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公開番号2024117521
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023657
出願日2023-02-17
発明の名称膵臓がんの検出方法
出願人国立大学法人富山大学,株式会社プロトセラ
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類G01N 33/68 20060101AFI20240822BHJP(測定;試験)
要約【課題】膵臓がんの診断のための新規なマーカーペプチドの提供。
【解決手段】被検者における、膵臓がんの検出方法は、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチドのうちの少なくとも一方を測定することを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチドのうちの少なくとも一方を測定することを含む方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号4で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号6で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号7で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号8で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号9で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、及び配列番号10で表されるアミノ酸配列からなるペプチドからなる群から選択される1種又は2種以上のペプチドをさらに測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号6で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号7で表されるアミノ酸配列からなるペプチド及び配列番号8で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、及び配列番号7で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号2で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号3で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号7で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、及び配列番号9で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
被検者における膵臓がんの検出方法であって、被検者の生物試料中の配列番号1で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号5で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、配列番号7で表されるアミノ酸配列からなるペプチド、及び配列番号10で表されるアミノ酸配列からなるペプチドを測定することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
生体試料を質量分析にかけることを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記生物試料が血液、血漿、血清、唾液、尿、髄液、骨髄液、胸水、腹水、関節液、汗、涙液、眼房水、硝子体液及びリンパ液からなる群より選択される体液からなる、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記膵臓がんの検出は、膵臓がんの判定、膵臓がんの予防効果の判定、膵臓がんの治療効果の判定、治療薬が奏効する膵臓がん患者の判定、個々の膵臓がん患者に奏効する治療薬の判定、膵臓がんの診断のための検査方法、又は膵臓がんの治療のための検査方法である請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペプチドマーカーを用いた膵臓がんの検出方法に関し、より詳細には、ペプチドマーカーを用いた膵臓がんの判定、治療薬が奏効する膵臓がん患者(リスポンダー)の判定(コンパニオン診断法)、予防効果の判定、治療効果の判定、早期診断のための検査方法、早期治療のための検査方法、及び物質のスクリーニング方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
膵臓がんは、症状が出にくく早期発見が困難であり、全がんの中でもっとも生存率の低い難治がんとして知られている。このため、膵臓がんを早期に診断する方法が切望されている。
【0003】
特許文献1には、α-1-アンチトリプシン(配列番号418)、フィブリノーゲンα鎖(配列番号758)がすい臓がんの診断マーカーとなり得るタンパク質であることが開示されている。
【0004】
特許文献2は、血液凝固因子XIII A鎖由来のペプチドが、すい臓がんを含むがんの診断マーカーとなり得ることを開示している。
【0005】
特許文献3は、α-1-アンチトリプシンの383-413番目のアミノ酸からなるペプチドが、すい臓がんの診断マーカーとなり得ることを開示している。
【0006】
非特許文献1は、すい臓がん患者と健常者でα-2-HS-糖タンパク質の発現が異なることを報告している。ただし、診断マーカーとなり得る特定のペプチドの配列は記載されていない。
【0007】
非特許文献2は、すい臓がんのマーカーペプチドとして、血液凝固第XIII因子の14-38のアミノ酸配列からなるペプチド、フィブリノーゲンβ鎖の45-71番目のアミノ酸からなるペプチド、プロトロンビンの328-363番目のアミノ酸からなるペプチド、フィブリノーゲンα鎖の529-574番目のアミノ酸からなるペプチド、フィブリノーゲンα鎖の576-629番目のアミノ酸からなるペプチドを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特表2016-519285
WO2018007555A1
WO2020223646A1
【非特許文献】
【0009】
Molecular Medicine REREPORORTS 3 651-656
translational proteomics 2 (2014) 39-51
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、被検者の生物試料中のバイオマーカーペプチドの測定により膵臓がんを迅速かつ高精度に検出することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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