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公開番号2024055602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162666
出願日2022-10-07
発明の名称記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240411BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】軸周辺の剛性と、組立性とを両立可能な技術を提供すること。
【解決手段】記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材に回動自在に支持され、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着可能な開位置と、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着困難な閉位置とに回動可能な回動部材と、を備えた記録装置であって、前記回動部材の回動中心である軸部と、前記軸部が軸方向に挿入され、該軸部を支持する軸支部と、前記回動部材の所定の回動範囲において、前記支持部材に対する前記回動部材の前記軸方向の変位を規制し、前記所定の回動範囲外の回動位置において、前記回動部材の前記軸方向の変位を許容する。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録ヘッドを支持する支持部材と、
前記支持部材に回動自在に支持され、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着可能な開位置と、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着できない閉位置とに回動可能な回動部材と、
を備えた記録装置であって、
前記回動部材と前記支持部材の一方に設けられ、前記回動部材の回動中心である軸部と、
前記回動部材と前記支持部材の他方に設けられ、前記軸部が軸方向に挿入され、該軸部を支持する軸支部と、
前記回動部材の所定の回動範囲において、前記支持部材に対する前記回動部材の前記軸方向の変位を規制し、前記所定の回動範囲外の回動位置において、前記回動部材の前記軸方向の変位を許容する変位規制構造と、を備える、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記回動部材が前記回動位置に位置する場合、前記軸部を前記軸支部に挿抜可能である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記回動部材の前記回動位置への回動規制と、該回動規制の解除とが可能な回動規制手段を備える、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記支持部材は、
前記回動部材を回動自在に支持する第一の部分と、
前記第一の部分に脱着可能な第二の部分と、を含み、
前記第二の部分は、前記回動部材が前記回動位置に回動することを規制する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項4に記載の記録装置であって、
前記第二の部分は、前記記録ヘッドを支持する部分である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記開位置と前記閉位置とは、前記所定の回動範囲に含まれる位置である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記変位規制構造は、
前記支持部材に設けられた第一の規制部と、
前記回動部材に設けられた第二の規制部と、を備え、
前記第一の規制部と前記第二の規制部とは、
前記所定の回動範囲において、前記軸方向に互いに対向して前記回動部材の前記軸方向の変位を規制し、
前記所定の回動範囲外において、前記軸方向に互いに対向しない、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項7に記載の記録装置であって、
前記第一の規制部は、前記支持部材において前記軸方向に突出した部分であり、
前記第二の規制部は、前記回動部材において前記軸方向に突出した部分である、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記軸部と前記軸支部との組を、前記軸方向に離間して二組備える、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項10】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記軸部は、前記回動部材に設けられ、
前記軸支部は、前記支持部材の壁部に形成された穴である、
ことを特徴とする記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は記録装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
記録ヘッドの脱着に際して開閉される回動部材を備えた記録装置が提案されている。例えば特許文献1には、記録ヘッドへインクを供給するチューブを、ジョイント部材を用いて記録ヘッドに接続する構成を備えた記録装置が開示されている。この記録装置ではジョイント部材を保持したカバー部材をキャリッジに対して回動可能に取り付けて構成することで、カバーの開閉と記録ヘッドからのジョイントの挿抜を連動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6624759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
回動部材を回動する構造として、軸と軸が挿入される穴とを備えた構成においては、その組み立てに際して、部材の一時的な変形を利用したものが知られている。このような構成では、部材の撓みを利用するため、軸周辺の剛性を高めると組立性が悪化する。組立性を考慮して軸周辺の部材を撓み易くすると、輸送時などに強い衝撃が加わった場合、部品が撓んで脱落してしまう場合がある。
【0005】
本発明は、軸周辺の剛性と、組立性とを両立可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
記録媒体に液体を吐出して記録を行う記録ヘッドを支持する支持部材と、
前記支持部材に回動自在に支持され、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着可能な開位置と、前記記録ヘッドを前記支持部材に脱着できない閉位置とに回動可能な回動部材と、
を備えた記録装置であって、
前記回動部材と前記支持部材の一方に設けられ、前記回動部材の回動中心である軸部と、
前記回動部材と前記支持部材の他方に設けられ、前記軸部が軸方向に挿入され、該軸部を支持する軸支部と、
前記回動部材の所定の回動範囲において、前記支持部材に対する前記回動部材の前記軸方向の変位を規制し、前記所定の回動範囲外の回動位置において、前記回動部材の前記軸方向の変位を許容する変位規制構造と、を備える、
ことを特徴とする記録装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、軸周辺の剛性と、組立性とを両立可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る記録装置の外観図。
キャリッジ周辺の構造を示す斜視図。
キャリッジ周辺の構造を示す正面。
記録ヘッドの斜視図。
接続部材の斜視図。
接続部材の底面図。
図3のA-A線断面図。
ヘッドセットカバーが閉位置にある状態を示す断面図。
ヘッドセットカバーと接続部材の動作説明図。
ヘッドセットカバーと接続部材の動作説明図。
ヘッドセットカバーと接続部材の動作説明図。
ヘッドセットカバーと接続部材の動作説明図。
回動規制部の説明図。
(A)はヘッドセットカバーが回動規制された状態を示す図、(B)はヘッドセットカバーの回動規制が解除された状態を示す図。
変位規制構造の説明図。
(A)はヘッドセットカバーの変位規制が解除された状態を示す図、(B)はヘッドセットカバーが変位した状態を示す図。
(A)~(C)はヘッドセットカバーの取り外し手順を示す説明図。
(A)~(C)はヘッドセットカバーの枢支構造の別の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
「1.記録装置の概要」
図1は本発明の一実施形態に係る記録装置1の斜視図である。本実施形態の記録装置1は、液体インクを吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であるが、本発明はインクジェット記録装置以外の各種の記録装置にも適用可能である。図中、矢印X及びYは互いに交差する方向を示し、本実施形態ではこれらは互いに直交している。矢印Zは上下方向(重力方向)を示している。X方向は記録装置1の幅方向(左右方向、記録媒体の幅方向)である。Y方向は記録装置1の奥行方向(前後方向)である。
(【0011】以降は省略されています)

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