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公開番号2024061705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-08
出願番号2022169548
出願日2022-10-23
発明の名称エピソード記憶能力改善装置、プログラム、方法及びシステム
出願人国立大学法人富山大学,キュアコード株式会社
代理人個人
主分類G09B 5/00 20060101AFI20240426BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】使用者のエピソード記憶能力を評価し改善する装置、プログラム、方法及びシステムを提供する。
【解決手段】エピソード記憶能力改善装置は、複数の画像又は音声からなる第1情報群6と、前記第1情報群の一部を含む複数の画像又は音声からなる第2情報群7とを、画像又は音声ごとに連続して表示する表示部2と、前記使用者による前記第1情報群6と前記第2情報群7との異同の判断8を、前記表示部2に表示される前記第2情報群7の画像又は音声ごとに前記使用者が入力する入力部3と、前記入力部3に入力された前記判断8の正答率に基づき前記使用者の記憶能力を評価する評価部4と、前記評価部4による評価の結果9を出力する出力部5と、を有し、前記第2情報群7は、前記第1情報群6が表示された後、所定の時間経過後に表示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者の記憶能力を改善するためのエピソード記憶能力改善装置であって、
複数の画像又は音声からなる第1情報群と、前記第1情報群の一部を含む複数の画像又は音声からなる第2情報群とを、画像又は音声ごとに連続して表示する表示部と、
前記使用者による前記第1情報群と前記第2情報群との異同の判断を、前記表示部に表示される前記第2情報群の画像又は音声ごとに前記使用者が入力する入力部と、
前記入力部に入力された前記判断の正答率に基づき前記使用者の記憶能力を評価する評価部と、
前記評価部による評価の結果を出力する出力部と、
を有し、
前記第2情報群は、前記第1情報群が表示された後、所定の時間経過後に表示される、
エピソード記憶能力改善装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記使用者の周囲の騒音状態と、前記使用者の心拍数と、を検知する検知部を有し、
前記表示部は、前記検知部により検知された前記騒音状態又は前記心拍数が所定の数値を超えるときは、前記第1情報群及び前記第2情報群を表示しない、
請求項1に記載のエピソード記憶能力改善装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記表示部に前記第1情報群が表示された後、前記第2情報群が表示される前に、前記使用者の年齢及び前記心拍数から算出される心拍数の範囲内での有酸素運動の実施を前記使用者に指示する、
請求項2に記載のエピソード記憶能力改善装置。
【請求項4】
前記評価部は、前記使用者の記憶能力に関する複数回の評価結果を指数上昇関数に当てはめることによって、前記使用者の記憶能力の到達可能最高評価値の95パーセントを上回るまでの適正評価回数を算出し、
前記出力部は、前記評価が前記適正評価回数に達したときに、前記入力部への前記判断の入力を終了することを前記使用者に指示する、
請求項3に記載のエピソード記憶能力改善装置。
【請求項5】
使用者が操作する端末と、前記端末と通信接続が可能なサーバとを有する、エピソード記憶能力改善システムであって、
前記端末が、複数の画像又は音声からなる第1情報群と、前記第1情報群の一部を含む複数の画像又は音声からなる第2情報群とを、画像又は音声ごとに連続して表示する表示手段と、
前記使用者による前記第1情報群と前記第2情報群との異同の判断を、前記端末に表示される前記第2情報群の画像又は音声ごとに、前記使用者が前記端末に入力する入力手段と、
前記サーバが、前記判断の正答率に基づき前記使用者の記憶能力を評価する評価手段と、
前記端末が、前記サーバ装置による前記評価の結果を出力する出力手段と、
を有し、
前記第2情報群は、前記第1情報群が表示された後、所定の時間経過後に前記端末に表示される、
エピソード記憶能力改善システム。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエピソード記憶能力改善装置又はエピソード記憶能力改善システムとして機能させるための、
エピソード記憶能力改善プログラム。
【請求項7】
使用者の記憶能力を改善するための記憶能力改善方法であって、
複数の画像又は音声からなる第1情報群を、画像又は音声ごとに連続して表示するステップと、
前記第1情報群の一部を含む複数の画像又は音声からなる第2情報群を、前記第1情報群が表示された後、所定の時間経過後に、画像又は音声ごとに連続して表示するステップと、
前記使用者による前記第1情報群と前記第2情報群との異同の判断を、表示される前記第2情報群の画像又は音声ごとに入力するステップと、
入力された前記判断の正答率に基づき前記使用者の記憶能力を評価するステップと、
前記評価の結果を出力するステップと、
を有する、
エピソード記憶能力改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エピソード記憶能力改善装置、プログラム、方法及びシステムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
少子高齢化が進行する我が国では、経済の活性化、医療・介護費の抑制、若い世代の負担軽減のために、高年齢者が働き続けられる「生涯現役社会」の実現が喫緊の課題となっている。特に近年はあらゆる産業の知識集約化が加速していることから、新しい知識の習得に重要な役割を果たす記憶能力の加齢性低下を緩和し改善する技術が求められている。
【0003】
このため、例えば、特許文献1は、被験者の負担が少なく、評価者の技量等にかかわらず短時間で客観的な評価結果を得ることができるという記憶保持力評価方法を提案している。この方法は、被験者に単純な図形を瞬間的に提示し、一定のインターバル後に同じ図形を描画させることによって、被験者の記憶能力を評価しようとするものである。
【0004】
また、特許文献2は、被験者によって入力された過去の日記データと、当該データに関する現在の記憶内容とを比較することによって、被験者の記憶能力を診断しかつ訓練することができるという記憶力診断方法及び記憶力診断装置を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012ー217797号公報
【0006】
特開2001ー218770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、人間の記憶は、個人が経験した出来事に係る感覚(視覚、聴覚等)に関連づけられることによって、より効果的に記銘されるものである。この点で、被験者の記憶能力の評価材料として単純な図形を用いる特許文献1の方法は、その効率性において必ずしも十分ではない。
【0008】
一方、特許文献2の方法は、被験者が経験した出来事を記録した日記データを記憶力の診断・訓練に用いる点で、特許文献1の方法よりも効果的である。しかしながら、被験者に継続的に日記を記録させる特許文献2の方法は、被験者の負担を少なからず伴うという点で、必ずしも効率的であるとは言い難い。
【0009】
そこで本発明は、個人が経験した出来事に係る感覚に関連づけられた記憶を記銘する能力を効率的に評価し改善することのできる装置、プログラム及び方法を提供することを目的とする。
【0010】
なお、本発明においては、個人が経験した出来事(エピソード)に係る感覚に関連づけられた記憶を、「エピソード記憶」という。また、エピソード記憶を記銘すなわち大脳皮質に定着させる能力を、「エピソード記憶能力」という。また、エピソード記憶に関連づけられた各感覚(視覚、言語的聴覚、非言語的聴覚等)のそれぞれを、「モダリティ」という。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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