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公開番号2024062667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170662
出願日2022-10-25
発明の名称ネイルプリント装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類A45D 29/00 20060101AFI20240501BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】印刷ヘッドと指との不要な接触を回避しつつ爪に印刷する。
【解決手段】移動機構は、印刷ヘッド230を、爪の長さ方向(Y方向)と爪の幅方向(X方向)とに移動可能に保持する。プリンタ制御モジュール514は、Y方向とX方向とに印刷ヘッド230を移動させつつ画像を爪に印刷する「印刷走査」を実行するにあたって、指の領域のうち印刷ヘッド230と接触する可能性がある接触領域Wを決定し、接触領域Wに基づいて印刷走査を制御する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
複数の指を置くことができる指置台と、
前記指の爪に画像を印刷する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドを、前記指置台に置かれた指の爪に対して、第1方向と前記第1方向と交差する第2方向とに移動可能に保持する移動機構と、
前記第1方向と前記第2方向とに前記印刷ヘッドを移動させつつ前記爪に印刷する印刷走査を実行するにあたって、前記指の領域のうち前記印刷ヘッドと接触する可能性がある接触領域を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された前記接触領域に基づいて前記印刷走査を制御する制御手段と、を有することを特徴とするネイルプリント装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記決定手段は、前記爪以外の領域の中から前記接触領域を決定することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記指の領域のうち前記爪の最低位置よりも高い領域の中から前記接触領域を決定することを特徴とする請求項2に記載のネイルプリント装置。
【請求項4】
前記決定手段は、前記指の関節領域を前記接触領域として決定することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項5】
前記決定手段は、前記指の撮像画像に基づいて前記接触領域を決定することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項6】
前記第1方向と前記第2方向とを含む面に平行な方向に光を発する発光部と、
前記発光部から発せられた光を受ける受光部と、を有し、
前記決定手段は、前記指置台に前記指が置かれた状態における前記受光部による受光状態に基づいて、前記接触領域を決定することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項7】
前記第1方向は前記爪の長さ方向であり、前記第2方向は前記爪の幅方向であり、
前記制御手段は、複数の前記爪のうち第1の爪に対して前記第2方向の延長上に第2の爪が存在し、且つ、前記第2方向における前記第1の爪と前記第2の爪との間に前記接触領域が存在しない場合、前記第1の爪と前記第2の爪との、前記第1方向における互いに同じ位置が、前記第2方向への前記印刷ヘッドの共通する移動期間に印刷されるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第1方向のうち一方向への前記印刷ヘッドの1回の移動と、前記第2方向における前記印刷ヘッドの1回以上の移動と、による1回の印刷走査によって印刷可能な爪の領域が、共通する前記1回の印刷走査により印刷されるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記爪の各々における、印刷対象の全領域が、前記第1方向のうち一方向への前記印刷ヘッドの1回の移動と、前記第2方向における前記印刷ヘッドの1回以上の移動と、による1回の印刷走査によって印刷されるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
【請求項10】
前記第1方向は前記爪の長さ方向であり、前記第2方向は前記爪の幅方向であり、
前記指置台は指ごとに設けられ、且つ、個別に高さ調整が可能であり、
前記制御手段は、前記第2方向における第1の爪の両側に前記接触領域が存在する場合は、前記第1の爪に対応する指置台を下降させてから、前記接触領域を有する指の爪を印刷することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネイルプリント装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、指の爪等にネイルデザイン(画像)を描画印刷するプリンタ(ネイルプリント装置と称する)が知られている。このようなネイルプリント装置で高品位な画像を印刷するには、印刷する爪を有する指を、印刷機能部材である印刷ヘッドが印刷に適した高さへ移動して、印刷ヘッドが走査する。
【0003】
短時間で印刷するためには、一度の印刷ヘッドの走査で複数の爪に対して印刷を行うことが好ましい。特許文献1では、複数の爪を有する指に印刷する際に、印刷ヘッドが最適な高さへ移動してから印刷を行うネイルプリント装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2003-534083号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、指の長さや姿勢、爪の位置等によっては、走査時に印刷ヘッドが爪以外の指の領域に接触(干渉)するおそれがある。例えば、指の関節部分などが爪よりも高い位置にある場合、最適な高さで移動する印刷ヘッドが関節部分に接触する可能性がある。爪以外の領域を印刷ヘッドが通過する際に印刷ヘッドが指に接触すると、指が汚れる等の問題が発生する。特許文献1に開示された技術では、複数の爪に対して同時に印刷を行う場合における、印刷ヘッドと指との接触回避について記載がない。
【0006】
本発明は、印刷ヘッドと指との不要な接触を回避しつつ爪に印刷することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明のネイルプリント装置は、複数の指を置くことができる指置台と、前記指の爪に画像を印刷する印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドを、前記指置台に置かれた指の爪に対して、第1方向と前記第1方向と交差する第2方向とに移動可能に保持する移動機構と、前記第1方向と前記第2方向とに前記印刷ヘッドを移動させつつ前記爪に印刷する印刷走査を実行するにあたって、前記指の領域のうち前記印刷ヘッドと接触する可能性がある接触領域を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記接触領域に基づいて前記印刷走査を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷ヘッドと指との不要な接触を回避しつつ爪に印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
プリントシステムの構成を示すブロック図である。
プリンタ本体の上面図である。
プリンタ本体の正面図である。
プリンタ本体の側面図である。
プリントシステムのソフトウェア構成図である。
爪に画像を印刷するための処理の流れを示す図である。
接触領域を説明するための指の模式図である。
2本の指に対する印刷例を示す図である。
指置台に置かれた8本の指を示す図である。
印刷走査制御処理を示すフローチャートである。
印刷走査制御処理を示すフローチャートである。
指置台に置かれた5本の指を示す図である。
指置台に置かれた3本の指を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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