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公開番号
2024179777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023098911
出願日
2023-06-16
発明の名称
細胞培養基材及びその製造方法、細胞挙動制御方法
出願人
株式会社タカギセイコー
,
国立大学法人富山大学
代理人
個人
,
個人
主分類
C12M
3/00 20060101AFI20241219BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】微細形状の均質性等の課題を解決し、種々の細胞に応じた細胞培養が可能な細胞培養基材及びその製造方法の提供を目的とする。また、当該細胞培養基材上で細胞の分化を抑制又は促進する細胞挙動制御方法を提供する。
【解決手段】培養表面に微細形状を有する細胞培養基材であって、前記微細形状は側部及び/又は底部が平坦面で構成された凹部を複数有する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
培養表面に微細形状を有する細胞培養基材であって、
前記微細形状は側部及び/又は底部が平坦面で構成された凹部を複数有する、細胞培養基材。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
微細形状はストライプ状、メッシュ状、及びクレーター状から選択される1種である、請求項1に記載の細胞培養基材。
【請求項3】
培養表面に微細形状を有する細胞培養基材の製造方法であって、
金型母材に加工層を積層し、前記加工層に微細形状の転写面となる微細加工を施した金型を昇温する工程と、前記金型を用いて細胞培養基材となる樹脂を射出成形する工程とを備える、細胞培養基材の製造方法。
【請求項4】
細胞の分化を抑制又は促進する方法であって、請求項1又は2に記載の細胞培養基材上で細胞を培養する、細胞挙動制御方法。
【請求項5】
前記細胞は骨髄間葉系幹細胞であり、骨分化を抑制する、又は、前記細胞は筋芽細胞であり、筋繊維分化を促進する、請求項4に記載の細胞挙動制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養表面に微細形状を有する細胞培養基材及びその製造方法に関する。また、当該細胞培養基材上で細胞の分化を抑制又は促進する細胞挙動制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
培養表面に微細形状を有する細胞培養基材が知られている。
例えば、特許文献1、2には、培養基材に加熱転写にて凹凸加工する、いわゆる熱ナノプリント法を用いた培養基材の製造方法が開示されているが、加熱転写用型と培養基材の接着を防止するためにフッ素系等の離型剤の使用が避けられず、頻繁に離型処理を施す必要があり、量産性や離型欠陥に対する課題があった。
特許文献3は、レーザー加工法を用いて培養表面に凹凸部を形成しているが、これは培養表面の一部に凹部を形成することで除去された部分が盛り上がって凸部が形成されるため、培養表面の表面粗さが粗く、凹凸部が不均質になりやすい。
【0003】
このように、従来の細胞培養基材は、微細形状の均質性等に課題があり、微細形状の種類が限られて、培養したい細胞に適さない場合が多かった。
また、微細形状が細胞の足場となり、培養速度や細胞と培地の接着強度等を変化させて、細胞の分化の抑制又は促進が可能な細胞培養基材が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4507845号公報
特許第7006634号公報
特開2021-129501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、微細形状の均質性等の課題を解決し、種々の細胞に応じた細胞培養が可能な細胞培養基材及びその製造方法の提供を目的とする。また、当該細胞培養基材上で細胞の分化を抑制又は促進する細胞挙動制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る細胞培養基材は、培養表面に微細形状を有する細胞培養基材であって、前記微細形状は側部及び/又は底部が平坦面で構成された凹部を複数有する。
ここで、凹部を形成する側部や底部が平坦面で構成されるとは、転写成形された面であることをいい、レーザー加工等による溶融による成形面でないことの趣旨である。
【0007】
本発明において、例えば、微細形状はストライプ状、メッシュ状、及びクレーター状から選択される1種であってもよい。
凹部深さは、細胞の直径以上であることが好ましい。
例えば、凹部深さは平均10μm以上で、凹部幅が平均10μm以上であってもよい。
【0008】
本発明の一態様として、培養表面に微細形状を有する細胞培養基材の製造方法であって、金型母材に加工層を積層し、前記加工層に微細形状の転写面となる微細加工を施した金型を昇温する工程と、前記金型を用いて細胞培養基材となる樹脂を射出成形する工程とを備える、細胞培養基材の製造方法であってもよい。
ここで、加工層は、金型母材よりも硬く、切削加工等により微細加工を容易にするために形成したものであり、射出成形により、同品質の細胞培養基材を安定的に、大量に得やすい。
例えば、金型温度約40~100℃、射出速度約20~300mm/s、保持圧力10~70Mpaであってもよい。
【0009】
本発明の一態様として、細胞の分化を抑制又は促進する方法であって、上記細胞培養基材上で細胞を培養する、細胞挙動制御方法であってもよい。
例えば、前記細胞は骨髄間葉系幹細胞であり、骨分化を抑制する、又は、前記細胞は筋芽細胞であり、筋繊維分化を促進するものであってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、細胞培養基材の培養表面が微細形状の均質性等に優れ、種々の細胞に応じた細胞培養が可能である。また、細胞の分化を抑制又は促進した培養ができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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