分散するため、トレイに糞を効率的に貯留することができる。したがって、時間がある程度経過しても、糞が格子床部から溢れることが抑制されるとともに、格子床部から溢れる糞によって小動物が汚れることをより確実に抑制することができる。
【0010】
なお、「角部」とは、前記トレイ内において、前記一対の側壁部の延長線同士が所定の交差点において交わることにより形成される角の周辺の領域のことを指している。
(【0011】以降は省略されています)

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