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公開番号2024059460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167142
出願日2022-10-18
発明の名称画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
主分類G03G 15/01 20060101AFI20240423BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】小型・簡略化した画像形成装置であっても、比較的簡単な構成で、なおかつ電力消費を抑えて、モノクロモードのときのカラートナーの無駄な消費を抑える。
【解決手段】制御部100が、モノクロモードのとき、バイアス印加切換部55を制御して、カラー用の(画像形成ユニット20Y,20M,20Cの)感光体ドラム21の素管にバイアス電圧を印加させるが、YMC現像高圧回路53を制御して、カラー用の現像部24にはバイアス電圧を印加させない、又は感光体ドラム21の素管に印加されるバイアス電圧よりも低い予め定められた値からなるバイアス電圧を印加させ、カラー用の感光体ドラム21の周面と現像部24との間に高い電位差を生じさせる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
黒色及び複数の有彩色それぞれに対応した複数の感光体ドラム、前記感光体ドラムの周面を帯電させる帯電部、前記感光体ドラムの周面を露光して前記感光体ドラムの周面に潜像画像を形成する露光部、及び前記感光体ドラムの周面に形成された前記潜像画像をトナーで現像する現像部を少なくとも有して画像形成を行う画像形成部を備え、
更に、複数の有彩色それぞれに対応した前記帯電部にバイアス電圧を印加するカラー帯電印加部と、
複数の有彩色それぞれに対応した前記現像部にバイアス電圧を印加するカラー現像印加部と、
黒色用の前記帯電部にバイアス電圧を印加するモノクロ帯電印加部と、
黒色用の前記現像部にバイアス電圧を印加するモノクロ現像印加部と、
複数の有彩色それぞれに対応した前記感光体ドラムの素管に対してバイアス電圧を印加させるか否かを切り換えるバイアス印加切換部と、
前記画像形成部を制御して、モノクロで画像形成を行うモノクロモード及びカラーで画像形成を行うカラーモードから選択していずれかのモードで画像形成を行わせる制御部と、を備え、
前記制御部は、前記画像形成部によりモノクロモードで画像形成を行わせるとき、前記バイアス印加切換部を制御して、複数の有彩色それぞれに対応した前記感光体ドラムの素管にバイアス電圧を印加させると共に、前記カラー現像印加部を制御して、複数の有彩色それぞれに対応した前記現像部に、バイアス電圧を印加させない、又は前記感光体ドラムの素管に印加されるバイアス電圧よりも低い予め定められた値からなるバイアス電圧を印加する、画像形成装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記バイアス印加切換部は、複数の有彩色それぞれに対応した前記感光体ドラムの素管に対して、前記モノクロ帯電印加部からバイアス電圧を印加させるか否かを切り換える、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
更に、前記制御部は、前記モノクロモードで画像形成を行わせるとき、
前記カラー帯電印加部にはバイアス電圧を印加させず、
前記カラー現像印加部には、バイアス電圧を印加させない、又は前記感光体ドラムの素管に印加されるバイアス電圧よりも低い予め定められた値からなるバイアス電圧を印加させ、
前記モノクロ帯電印加部及び前記モノクロ現像印加部にはバイアス電圧を印加させる、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
更に、前記制御部は、前記カラーモードで画像形成を行わせるとき、前記バイアス印加切換部を制御し、複数の有彩色それぞれに対応した前記感光体ドラムの素管にバイアス電圧を印加させず、前記カラー帯電印加部及び前記カラー現像印加部により、複数の有彩色それぞれに対応した前記帯電部及び前記現像部にはバイアス電圧を印加させ、前記モノクロ帯電印加部及び前記モノクロ現像印加部にも黒色用の前記帯電部及び前記現像部にバイアス電圧を印加させる、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光体ドラムの周面に形成された潜像画像をトナーで現像する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置には、黒色及び複数の有彩色(例えば、イエロー色、マゼンタ色、シアン色)それぞれに対応した複数の感光体ドラム、感光体ドラムの周面を帯電させる帯電部、感光体ドラムの周面を露光して感光体ドラムの周面に潜像画像を形成する露光部、及び感光体ドラムの周面に形成された潜像画像をトナーで現像する現像部を有する画像形成ユニットと、感光体ドラムの周面と当接する転写ベルトと、を備え、感光体ドラムの周面に形成されたトナー像を転写ベルトに転写し、転写ベルト上のトナー像を記録媒体に転写させることによって、記録媒体にトナー像を形成するものがある(例えば、下記特許文献1を参照)。
【0003】
上記画像形成装置においては、黒色のトナーだけを用いて、記録媒体にモノクロのトナー像を形成するモノクロモードと、黒色及び複数の有彩色のトナーを用いて、記録媒体にカラーのトナー像を形成するカラーモードと、を切り替えることが可能である。
【0004】
また、上記画像形成装置は、モノクロモードのとき、複数の有彩色それぞれに対応した感光体ドラム(すなわち、カラー用の感光体ドラム)を転写ベルトから機械的に離し、カラー用の感光体ドラム及び現像部の稼働を停止する。又は、上記画像形成装置は、モノクロモードのとき、複数の有彩色それぞれに対応した現像部(すなわち、カラー用の現像部)を感光体ドラムから機械的に離し、カラー用の現像部の稼働を停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-235269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
小型・簡略化した画像形成装置では、コスト削減のための構成簡易化の点からは、モノクロモードのときに、カラー用の感光体ドラムを転写ベルトから離したり、カラー用の現像部を感光体ドラムから離したりするのは好ましくない。このため、モノクロモードのときであっても、カラー用の現像部は、感光体ドラムの近くに存在したままで稼働するので、カラー用の現像部に収容されているトナーが感光体ドラムに移動して付着し、無駄にトナー(カラートナー)を消費するおそれがある。
【0007】
これを防ぐには、感光体ドラムの周面と現像部との間に高い電位差が生じるようにし、現像部から感光体ドラムへのトナーの移動を規制する。例えば、トナーが正極性に帯電している場合、感光体ドラムの電位を現像部の電位よりも数百V高くする。
【0008】
感光体ドラムの周面の電位を現像部の電位よりも高くするには、例えば、以下の2つの方式が考えられる。第1方式は、帯電部により感光体ドラムの周面を帯電させて、感光体ドラムの電位を現像部の電位よりも高くする方式である。第2方式は、現像部に負極性のバイアス電圧を印加させる方式である。感光体ドラムの素管は、画像形成装置のフレームグランドに接続されることが多く、その場合、感光体ドラムの素管は0Vである。そのため、現像部に負極性(トナーの帯電極性と逆極性)のバイアス電圧を印加させることによって、感光体ドラムの電位は現像部の電位よりも高くなる。
【0009】
ところが、上記第1方式では、モノクロモードのときにも、カラー用の帯電部に高電圧を印加する必要があり、電力ロスが大きく、帯電部により感光体ドラムを帯電させる場合、オゾンや窒素酸化物などの放電生成物が発生する。また、上記第2方式では、負極性の高電圧を生成する必要があるので、それ専用の高圧回路及び当該高圧回路を駆動させるための電力が必要となる。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、カラー用の感光体ドラムを転写ベルトから離したり、カラー用の現像部を感光体ドラムから離したりすることなく比較的簡単な構成で、モノクロモードのときにカラー用現像部から感光体ドラムへのトナー移りを防止して、有彩色トナー(カラートナー)の無駄な消費を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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