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公開番号2024080921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194282
出願日2022-12-05
発明の名称除草方法
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 20/10 20180101AFI20240610BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】簡単な方法で雑草の発生を抑えることができ、長期にわたって環境性や景観性を良好にできる除草方法を提供する。
【解決手段】土壌10からの雑草の発生を抑える除草方法は、土壌10から発生した雑草11を所定の高さ以下に刈り揃える草刈工程と、草刈工程を行った後、雑草の新芽が発生した際に液体の除草剤を撒く除草工程と、除草工程を行って雑草を枯らした後、土壌10の表面13にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片Aを撒く植栽工程と、植栽工程を行った後、土壌10の表面13で小片Aから成長した植物14が所定の高さとなった際に、この植物14を草刈り機で刈って細かく砕きその小片Bを分散させ、更に成長させて土壌10の全表面13を覆わせる被覆工程とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
土壌からの雑草の発生を抑える除草方法において、
前記土壌から発生した雑草を所定の高さ以下に刈り揃える草刈工程と、
前記草刈工程を行った後、雑草の新芽が発生した際に液体の除草剤を撒く除草工程と、
前記除草工程を行って雑草を枯らした後、前記土壌表面にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片Aを撒く植栽工程と、
前記植栽工程を行った後、前記土壌表面で前記小片Aから成長した植物が所定の高さとなった際に、該植物を草刈り機で刈って細かく砕きその小片Bを分散させ、更に成長させて前記土壌の全表面を覆わせる被覆工程とを有することを特徴とする除草方法。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
請求項1記載の除草方法において、前記草刈工程と前記除草工程は、雑草が枯れるまで繰返し行うことを特徴とする除草方法。
【請求項3】
土壌からの雑草の発生を抑える除草方法において、
前記土壌から発生した雑草に水を撒く散水工程と、
前記散水工程を行った後、撒いた水を天日により湯にして雑草の根に行き渡らせる除草工程と、
前記除草工程を行って雑草を枯らした後、前記土壌表面にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片Aを撒く植栽工程と、
前記植栽工程を行った後、前記土壌表面で前記小片Aから成長した植物が所定の高さとなった際に、該植物を草刈り機で刈って細かく砕きその小片Bを分散させ、更に成長させて前記土壌の全表面を覆わせる被覆工程とを有することを特徴とする除草方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、幅広い分野で活用可能な雑草の除草方法に係り、更に詳細には、例えば、公園や庭、空き地、ゴルフの打ちっ放し場、道路の花壇(その他雑草の生える花壇)や中央分離帯、市や国が保有する敷地等に発生する雑草の除草方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、公園や庭、空き地等に発生した雑草は、作業者が草刈り機等を用いて刈り取っているが、作業に手間を要して負担が大きかった。また、たとえ草刈りを行ったとしても、地中に根が残っている場合は、新芽が発生して再び雑草が生い茂るため、草刈りを繰返し行う必要があった。なお、雑草は雨が降れば一瞬で生える。
そこで、例えば、特許文献1に開示された、雑草の生育を防止する地被植物の植生方法及び地被植物マットが提案されている。具体的には、土壌に遮光性シートを敷設して覆土し、その上方に植生ネットを敷設して覆土し、そこへ地被植物を植え付けることで、植生を行う技術である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-10566号公報
特開2016-21905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、土壌に遮光性シートを敷設する作業や、その上方に植生ネットを敷設する作業を行う必要があり、作業性が悪く、また、遮光性シートや植生ネットを準備する必要もあり、コストもかかっていた。
また、特許文献2には、除草剤を使用して雑草を除去することが記載されているが、除草剤は有効期間が短いこと、毒性を有することが問題視されている。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、簡単な方法で雑草の発生を抑えることができ、長期にわたって環境性や景観性を良好にできる除草方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的に沿う第1の発明に係る除草方法は、土壌からの雑草の発生を抑える除草方法において、
前記土壌から発生した雑草を所定の高さ以下に刈り揃える草刈工程と、
前記草刈工程を行った後、雑草の新芽が発生した際に液体の除草剤を撒く除草工程と、
前記除草工程を行って雑草を枯らした後、前記土壌表面にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片A(発芽物(発芽体)A)を撒く植栽工程と、
前記植栽工程を行った後、前記土壌表面で前記小片Aから成長した植物が所定の高さとなった際に、該植物を草刈り機で刈って細かく砕きその小片B(発芽物(発芽体)B)を分散させ、更に成長させて前記土壌の全表面を覆わせる被覆工程とを有する。
ここで、前記草刈工程と前記除草工程は、雑草が枯れるまで繰返し行うことが好ましい。
【0007】
この除草方法は、SDGsに則った方法である。
従来の草刈りは、草刈り機や刈り払い機を使って毎年2回ほど行っているが、本方法では、例えば、1回の草刈り(後の除草)のみで、次の年からは草刈りではなく、草むしりのみでよい。即ち、植物の繁殖状況を補助する作業のみでよい。なお、草むしりへの移行は、日照や天候の条件によって異なり、次の年からではなく、3年程度かかる可能性もある。
このように、草むしりや、また、水やり等の簡単な作業のみで、除草した状態を維持できるので、例えば、身体障害者やダウン症の人達の仕事に繋がる。
しかも、従来のように、ガソリン等の燃料を使用する草刈り機や刈り払い機を使う必要がなく、刃を使う必要もなくなるので、まさにSDGs時代に適した方法である。
また除草方法は、例えば、その年に1回だけ除草剤を使用(除草工程を実施)すればよいため、効率的に作業を進めることができる。
なお、除草剤を使用できない場合でも、以下に示す第2の発明に係る除草方法のように、多少の手間をかければ除草できる。
【0008】
前記目的に沿う第2の発明に係る除草方法は、土壌からの雑草の発生を抑える除草方法において、
前記土壌から発生した雑草に水を撒く散水工程と、
前記散水工程を行った後、撒いた水を天日により湯にして雑草の根に行き渡らせる除草工程と、
前記除草工程を行って雑草を枯らした後、前記土壌表面にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片A(発芽物(発芽体)A)を撒く植栽工程と、
前記植栽工程を行った後、前記土壌表面で前記小片Aから成長した植物が所定の高さとなった際に、該植物を草刈り機で刈って細かく砕きその小片B(発芽物(発芽体)B)を分散させ、更に成長させて前記土壌の全表面を覆わせる被覆工程とを有する。
【発明の効果】
【0009】
第1の発明に係る除草方法は、土壌から発生した雑草を所定の高さ以下に刈り揃えた後(即ち、草刈工程を行った後)、雑草の新芽が発生した際に液体の除草剤を撒く(即ち、除草工程を行う)ので、例えば、液体の除草剤を過剰に何度も撒くことなく、作業性よく効率的に雑草を枯らすことができる。
また、第2の発明に係る除草方法は、除草剤を使用する(草刈工程と除草工程を行う)代わりに、土壌から発生した雑草に水を撒いた後(散水工程を行った後)、撒いた水を天日により湯にして雑草の根に行き渡らせる(除草工程を行う)ことにより、環境への影響を低減しながら、雑草を枯らすことができる。
第1、第2の発明に係る除草方法は、上記方法で雑草を枯らした後に、土壌表面にマンネン草属又は地被植物からなる植物の葉、茎、及び、根のいずれか1又は2以上からなる小片Aを撒き(植栽工程を行い)、この小片Aから成長した植物が所定の高さとなった際に、この植物を草刈り機で刈って細かく砕きその小片Bを分散させ、更に成長させて、土壌の全表面を覆わせる(被覆工程を行う)ので、作業性よく効率的に土壌表面を植物(グランドカバー)で埋め尽くすことができる。
これにより、植物が土壌表面にびっしりと隙間なく生えるため、太陽光が土壌表面へ届きづらくなり、たとえ土壌表面に雑草の種等が存在したとしても、雑草の発生を抑制できる。
従って、簡単な方法で雑草の発生を抑えることができ、長期にわたって環境性や景観性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(A)~(F)は本発明の一実施の形態に係る除草方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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