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公開番号2024057199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163766
出願日2022-10-12
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 21/14 20060101AFI20240417BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 長さが異なる複数の記録材を通紙する場合にも、記録材の長さに応じて紙間を制御することが望まれる。
【解決手段】 第1の記録材の長さが第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより長い第2の長さである場合、前記制御手段は、前記第2の長さの記録材が第1の枚数連続して搬送されると前記紙間を広げるように制御し、第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより短い第3の長さである場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第1の枚数より多い第2の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の記録材を積載し、積載された記録材を給紙する給紙手段、
前記給紙手段から給紙された記録材の搬送方向の長さを検知する第1の検知手段、
前記給紙手段から給紙された記録材の搬送方向と直交する方向の幅を検知する第2の検知手段と、
前記長さと前記幅とに基づき、先行する第1の記録材と後続する第2の記録材の間隔である紙間を制御する制御手段と、を備え、
第1の記録材の長さが第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより長い第2の長さである場合、前記制御手段は、前記第2の長さの記録材が第1の枚数連続して搬送されると前記紙間を広げるように制御し、
第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより短い第3の長さである場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第1の枚数より多い第2の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
第1の記録材の長さが前記第1の長さより短い第4の長さで、第2の記録材の長さが前記第4の長さより短い第5の長さである場合、前記制御手段は、前記第5の長さの記録材が前記第2の枚数より少ない第3の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
画像形成装置が配置された環境の温度を検知する第3の検知手段を備え、
第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第3の長さで、前記環境の温度が第1の温度である場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第2の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御し、
第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第3の長さで、前記環境の温度が前記第1の温度より高い第2の温度である場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第2の枚数より少ない第3の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
第1の記録材の長さが第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより長い第2の長さである場合、前記制御手段は、前記第2の長さの記録材が前記第1の枚数連続して搬送されると、基準値を前記第1の長さから前記第2の長さに更新することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより短い第3の長さである場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第2の枚数連続して搬送されると、基準値を前記第1の長さから前記第3の長さに更新することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記長さと前記幅とに基づき、記録材の種類を判別し、記録材の種類に応じて前記紙間を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真プロセスを用いる複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置においては、搬送方向の長さや、搬送方向と直交する方向の幅が、様々異なる記録材が通紙される。記録材は、予めサイズの定められた記録材を給紙することが可能な給紙カセットから給紙される場合と、ユーザが自由に記録材を給紙させることが可能なマルチパーパストレイ(以下、MPトレイとも称する)から給紙される場合とがある。給紙カセットから記録材が給紙される場合は、予めサイズの定められた記録材のサイズに応じた定着モードを用いて画像形成がなされる。一方、MPトレイから記録材が給紙される場合は、トレイに載置された記録材のサイズは判別できないため、画像形成装置と接続されるホストコンピュータにおいてユーザが指定した記録材のサイズに応じた定着モードを用いて画像形成がなされる。
【0003】
ここで、封筒のような特に幅の狭い記録材(以下、Narrow紙とも称する)を連続して通紙する場合がある。このような場合は、定着器における記録材の通過する部分と、記録材の通過しない部分との熱の消費の差から、通過しない部分における温度が上昇する、いわゆる「非通紙部昇温」が発生する。非通紙部昇温が発生してしまうと、非通紙部昇温に起因し、以下の現象が発生する虞がある。即ち、加圧ローラの熱膨張に不均一を生じ、非通紙部でのゴム劣化が進行したり、フィルム加熱方式の加熱装置にあってはフィルムの送り速度に差が生じて、記録材の搬送速度が局所的に変化することで、紙シワが発生したりする。あるいは、Narrow紙の直後にA4サイズ等の幅の広い記録材を通紙すると、Narrow紙の非通紙部に対応する領域が高温になっているためトナーの溶融過多が発生し、高温オフセットとなる。
【0004】
このような状況を鑑み、Narrow紙を通紙する場合は、記録材の給紙間隔である紙間を広くし、スループットを下げることによって、非通紙部昇温の低減を図っている。この時、記録材の長さが長い方が、非通紙部領域が加熱される時間が長くなり、温度もより高くなる。よって、Narrow紙の長さによって紙間を広くする。特許文献1では、1枚目に給紙された記録材の長さをセンサで検知し、検知した記録材のサイズに基づいて、紙間を決定することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-272781
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、長さが異なる複数の記録材を通紙する場合にも、記録材の長さに応じて紙間を制御することが望まれる。
【0007】
本出願にかかる発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、長さの異なる複数の記録材が通紙される場合でも、記録材の長さに応じて紙間を制御することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、複数の記録材を積載し、積載された記録材を給紙する給紙手段、前記給紙手段から給紙された記録材の搬送方向の長さを検知する第1の検知手段、前記給紙手段から給紙された記録材の搬送方向と直交する方向の幅を検知する第2の検知手段と、前記長さと前記幅とに基づき、先行する第1の記録材と後続する第2の記録材の間隔である紙間を制御する制御手段と、を備え、第1の記録材の長さが第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより長い第2の長さである場合、前記制御手段は、前記第2の長さの記録材が第1の枚数連続して搬送されると前記紙間を広げるように制御し、第1の記録材の長さが前記第1の長さで、第2の記録材の長さが前記第1の長さより短い第3の長さである場合、前記制御手段は、前記第3の長さの記録材が前記第1の枚数より多い第2の枚数連続して搬送されると前記紙間を狭めるように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、長さの異なる複数の記録材が通紙される場合でも、記録材の長さに応じて紙間を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の概略構成図
記録材Pの長さと幅に応じた記録材の種類を示した図
記録材Pの長さと幅を検知するセンサを示した図
記録材Pの種類に応じた紙間の制御について示したフローチャート
記録材Pの種類に応じた紙間の制御について示したフローチャート
記録材Pの種類と環境温度に応じた紙間の制御について示したフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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