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公開番号2024103040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007169
出願日2023-01-20
発明の名称処理方法
出願人栗田工業株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類A01N 59/08 20060101AFI20240725BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】より効率的に対象物を抗菌する処理方法等を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、工業プロセス内に設けられた容器の内容物に対する処理方法が提供される。この処理方法は、容器の内部に水を加えることで内容物を希釈する希釈工程を備える。希釈工程が完了するまでに、水以外に抗菌剤が容器に添加される。抗菌剤は、次亜塩素酸又はその塩と、塩素安定化剤と、を組み合わせてなる成分である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
工業プロセス内に設けられた容器の内容物に対する処理方法であって、
前記容器の内部に水を加えることで前記内容物を希釈する希釈工程を備え、ここで、前記希釈工程が完了するまでに、前記水以外に抗菌剤が前記容器に添加され、
前記抗菌剤は、次亜塩素酸又はその塩と、塩素安定化剤と、を組み合わせてなる成分である、処理方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の処理方法において、
前記容器は前記水が流通する配管を備え、
前記抗菌剤は、前記配管を介して添加される、処理方法。
【請求項3】
請求項2に記載の処理方法において、
前記希釈工程では、前記抗菌剤の添加完了後に、前記配管に前記水を流通させつつ、前記配管を介して前記容器に前記水を加える操作が行われる、処理方法。
【請求項4】
請求項1に記載の処理方法において、
前記塩素安定化剤は、含窒素化合物を含む、処理方法。
【請求項5】
請求項4に記載の処理方法において、
前記抗菌剤は、前記次亜塩素酸又はその塩に含まれる塩素原子と、前記塩素安定化剤に含まれる窒素原子と、の割合が、モル比で1:1以上1:2以下の範囲となるように組み合わされた成分である、処理方法。
【請求項6】
請求項1に記載の処理方法において、
前記抗菌剤のpHは8以上である、処理方法。
【請求項7】
請求項1に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、1~20000mg/Lの濃度(塩素分子換算)で有効成分を含む、処理方法。
【請求項8】
請求項1に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、その容積が200立米以下である、処理方法。
【請求項9】
請求項1に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、同一容器に1時間以上滞留する、処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種工業分野におけるプロセスに対して、抗菌剤(殺菌剤)を添加する技術が知られている。具体的に、特許文献1には、所定の有機化合物を抗菌対象系に添加する抗菌方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-003311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示される抗菌剤は必ずしも廉価なものではなく、より効率的に対象物を抗菌する技術が望まれていた。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、より効率的に対象物を抗菌する処理方法等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、工業プロセス内に設けられた容器の内容物に対する処理方法が提供される。この処理方法は、容器の内部に水を加えることで内容物を希釈する希釈工程を備える。希釈工程が完了するまでに、水以外に抗菌剤が容器に添加される。抗菌剤は、次亜塩素酸又はその塩と、塩素安定化剤と、を組み合わせてなる成分である。
【0007】
(1)
工業プロセス内に設けられた容器の内容物に対する処理方法であって、
前記容器の内部に水を加えることで前記内容物を希釈する希釈工程を備え、ここで、前記希釈工程が完了するまでに、前記水以外に抗菌剤が前記容器に添加され、
前記抗菌剤は、次亜塩素酸又はその塩と、塩素安定化剤と、を組み合わせてなる成分である、処理方法。
(2)
(1)に記載の処理方法において、
前記容器は前記水が流通する配管を備え、
前記抗菌剤は、前記配管を介して添加される、処理方法。
(3)
(2)に記載の処理方法において、
前記希釈工程では、前記抗菌剤の添加完了後に、前記配管に前記水を流通させつつ、前記配管を介して前記容器に前記水を加える操作が行われる、処理方法。
(4)
(1)ないし(3)のいずれか1項に記載の処理方法において、
前記塩素安定化剤は、含窒素化合物を含む、処理方法。
(5)
(4)に記載の処理方法において、
前記抗菌剤は、前記次亜塩素酸又はその塩に含まれる塩素原子と、前記塩素安定化剤に含まれる窒素原子と、の割合が、モル比で1:1以上1:2以下の範囲となるように組み合わされた成分である、処理方法。
(6)
(1)ないし(5)のいずれか1項に記載の処理方法において、
前記抗菌剤のpHは8以上である、処理方法。
(7)
(1)ないし(6)のいずれか1項に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、1~20000mg/Lの濃度(塩素分子換算)で有効成分を含む、処理方法。
(8)
(1)ないし(7)のいずれか1項に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、その容積が200立米以下である、処理方法。
(9)
(1)ないし(8)のいずれか1項に記載の処理方法において、
前記希釈工程完了後の前記内容物は、同一容器に1時間以上滞留する、処理方法。
【0008】
上記態様によれば、より効率的に対象物を抗菌する処理方法等が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の処理方法が実施される処理システムの全体構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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