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公開番号2024058675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-26
出願番号2022131212
出願日2022-08-19
発明の名称可動クリーニング装置
出願人ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.,Hewlett‐Packard Development Company, L.P.
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240419BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】可動クリーニング装置を提供する。
【解決手段】一態様のクリーニング装置は、回転面に接触するための接触部材と、接触部材を変位させるレバー装置とを備える。レバー装置は、回転面に接触するローラと、回転面の正回転に応じて回転するようにローラを支持するレバーと、を有する。レバーは、回転面の逆回転に応じて、ローラを介して回転面の力を受けて変位し、接触部材を回転面から離間させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可動クリーニング装置であって、
回転面を清掃するための接触部材と、
前記接触部材を変位させるレバー装置であって、
前記回転面に接触可能なローラと、
前記回転面の正回転に応じて回転するように前記ローラを支持するレバーと、を有する前記レバー装置と、を備え、
前記レバーは、回動可能に軸支されており、
前記回転面が正回転するときに、前記ローラの摩擦力によって前記レバーに伝達される前記回転面の力を受けて、前記接触部材を前記回転面に接触する位置に変位させ、
前記回転面が逆回転するときに、前記ローラの摩擦力によって前記レバーに伝達される前記回転面の力を受けて、前記接触部材を前記回転面から離間する位置に変位させる、可動クリーニング装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記レバーは、前記ローラの軸を回転可能に支持する孔を有し、
前記孔は、前記回転面の正回転に応じて前記ローラを回転させる低摩擦領域と、前記回転面の逆回転に応じて前記ローラを前記レバーに摩擦係合させる高摩擦領域とを有する、請求項1に記載の可動クリーニング装置。
【請求項3】
前記レバーは、前記回転面の正回転に応じて前記ローラの前記軸を前記低摩擦領域に押し込み、前記回転面の逆回転に応じて前記ローラの前記軸を前記高摩擦領域に押し込むように構成されている、請求項2に記載の可動クリーニング装置。
【請求項4】
前記孔は、前記低摩擦領域を形成する円弧面と、前記円弧面から前記高摩擦領域を形成するテーパ面とを含むように長孔状に形成されている、請求項2に記載の可動クリーニング装置。
【請求項5】
前記接触部材は、
前記回転面に接触する接触位置と、前記回転面から離間する離間位置との間で移動可能なヘッドと、
前記ヘッドを移動させるために前記レバーによって動作される、前記ヘッドから延びるアームと、を備える、請求項1に記載の可動クリーニング装置。
【請求項6】
前記回転面は、トナーが転写される転写ベルトであり、
前記レバーは、前記接触部材によって前記転写ベルトから除去された残存トナーを回収する凹部を有する、請求項1に記載の可動クリーニング装置。
【請求項7】
前記接触部材は、前記回転面から離間する位置に変位した状態で、前記レバーの回動位置を保持するように、第1の押圧力で前記レバーを押圧し、
前記レバーは、前記回転面が正回転するときに、前記接触部材の前記第1の押圧力に抗して、前記接触部材を前記回転面に接触する位置に変位させる、請求項1に記載の可動クリーニング装置。
【請求項8】
前記接触部材は、前記回転面に接触する位置に変位した状態で、第2の押圧力で前記回転面を押圧し、
前記レバーは、前記回転面が逆回転するときに、前記接触部材の前記第2の押圧力に抗して、前記接触部材を前記回転面から離間する位置に変位させる、請求項7に記載の可動クリーニング装置。
【請求項9】
前記接触部材は、前記回転面から離間する位置に変位した状態において、前記レバーの回動軸よりも下側の位置で前記レバーを押圧している、請求項1に記載の可動クリーニング装置。
【請求項10】
搬送装置であって、
回転面を有する搬送体と、
前記搬送体の前記回転面に接触する接触位置と前記回転面から離間する離間位置との間で変位可能な接触部材と、
前記回転面に接触するローラと、
前記接触部材を変位させるレバーであって、軸孔に軸止された回動軸を有する前記レバーと、を備え、
前記レバーは、
前記ローラの軸を支持する孔を有し、
前記回転面が正回転するときに、前記ローラの前記軸と前記レバーの前記孔との間の摩擦力によって前記レバーに伝達される前記回転面の力を受けて、前記レバーの前記回動軸と前記軸孔との間の摩擦力に抗して、前記接触部材を前記接触位置に変位させ、
前記回転面が逆回転するときに、前記ローラの前記軸と前記レバーの前記孔との間の摩擦力によって前記レバーに伝達される前記回転面の力を受けて、前記レバーの前記回動軸と前記軸孔との間の摩擦力に抗して、前記接触部材を前記離間位置に変位させる、搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
画像形成システムは、印刷媒体を搬送する搬送装置と、静電潜像が形成される感光体と、静電潜像を現像する現像装置と、トナー像を印刷媒体に転写する転写装置と、トナー像を印刷媒体に定着させる定着させる定着装置と、印刷媒体を排出する排出装置と、を備える。例えば、転写装置には、残存したトナーを除去するためのクリーニング装置が設けられ得る。
続きを表示(約 2,700 文字)【図面の簡単な説明】
【0002】
図1は、一例の可動クリーニング装置を示す模式図である。
図2は、一例の可動クリーニング装置を示す模式図である。
図3は、一例の画像形成装置の概略構成を示す図である。
図4は、一例の可動クリーニング装置を示す正面図である。
図5は、一例の可動クリーニング装置を示す斜視図である。
図6は、図4のVI-VI線に沿った断面図である。
図7は、可動クリーニング装置を含むユニットの一例を示す模式図である。
図8は、可動クリーニング装置を構成するレバーの孔の一例を説明するための図である。
図9は、一例のクリーニング装置の動作を説明するための図である。
図10は、一例の可動クリーニング装置の動作を説明するための図である。
図11は、一例の可動クリーニング装置の動作を説明するための図である。
図12は、他の例の可動クリーニング装置を示す模式図である。
図13は、さらに他の例の可動クリーニング装置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0003】
以下では、図面を参照して、例示的な可動クリーニング装置、当該可動クリーニング装置を含む搬送装置、及び、当該搬送装置を備える画像形成装置について説明する。なお、以下の説明において、図面については、同一の構成要素又は同一の機能を有する類似の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、「時計回り」及び「反時計回り」の用語は、図6,7,9,10,11,12及び13の紙面正面から見た状態を基準としている。
【0004】
図1及び図2は、一つの例示的実施形態に係る可動クリーニング装置を概念的又は模式的に示す図である。本開示に係る一例の可動クリーニング装置2は、回転面3に接触可能な接触部材4と、接触部材4を変位させるレバー装置6とを備える。レバー装置6は、回転面3に接触可能なローラ8と、回転面3の正回転に応じて回転するようにローラ8を支持するレバー9と、を有する。レバー9は、回動可能に軸支されている。レバー9は、図1のように回転面3が正回転するときに、ローラ8の摩擦力によってレバー9に伝達される回転面3の力を受けて、接触部材4を回転面3に接触する位置に変位させる。また、レバー9は、図2のように回転面3が逆回転するときに、ローラ8の摩擦力によってレバー9に伝達される回転面3の力を受けて、接触部材4を回転面3から離間する位置に変位させる。
【0005】
上記可動クリーニング装置2では、回転面3の正回転及び逆回転のそれぞれに応じて、回転面3からの力を受けて、ローラ8がレバー9を付勢する。回転面3が正回転している状態では、接触部材4が回転面3に接触し、回転面3が逆回転している状態では、接触部材4が回転面3から離間する。回転面3の正回転に応じて接触部材4が回転面3に接触するため、回転面3に対する接触部材4の常時接触を避けることができる。また、レバー装置6は、回転面3の力をレバー9に伝えるためにローラ8を利用しているため、回転面3とレバー装置6との間の摩擦が抑制される。
【0006】
図3は、例示的な画像形成装置を概略的に示す図である。図3に示す画像形成装置1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置である。画像形成装置1は、印刷媒体である用紙5を搬送する搬送装置10と、静電潜像を現像する複数の現像装置20C,20M,20Y,20K(以下、個々の構成要素を区別する必要がない場合には、「現像装置20」と称する。)と、各色のトナー像を用紙5に二次転写する転写装置30と、表面に静電潜像が形成される複数の感光体40C,40M,40Y,40K(以下、個々の構成要素を区別する必要がない場合には、「感光体40」と称する。)と、積層トナー像を用紙5に定着させる定着装置50と、用紙5を排出する排出装置60とを備える。これら搬送装置10、現像装置20、転写装置30、感光体40、定着装置50及び排出装置60は、画像形成装置1の筐体15内に収容される。
【0007】
搬送装置10は、画像が形成される印刷媒体である用紙5を搬送経路12上で搬送する。用紙5は、カセット7に積層されて収容され、給紙ローラ11によりピックアップされて搬送される。搬送装置10は、用紙5に転写されるトナー像が転写領域13に到達するタイミングで、搬送経路12を介して転写領域13に用紙5を到達させる。
【0008】
現像装置20C,20M,20Y,20Kは、色ごとに設けられている。各現像装置20は、トナーを感光体40に担持させる現像ローラ45を備えている。現像装置20では、現像剤として、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いる。つまり、現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像ローラ45に担持させる。そして、現像ローラ45の回転により現像剤が感光体40と対向する現像領域まで搬送されると、現像ローラ45に担持された現像剤に含まれるトナーが感光体40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。
【0009】
転写装置30は、現像装置20で形成されたトナー像を用紙5に二次転写する転写領域13に搬送する。すなわち、転写装置30は、トナー像を搬送する搬送装置である。転写装置30は、感光体40からトナー像が一次転写される転写ベルト31と、転写ベルト31を張架する張架ローラ34と、アイドラローラ35,36と、転写ベルト31を駆動する駆動ローラ37と、感光体40C,40M,40Y,40Kと共に転写ベルト31をそれぞれ挟持する一次転写ローラ32C,32M,32Y,32Kと、駆動ローラ37と共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33とを備えている。
【0010】
感光体40C,40M,40Y,40Kは、静電潜像担持体、感光体ドラム等とも呼ばれる。感光体40C,40M,40Y,40Kは、色ごとに設けられている。各感光体40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられている。感光体40の周上には、現像装置20と、帯電装置41と、露光ユニット42と、クリーニングユニット43とが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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