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公開番号2024062477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170312
出願日2022-10-25
発明の名称通信装置、通信装置の方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04L 67/14 20220101AFI20240501BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 セッションを維持したサービスを実行する場合に、セッション管理を適切に行えるようにすること。
【解決手段】 通信装置のアプリケーションは、第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを受信した通信端点を識別し、同一か否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信端点が同一の通信端点ではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行する通信装置であって、
少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線とを介してリクエストを受信し、レスポンスを送信するサーバ手段と、
所定のリクエストを処理するアプリケーションと、を有し、
前記アプリケーションは、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを受信した通信端点を識別し、同一か否かを判定する判定手段と、を有し、
前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信端点が同一の通信端点ではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行する通信装置であって、
少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線と、を介してリクエストを受信し、レスポンスを送信するマルチスレッドサーバー手段と、
所定のリクエストを処理するアプリケーションと、を有し、
前記アプリケーションは、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを処理したスレッドを識別し、同一か否かを判定する判定手段と、を有し、
前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信したスレッドが同一のスレッドではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理することを特徴とする通信装置。
【請求項3】
前記第1の通信回線はUSB(Universal Serial Bus)であり、前記論理インタフェースはIPPoverUSBに準拠した論理インタフェースであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記第2の通信回線はTCP/IPネットワークであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記リクエスト/レスポンス型のプロトコルはHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項6】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行する通信装置の制御方法であって、
少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線とを介してリクエストを受信し、レスポンスを送信する送信ステップと、
アプリケーションにより所定のリクエストを処理する処理ステップと、を有し、
前記処理ステップは、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別ステップと、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを受信した通信端点を識別し、同一か否かを判定する判定ステップと、を有し、
前記判定ステップにより前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信端点が同一の通信端点ではないと判定され、前記識別ステップにより前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理することを特徴とする制御方法。
【請求項7】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行する通信装置の制御方法であって、
少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線と、を介してリクエストを受信し、レスポンスを送信する送信ステップと、
アプリケーションにより所定のリクエストを処理するステップと、を有し、
前記アプリケーションは、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別ステップと、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを処理したスレッドを識別し、同一か否かを判定する判定ステップと、を有し、
前記判定ステップにより前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信したスレッドが同一のスレッドではないと判定され、前記識別ステップにより前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理することを特徴とする通信装置。
【請求項8】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行し、少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線とを介してリクエストを受信し、レスポンスを送信する通信装置のコンピュータを、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを受信した通信端点を識別し、同一か否かを判定する判定手段と、して機能させ、
前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信端点が同一の通信端点ではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理するよう機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項9】
端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行し、少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線と、を介してリクエストを受信し、レスポンスを送信する通信装置のコンピュータを、
第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、
前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを処理したスレッドを識別し、同一か否かを判定する判定手段と、して機能させ、
前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信したスレッドが同一のスレッドではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理するよう機能させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信装置の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、パーソナルコンピュータやスマートフォン等の端末装置上のWebブラウザからHTTP通信を用いて、画像形成装置など通信装置に内蔵されたWebサーバにアクセスする技術が存在する。HTTP/1.1では、Keep-Alive機能によりセッションを維持したまま一連のHTTP通信を継続できるようになり、この機能は、多くのWebアプリケーションで利用されている。
【0003】
また、HTTPを拡張した、IPネットワークを通じてプリンタの制御を行う通信プロトコルとしてIPP(Internet Printing Protocol)が知られている。
【0004】
そして、IPPを含むHTTP通信をUSB(Universal Serial Bus)を介して行う方法として、IPP over USBという規格が知られている。USBでは、一つのまとまった機能ブロックのことをインタフェースと呼び、インタフェースは一つ以上のエンドポイント(以下、EP)と呼ばれる論理チャンネルを備える。これによって、物理的にシリアル通信であるUSBを用いて、複数の通信経路を形成することができる。特許文献1には、1のエンドポイントを介して、複数のクライアントアプリケーションの各々からHTTP要求を受信する場合においても、通信時間が増大することを防止するための構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-92889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通信装置がHTTP通信により外部の端末装置にサービスを提供する場合、HTTPのKeep-Alive機能を用いてHTTPセッションが維持されている間、処理の一貫性を担保することが可能である。例えば、マルチセッション非対応のサービスの場合、確立中のHTTPセッション以外からの当該サービスに対するHTTPリクエストを禁止することにより、サービスの排他処理を行うことが考えられる。また、マルチセッション対応のサービスの場合、HTTPセッション毎にHTTPクライアントの状態を管理することが考えられる。
【0007】
ところが、IPP over USBに準拠したインタフェースディスクリプタを複数備える通信装置において、USB接続した端末装置の挙動によっては、セッションが維持されるべき一連のHTTPリクエストを異なるエンドポイントで受信する場合がある。この場合、複数のHTTP通信が同一セッションであるか否かの判別が困難となり、サービスの排他制御やHTTPセッション管理に不整合が生じ得る。すなわち、HTTPセッションを維持したサービスを実行する場合に、HTTPセッション管理を適切に実現する必要がある。特許文献1は、このような課題に対し言及しておらず、またそのため、有効な解決手段についても考慮されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、端末装置とリクエスト/レスポンス型のプロトコルによる通信を実行する通信装置であって、少なくとも2つの論理インタフェースを含む第1の通信回線と、前記第1の通信回線とは異なる第2の通信回線とを介してリクエストを受信し、レスポンスを送信するサーバ手段と、所定のリクエストを処理するアプリケーションと、を有し、前記アプリケーションは、第1のリクエストと第2のリクエストとを受信した通信回線を識別する識別手段と、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストとを受信した通信端点を識別し、同一か否かを判定する判定手段と、を有し、前記判定手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信端点が同一の通信端点ではないと判定され、前記識別手段により前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを受信した通信回線が前記第1の通信回線であると判定された場合、前記第1のリクエストと前記第2のリクエストを同一セッションの一連のリクエストとして処理することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、セッションを維持したサービスを実行する場合に、セッション管理を適切に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図。
第1実施形態に係る通信装置100のハードウェア構成を示すブロック図。
第1実施形態に係る端末装置200のハードウェア構成を示すブロック図。
第1実施形態に係る通信装置100のHTTP通信に係るソフトウェア構成を示すブロック図。
第1実施形態に係る端末装置200のHTTP通信に係るソフトウェア構成を示すブロック図。
第1実施形態においてHTTPリクエストとHTTPレスポンスの一例を示す図。
第1実施形態に係るWebサーバの主スレッドの動作を示すフローチャート。
第1実施形態に係るWebサーバの副スレッドの動作を示すフローチャート。
第1実施形態に係るWebアプリケーションの動作を示すフローチャート。
第1実施形態に係る通信システムの動作の一例を示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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