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公開番号2024058467
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165851
出願日2022-10-14
発明の名称発信者情報伝達システム、発信者情報伝達方法、及び発信者情報伝達プログラム
出願人株式会社PKSHA Technology
代理人弁理士法人白坂
主分類H04M 3/42 20060101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 転送先として所定の記憶装置などに予め格納されていない電話番号への転送であっても発信元の発信者情報をユーザが転送呼に出る前にユーザの電話端末に通知することができる。
【解決手段】 発信者情報伝達システムは、着信より発信者情報を取得する発信者情報取得部と、現在時刻を取得する現在時刻取得部と、複数の転送用電話番号の中から選択された一の転送用電話番号と対応させて記録し、かつ、当該記録が行われた時刻を記録時刻として当該記録時刻とともに記録する記録部と、発信者情報に対応した転送用電話番号を用いて転送先電話端末へ発信するための発信情報を生成する生成部と、転送を受けた転送先から、転送が行われた時刻である転送時刻と転送用電話番号とを含む照会情報を受け付ける照会情報受付部と、照会情報に基づいて発信者情報を検索する検索部と、発信者情報を転送先へ送信する送信部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
発信元の発信者電話端末からの着信呼を、公衆電話回線網を介して転送先の転送先電話端末へ転送するに際して、前記発信元の発信者情報を前記転送先電話端末へ伝達するための発信者情報伝達システムであって、
前記発信者電話端末からの着信より前記発信者情報を取得する発信者情報取得部と、
前記発信者情報伝達システムにおける現在時刻を取得する現在時刻取得部と、
前記発信者情報取得部により取得された前記発信者情報を、予め用意された複数の転送用電話番号の中から選択された一の転送用電話番号と対応させて記録し、かつ、前記現在時刻取得部が取得した当該記録が行われた時刻を記録時刻として当該記録時刻とともに記録するデータ記録部と、
前記発信者情報に対応した前記転送用電話番号を用いて前記転送先電話端末へ発信するための発信情報を生成する生成部と、
前記転送を受けた前記転送先電話端末から、前記転送が行われた時刻である転送時刻と前記転送用電話番号とを含む照会情報を受け付ける照会情報受付部と、
前記照会情報に基づいて前記データ記録部に記録された前記発信者情報を検索する検索部と、
前記検索部により検索された前記発信者情報を前記転送先電話端末へ送信する送信部と、
を備える発信者情報伝達システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記検索部は、前記照会情報に含まれる前記転送用電話番号と対応付けされて前記データ記録部に記録された前記発信者情報のうち、前記照会情報に含まれる前記転送時刻より前であって一番近い前記記録時刻に前記データ記録部によって記録された前記発信者情報を選び出すことを特徴とする請求項1に記載の発信者情報伝達システム。
【請求項3】
前記発信者情報は、前記発信者電話端末の電話番号であることを特徴とする請求項1に記載の発信者情報伝達システム。
【請求項4】
前記送信部は、データ通信回線を用いて前記発信者情報を前記転送先電話端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の発信者情報伝達システム。
【請求項5】
前記照会情報受付部はWebアプリケーションを用い、前記転送先電話端末から当該Webアプリケーションにアクセスして前記転送先電話端末に表示された前記転送用電話番号の入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の発信者情報伝達システム。
【請求項6】
発信元の発信者電話端末からの着信呼を、公衆電話回線網を介して転送先の転送先電話端末へ転送するに際して、前記発信元の発信者情報を前記転送先電話端末へ伝達するための発信者情報伝達方法であって、
発信者情報伝達システムに用いられるコンピュータに、
前記発信者電話端末からの着信より前記発信者情報を取得する発信者情報取得ステップと、
前記発信者情報伝達システムにおける現在時刻を取得する現在時刻取得ステップと、
前記発信者情報取得ステップにおいて取得された前記発信者情報を、予め用意された複数の転送用電話番号の中から選択された一の転送用電話番号と対応させて記録し、かつ、前記現在時刻取得ステップにおいて取得した当該記録が行われた時刻を記録時刻として当該記録時刻とともに記録するデータ記録ステップと、
前記発信者情報に対応した前記転送用電話番号を用いて前記転送先電話端末へ発信するための発信情報を生成する生成ステップと、
前記転送を受けた前記転送先電話端末から、前記転送が行われた時刻である転送時刻と前記転送用電話番号とを含む照会情報を受け付ける照会情報受付ステップと、
前記照会情報に基づいて前記データ記録ステップにおいて記録された前記発信者情報を検索する検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された前記発信者情報を前記転送先電話端末へ送信する送信ステップと、
を実行する発信者情報伝達方法。
【請求項7】
発信元の発信者電話端末からの着信呼を、公衆電話回線網を介して転送先の転送先電話端末へ転送するに際して、前記発信元の発信者情報を前記転送先電話端末へ伝達するための発信者情報伝達プログラムであって、
発信者情報伝達システムに用いられるコンピュータに、
前記発信者電話端末からの着信より前記発信者情報を取得する発信者情報取得機能と、
前記発信者情報伝達システムにおける現在時刻を取得する現在時刻取得機能と、
前記発信者情報取得機能において取得された前記発信者情報を、予め用意された複数の転送用電話番号の中から選択された一の転送用電話番号と対応させて記録し、かつ、前記現在時刻取得機能において取得した当該記録が行われた時刻を記録時刻として当該記録時刻とともに記録するデータ記録機能と、
前記発信者情報に対応した前記転送用電話番号を用いて前記転送先電話端末へ発信するための発信情報を生成する生成機能と、
前記転送を受けた前記転送先電話端末から、前記転送が行われた時刻である転送時刻と前記転送用電話番号とを含む照会情報を受け付ける照会情報受付機能と、
前記照会情報に基づいて前記データ記録機能において記録された前記発信者情報を検索する検索機能と、
前記検索機能において検索された前記発信者情報を前記転送先電話端末へ送信する送信機能と、
を実現させる発信者情報伝達プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、公衆電話回線網を介した電話の転送に関し、特に発信元である発信者情報を転送先に伝達することができる発信者情報伝達システム、発信者情報伝達方法、及び発信者情報伝達プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気通信事業者が提供するサービスである「ナンバー・ディスプレイ(登録商標)」などの発信者番号通知は、発信者電話端末の電話番号を示す信号を発信者情報として着信とともに着信電話端末に通知する。この発信者番号通知により、着信電話端末のユーザは電話に対応する前に発信者情報である発信者の電話番号を知ることができる。
【0003】
一方、電話が転送された場合、転送呼の着信電話端末のユーザは、転送元の電話番号を当該転送呼に出る前に知ることはできる。しかしながら、転送呼の発信者情報である発信者の電話端末の電話番号を当該転送呼に出る前に知ることはできない。
【0004】
転送元の電話番号が転送専用の電話番号である場合は、転送先のユーザは転送呼の着信電話端末に表示された電話番号から転送呼であることを当該転送呼に出る前に認識することは出来ても誰からの電話であるかを当該転送呼に出る前に識別することはできない。
【0005】
そこで、転送呼であっても転送先の電話端末のユーザに発信者情報である発信者電話端末の電話番号を通知する技術が提案された(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に係る技術によれば、公衆電話回線網を介して着信した転送呼を当該転送呼に出る前に発信者電話端末の電話番号を転送先のユーザに通知することが出来るとしている。
【0006】
しかし、特許文献1に係る技術は、転送呼の着信電話端末の電話番号は所定の記憶装置に転送先として予め格納されている必要があり、当該技術が適用できる転送先の電話番号は限定されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-124692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本開示は、転送先として所定の記憶装置などに予め格納されていない電話番号への転送であっても、発信元の発信者情報をユーザが転送呼に出る前にユーザの電話端末に通知することができる発信者情報伝達システム、発信者情報伝達方法、及び発信者情報伝達プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、第1の態様に発信者情報伝達システムは、発信元の発信者電話端末からの着信呼を、公衆電話回線網を介して転送先の転送先電話端末へ転送するに際して、発信元の発信者情報を転送先電話端末へ伝達するための発信者情報伝達システムであって、発信者電話端末からの着信より発信者情報を取得する発信者情報取得部と、発信者情報伝達システムにおける現在時刻を取得する現在時刻取得部と、発信者情報取得部により取得された発信者情報を、予め用意された複数の転送用電話番号の中から選択された一の転送用電話番号と対応させて記録し、かつ、現在時刻取得部が取得した当該記録が行われた時刻を記録時刻として当該記録時刻とともに記録するデータ記録部と、発信者情報に対応した転送用電話番号を用いて転送先電話端末へ発信するための発信情報を生成する生成部と、転送を受けた転送先電話端末から、転送が行われた時刻である転送時刻と転送用電話番号とを含む照会情報を受け付ける照会情報受付部と、照会情報に基づいてデータ記録部に記録された発信者情報を検索する検索部と、検索部により検索された発信者情報を転送先電話端末へ送信する送信部と、を備える。
【0010】
第2の態様は、第1の態様に係る発信者情報伝達システムにおいて、検索部は、照会情報に含まれる転送用電話番号と対応付けされてデータ記録部に記録された発信者情報のうち、照会情報に含まれる転送時刻より前であって一番近い記録時刻にデータ記録部によって記録された発信者情報を選び出すこととしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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