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公開番号2024074148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022185246
出願日2022-11-18
発明の名称害虫の防止方法
出願人個人
代理人個人
主分類A01G 7/06 20060101AFI20240523BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】「島バナナ」と呼ばれている希少品種のバナナの病害虫の防止方法に関し、島バナナの病害虫を防止することで、島バナナの量産を可能とする。
【解決手段】害虫が侵入した根茎1の一部又は全部又は害虫が侵入した土壌を排除する。この際に島バナナの生えている領域に強風が当たらないように防風ネットを配設する。加えて、防風ネットによる弊害を抑制するために、1又は複数の送風手段を配設する。また、光量が不足しないように、島バナナ栽培施設内に光を供給すべく、植物栽培用のLEDランプと太陽光の反射鏡を設置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
害虫が侵入した根茎の一部又は全部又は害虫が侵入した土壌を排除することを特徴とする島バナナの害虫防止方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記島バナナの生えている領域に強風が当たらないように防風ネットを配設することを特徴とする請求項1に記載の島バナナの害虫防止方法。
【請求項3】
防風ネットによる弊害を抑制するために、1又は複数の送風手段を配設することを特徴とする請求項2に記載の島バナナの害虫防止方法。
【請求項4】
光量が不足しないように、島バナナ栽培施設内に光を供給すべく、植物栽培用のLEDランプと太陽光の反射鏡を設置することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の島バナナの害虫防止方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、「島バナナ」と呼ばれている希少品種のバナナの病害虫の防止方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
島バナナは、通常のバナナの半分ほどの小ぶりだが、熟した島バナナは、通常のバナナに比べて濃厚な甘さに程よい酸味と薫りが有り、独特の風味が楽しめる。この島バナナは、小笠原諸島から沖縄に移入されたと言われ、「小笠原バナナ」とも呼ばれている。
ところで、台風以外の「島バナナ」の大敵が病害虫である。図1は、バナナの根茎(塊茎)1の側面図であるが、白色で澱粉が貯蔵されており、地表面E近くに生長点が有る。ジュガイモと同様に根茎1にはいくつかの芽が有り、ある段階になると次世代の吸芽2が発芽する。この根茎1が多くの澱粉を蓄えておれば、その量に比例して芽2は大きく成長し、実をつけるようになる。すると果実の濃厚な甘さに程よい酸味と香りを出すための変化が根茎の中で起り、害虫が寄って来る原因となる。
【0003】
この根茎1か大きくなり、次世代の芽3の成長を助ける。しかし、害虫が根茎1に侵入すると、蓄えられていた新芽の成長を直接助ける養分が腐ってしまい、新芽3の発育が遅れることになる。その結果、充分に成長できなかった2代めの根茎には、栄養が充分に蓄えられていないので、バナナの実がつく状態にならない。そのため、害虫を誘因する原因が作られないので、害虫は寄ってこないが、成長もしない状態となる。枯れるわけではないが、豊作にはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009- 51792 号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の発明は、害虫を誘引して駆除する薬剤の誘因物質が長期保存中に変化し、外観変化や害虫誘殺効力の劣化が起こる場合があるので、これらの現象が起こりにくい害虫誘殺性毒餌剤を提供する。
この目的で、この発明は、殺虫成分、糖類およびアミノ化合物を構成成分として含有する害虫可食性の誘引成分に、亜硫酸化合物もしくはチオール化合物又はその両方を含有させた組成物を製造することにより誘引成分の変化が起こりにくい害虫誘殺性毒餌剤である。
【0006】
しかしながら、バナナ栽培農家に多い個人農家が薬剤を用いるのは資金的にも技術的にも十分でなく、個人農家に向いた簡易な方法で実現できる手法が望まれる。
本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、個人農家でも実現できる簡易な方法で害虫を防止可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の技術的課題は、次のような手段によって解決される。請求項1は、害虫の侵入した根茎の一部又は全部又は害虫の侵入した土壌を排除することを特徴とする島バナナの害虫防止方法である。
【0008】
請求項2は、前記バナナの生えている領域に強風が当たらないように防風ネットを配設することを特徴とする請求項1に記載の島バナナの害虫防止方法である。
【0009】
請求項3は、防風ネットによる弊害を抑制するために、1又は複数の送風手段を配設することを特徴とする請求項2に記載の島バナナの害虫防止方法である。
【0010】
請求項4は、光量が不足しないように、施設内に光を供給すべく、植物栽培用のLEDランプと太陽光の反射鏡を設置することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の島バナナの害虫防止方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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