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公開番号2024120390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027152
出願日2023-02-24
発明の名称有害動物忌避装置
出願人有限会社ルミエール
代理人個人
主分類A01M 29/22 20110101AFI20240829BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】省電力で効率よく大きな振動を発生することができ、メンテナンスも容易で、広範囲の忌避効果が得られる有害動物忌避装置を提供する。
【解決手段】地中に埋められる金属製の筒状本体12と、地面から上方に突出する電源ケース体16と、筒状本体12と電源ケース体16を連結する連結部14を有する。筒状本体12の内側空間12cに、振動体26を備える。電源ケース体16の内側空間16cには、振動体26を駆動する電源22を有する。振動体26は、振動ケース体28と、振動ケース体28に収納され電源22に電気的に接続された振動源であるモータ32と重り36を備える。振動体26は、筒状本体12又は電源ケース体16の内側に取り付けられた板バネ40で保持されている。振動体26の上端部は筒状本体12の内側面12dから僅かに離間し、下端部は筒状本体12の内側面12dに、板バネ40の弾性力により当接している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地中に埋められる金属製の筒状本体と、地面から上方に突出する電源ケース体と、前記筒状本体と前記電源ケース体を連結する連結部が設けられ、
前記筒状本体の内側空間には振動体が設けられ、前記電源ケース体の内側空間には前記振動体を駆動する電源が設けられ、
前記振動体は、振動ケース体と、前記振動ケース体に収納され前記電源に電気的に接続される振動源とを備え、
前記振動体は、前記筒状本体又は前記電源ケース体の内側に、直接又は間接的に設けられた板バネに取り付けられた状態で振動可能に保持され、前記振動体は前記筒状本体の内側面に当接していることを特徴とする有害動物忌避装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記振動体は、上端部が前記筒状本体の内側面から僅かに離間して配置され、下端部は前記筒状本体の内側面に当接し、前記板バネの弾性力により前記筒状本体の内側面に押し付けられている請求項1記載の有害動物忌避装置。
【請求項3】
前記筒状本体は、前記地面に接触した使用状態において前記内側面が水平方向に対して傾斜して地中に埋設される請求項1又は2記載の有害動物忌避装置。
【請求項4】
前記筒状本体の内側面の傾斜角度は、水平方向に対して45°から70°である請求項3記載の有害動物忌避装置。
【請求項5】
前記振動源は、前記振動ケース体の内側空間に設けられ前記電源により回転するモータと、前記モータの回転軸に取り付けられ重心位置が偏心した重りとから成り、前記電源ケース体の外側に、前記電源に接続されたスイッチが設けられている請求項1記載の有害動物忌避装置。
【請求項6】
前記板バネは一方向に細長い板体で、板体の厚み方向に弾性変形が容易に可能であり、前記板バネの長手方向の一方の端部は、前記筒状本体又は前記電源ケース体に固定され、他方の端部は前記振動体に固定され、前記板バネの厚み方向は、前記振動体を前記筒状本体の内側面に押し付ける方向と一致する請求項1又は2記載の有害動物忌避装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、地中にいるもぐら等を振動により追い出し、近づけないようにする有害動物忌避装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、もぐらを撃退する有害動物忌避装置にはいろいろな種類があり、特にモータにより振動を発生させる形式の装置が多く提案されている。例えば、本願発明者による特許文献1の有害動物忌避装置は、地中に全体が埋められる金属製の筒状本体と、筒状本体に収納され筒状本体の内側面に設けられた係止片と、係止片に取り付けられて筒状本体内に下垂する振動体を有する。振動体は、ケース体と、ケース体に収納されケース体の内側に設けられた駆動用の電源と、電源により駆動される振動源のモータとを備えている。振動体は、筒状本体内に下垂された状態でケース体の下端部が、筒状本体の内側面に接触し、上端部は筒状本体の内側面から僅かに離間している。筒状本体は、使用状態において、内側面が水平方向に対して傾斜して地中に埋設される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-165700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記背景技術の場合、振動体は、振動体が当接する筒状本体の内側面の面方向に沿う振動も多く、この方向の振動は筒状本体を叩かず、大きな振動を起こさないので電池を無駄に消耗する。さらに、振動体に電源が収容されているため、振動体の質量が大きくなり自由に動くことができず、電源の大きさと重さが限られている。また、電源である電池の交換は、その都度地中から取り出して行わなければならず、手間がかかる。スイッチは振動体に付いているので、スイッチの操作のために地中から掘り起こしたり、埋め戻したりしなければならない。しかも装置全体を地中に埋めるため、埋めた位置を確認するために別途目印が必要である。このように、特許文献1に開示された装置の場合、種々の改善の余地があった。
【0005】
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、省電力で効率よく大きな振動を発生することができ、メンテナンスも容易で、広く忌避効果が得られる有害動物忌避装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、地中に埋められる金属製の筒状本体と、地面から上方に突出する電源ケース体と、前記筒状本体と前記電源ケース体を連結する連結部が設けられ、前記筒状本体の内側空間には振動体が設けられ、前記電源ケース体の内側空間には前記振動体を駆動する電源が設けられ、前記振動体は、振動ケース体と、前記振動ケース体に収納され前記電源に電気的に接続される振動源とを備え、前記振動体は、前記筒状本体又は前記電源ケース体の内側に、直接又は間接的に設けられた板バネに取り付けられた状態で振動可能に保持され、前記振動体は前記筒状本体の内側面に当接している有害動物忌避装置である。
【0007】
前記振動体は、上端部が前記筒状本体の内側面から僅かに離間して配置され、下端部は前記筒状本体の内側面に当接し、前記板バネの弾性力により前記筒状本体の内側面に押し付けられているものである。
【0008】
前記筒状本体は、前記地面に接触した使用状態において前記内側面が水平方向に対して傾斜して地中に埋設されるものである。前記筒状本体の内側面の傾斜角度は、水平方向に対して45°から70°が好ましい。
【0009】
前記振動源は、前記振動ケース体の内側空間に設けられ前記電源により回転するモータと、前記モータの回転軸に取り付けられ重心位置が偏心した重りとから成り、前記電源ケース体の外側に、前記電源に接続されたスイッチが設けられているものである。
【0010】
前記板バネは一方向に細長い板体で、板体の厚み方向に弾性変形が容易に可能であり、前記板バネの長手方向の一方の端部は、前記筒状本体又は前記電源ケース体に固定され、他方の端部は前記振動体に固定され、前記板バネの厚み方向は、前記振動体を前記筒状本体の内側面に押し付ける方向と一致するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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