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公開番号2024059431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022167105
出願日2022-10-18
発明の名称生体音伝送システム
出願人日清紡マイクロデバイス株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240423BHJP(電気通信技術)
要約【課題】装着端末と、装着端末の近くに配置される通信端末と、さらに遠隔地に配置される通信端末との間で、煩雑な操作を必要とすることなく生体音や音声等を伝送することができる生体音伝送システムを提供する。
【解決手段】生体音伝送システムは、母体に装着して使用される装着端末10と、近くに配置される第1通信端末20と、遠隔地に配置される第2通信端末30とを備え、装着端末入力部12から入力される生体音は生体音信号に変換され、第1通信端末出力部23および第2通信端末出力部33に伝送され、それぞれ生体音として出力される。第1通信端末入力部22から入力される第1入力音および第2通信端末入力部32から入力される第2入力音も、それぞれ第1入力音信号および第2入力音信号に変換、伝送され、装着端末出力部13、および第2通信端末出力部33または第1通信端末出力部23から出力される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
母体の腹部に装着して使用される装着端末と、第1通信端末と、第2通信端末とを備え、
前記装着端末は、
生体音を生体音信号に変換する装着端末入力部と、
有線または近距離無線通信により前記第1通信端末との間で前記生体音信号、第1入力音信号、および第2入力音信号を送受信する装着端末通信部と、
前記装着端末通信部により受信される前記第1入力音信号および前記第2入力音信号をそれぞれ第1入力音および第2入力音に変換して出力する装着端末出力部とを含み、
前記第1通信端末は、
前記第1入力音を前記第1入力音信号に変換する第1通信端末入力部と、
前記装着端末および前記第2通信端末との間で前記生体音信号、前記第1入力音信号、および前記第2入力音信号を送受信する第1通信端末通信部と、
前記第1通信端末通信部により受信される前記生体音信号および前記第2入力音信号をそれぞれ前記生体音および前記第2入力音に変換して出力する第1通信端末出力部とを含み、
前記第2通信端末は、
前記第2入力音を前記第2入力音信号に変換する第2通信端末入力部と、
電気通信回線により前記第1通信端末との間で前記生体音信号、前記第1入力音信号、および前記第2入力音信号を送受信する第2通信端末通信部と、
前記第2通信端末通信部により受信される前記生体音信号および前記第1入力音信号をそれぞれ前記生体音および前記第1入力音に変換して出力する第2通信端末出力部とを含む
生体音伝送システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記装着端末入力部は、入力される前記生体音を前記生体音信号に変換して前記装着端末通信部に出力し、
前記装着端末通信部は、前記生体音信号を入力し、前記生体音信号を前記第1通信端末通信部に送信し、
前記第1通信端末通信部は、前記生体音信号を受信し、前記生体音信号を前記第1通信端末出力部に出力するとともに前記第2通信端末通信部に送信し、
前記第1通信端末出力部は、前記生体音信号を入力し、前記生体音信号を前記生体音に変換して出力し、
前記第2通信端末通信部は、前記生体音信号を受信し、前記生体音信号を前記第2通信端末出力部に出力し、
前記第2通信端末出力部は、前記生体音信号を入力し、前記生体音信号を前記生体音に変換して出力し、
前記第1通信端末入力部は、入力される前記第1入力音を前記第1入力音信号に変換して前記第1通信端末通信部に出力し、
前記第1通信端末通信部は、前記第1入力音信号を入力し、前記第1入力音信号を前記装着端末通信部および前記第2通信端末通信部に送信し、
前記装着端末通信部は、前記第1入力音信号を受信し、前記第1入力音信号を前記装着端末出力部に出力し、
前記装着端末出力部は、前記第1入力音信号を入力し、前記第1入力音信号を前記第1音声に変換して出力し、
前記第2通信端末通信部は、前記第1入力音信号を受信し、前記第1入力音信号を前記第2通信端末出力部に出力し、
前記第2通信端末出力部は、前記第1入力音信号を入力し、前記第1入力音信号を前記第1入力音に変換して出力し、
前記第2通信端末入力部は、入力される前記第2入力音を前記第2入力音信号に変換して前記第2通信端末通信部に出力し、
前記第2通信端末通信部は、前記第2入力音信号を入力し、前記第2入力音信号を前記第1通信端末通信部に送信し、
前記第1通信端末通信部は、前記第2入力音信号を受信し、前記第2入力音信号を前記第1通信端末出力部に出力するとともに前記装着端末通信部に送信し、
前記第1通信端末出力部は、前記第2入力音信号を入力し、前記第2入力音信号を前記第2入力音に変換して出力し、
前記装着端末通信部は、前記第2入力音信号を受信し、前記第2入力音信号を前記装着端末出力部に出力し、
前記装着端末出力部は、前記第2入力音信号を入力し、前記2入力音信号を前記第2入力音に変換して出力する、
請求項1記載の生体音伝送システム。
【請求項3】
前記装着端末は、前記装着端末出力部から前記第1入力音および前記第2入力音が出力されていない状態で前記装着端末入力部に入力される前記生体音を前記生体音信号に変換して伝送する、
請求項2記載の生体音伝送システム。
【請求項4】
前記第1通信端末は、前記第1通信端末出力部から前記生体音および前記第2入力音が出力されていない状態で前記第1通信端末入力部に入力される前記第1入力音を第1入力音信号に変換して伝送し、かつ
前記第2通信端末は、前記第2通信端末出力部から前記生体音および前記第1入力音が出力されていない状態で前記第2通信端末入力部に入力される前記第2入力音を第2入力音信号に変換して伝送する、
請求項2または3記載の生体音伝送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は装着端末により取得される胎児の心音等を、装着端末の近くに配置される通信端末に加えて遠隔地に配置される通信端末にも伝送することができ、さらに遠隔地の通信端末により取得される音声等を装着端末等に伝送することができる生体音伝送システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、母親と胎児のコミュニケーションのため、胎児信号を検出する胎児信号検出手段と、胎児に向けて可聴周波音響信号を放射する可聴周波音波放出手段とが配置されている筐体を母体腹壁上に装着して使用する双方向性胎児信号装置が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示されている装置は、例えば超音波振動子等からなるマイクロホンにより胎児心拍信号を検出してイヤホンや、テレメータ発信器を介してやや離れたところに配置されている装置に胎児信号を伝送する構成とされている。また、この装置はマイクロホンに接続されている信号源からオーディオ信号が胎児に向けて放出される構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-173415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている装置は、胎児信号検出手段により検出される胎児信号を、装置に備えられているイヤホンに伝送するだけでなく、やや離れたところに配置されている装置に伝送することができる構成とされている。一方、可聴周波音波放出手段から放射されるオーディオ信号等は、装置に直接入力される構成とされている。このような構成の装置を用い、例えば遠隔地にいる単身赴任中の父親や祖父母の声や遠隔地から送る音楽などの音を胎児に聞かせるためには、スマートホン等のスピーカーから音声等を出力し、装置の集音器に入力する必要があった。また胎児の心音を遠隔地にいる父親等に聞かせるためには、スピーカーから心音を出力し、スマートホン等により送信する必要があり、煩雑な操作を行わなければならないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、装着端末と、装着端末の近くに配置される通信端末と、さらに遠隔地に配置される通信端末との間で、煩雑な操作を必要とすることなく生体音や音声等を伝送することができる生体音伝送システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の生体音伝送システムは、母体の腹部に装着して使用される装着端末と、第1通信端末と、第2通信端末とを備え、前記装着端末は、生体音を生体音信号に変換する装着端末入力部と、有線または近距離無線通信により前記第1通信端末との間で前記生体音信号、第1入力音信号、および第2入力音信号を送受信する装着端末通信部と、前記装着端末通信部により受信される前記第1入力音信号および前記第2入力音信号をそれぞれ第1入力音および第2入力音に変換して出力する装着端末出力部とを含み、前記第1通信端末は、前記第1入力音を前記第1入力音信号に変換する第1通信端末入力部と、前記装着端末および前記第2通信端末との間で前記生体音信号、前記第1入力音信号、および前記第2入力音信号を送受信する第1通信端末通信部と、前記第1通信端末通信部により受信される前記生体音信号および前記第2入力音信号をそれぞれ前記生体音および前記第2入力音に変換して出力する第1通信端末出力部とを含み、前記第2通信端末は、前記第2入力音を前記第2入力音信号に変換する第2通信端末入力部と、電気通信回線により前記第1通信端末との間で前記生体音信号、前記第1入力音信号、および前記第2入力音信号を送受信する第2通信端末通信部と、前記第2通信端末通信部により受信される前記生体音信号および前記第1入力音信号をそれぞれ前記生体音および前記第1入力音に変換して出力する第2通信端末出力部とを含む構成とされている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の生体音伝送システムによれば、生体音から変換される生体音信号、第1入力音から変換される第1入力音信号、および第2入力音から変換される第2入力音信号が、装着端末と第1通信端末との間で送受信され、さらに第1通信端末と第2通信端末との間で送受信され、受信される生体音信号、第1入力音信号、および第2入力音信号をそれぞれ生体音、第1入力音、および第2入力音に変換する構成とすることで、装着端末と、装着端末の近くに配置される通信端末と、さらに遠隔地に配置される通信端末との間で、煩雑な操作を必要とすることなく生体音、第1入力音および第2入力音を伝送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態である生体音伝送システム(実施形態1)の説明図である。
実施形態1の生体音伝送システムにおける装着端末を説明する断面模式図である。
本発明の別の実施形態である生体音伝送システム(実施形態2)における装着端末を説明する断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の生体音伝送システムによれば、生体音から変換される生体音信号、第1の入力音から変換される第1入力音信号、および第2入力音から変換される第2入力音信号は、装着端末と第1通信端末との間で送受信され、さらに第1通信端末と第2通信端末との間で送受信され、装着端末、第1通信端末、または第2通信端末において受信される生体音信号、第1入力音信号、および第2入力音信号をそれぞれ生体音、第1入力音、および第2入力音に変換する構成とすることで、装着端末により取得される生体音を、装着端末の近くに配置される第1通信端末とさらに遠隔地に配置される第2通信端末との双方から煩雑な操作を必要とすることなく出力することが可能となる。また第1通信端末により取得される第1入力音を装着端末に加えて遠隔地に配置される第2通信端末から煩雑な操作を必要とすることなく出力することが可能となる。さらにまた第2通信端末により取得される第2入力音を装着端末に加えて装着端末の近くに配置される第1通信端末から煩雑な操作を必要とすることなく出力することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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