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公開番号2024058464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165842
出願日2022-10-14
発明の名称走行台車、搬送システム
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B61B 13/00 20060101AFI20240418BHJP(鉄道)
要約【課題】軌道の分岐部においても、走行姿勢を正確に保ち、スムーズに走行することができる走行台車を実現する。
【解決手段】一対の走行レール(41)における分岐部(43)において、上部ガイドレール(42)を備えた軌道(4)に沿って走行する天井走行台車(1)は、本体部(21)と、走行レール上をそれぞれ転動する走行車輪(22)と、上部ガイドレールに接して転動する上部ガイドローラ(23)と、分岐部に応じて、上部ガイドローラの本体部における左右方向の位置を調整するカム(24)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一対の走行レールを備えるとともに、分岐においてガイドレールを備えた軌道に沿って走行する走行台車であって、
本体部と、
前記一対の走行レール上をそれぞれ転動する車輪と、
前記ガイドレールに接して転動するガイドローラと、
前記軌道における複数の前記分岐に応じて、前記ガイドローラの前記本体部における左右方向の位置を調整する調整機構と、
を備える走行台車。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記軌道において、前記ガイドレールは、前記走行レールよりも上方に敷設されている、請求項1に記載の走行台車。
【請求項3】
前記ガイドローラは、前記軌道の前記分岐において、前記走行台車を右側の分岐後の軌道に進行させるための第1位置、または、左側の分岐後の軌道に進行させるための第2位置の、前記左右方向に異なる前記本体部のいずれかの位置を選択して位置するように構成されており、
前記調整機構は、前記第1位置および前記第2位置における前記ガイドローラの前記左右方向の位置を更に調整する機構である、請求項1に記載の走行台車。
【請求項4】
前記調整機構は、カムによって位置決めする機構である、請求項1に記載の走行台車。
【請求項5】
前記ガイドローラが前記第1位置に位置する場合に、前記ガイドレールが前記ガイドローラに対し左側に位置し、
前記ガイドローラが前記第2位置に位置する場合に、前記ガイドレールが前記ガイドローラに対し右側に位置する、請求項3に記載の走行台車。
【請求項6】
制御部をさらに備え、
前記制御部は、
走行位置ごとに、前記調整機構における前記ガイドローラの適正位置を取得する取得部と、
前記調整機構によって前記ガイドローラを前記適正位置に制御する操作部と、を備える、請求項1に記載の走行台車。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の走行台車と、
前記軌道と、を備える搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は走行台車に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
クリーンルーム、工場、病院、および図書館などで、走行台車が用いられている。天井走行台車等のこのような走行台車は、軌道に沿って物品を搬送する。建屋内において、分岐、合流も用いてはりめぐらされた軌道によって、走行台車が様々な位置に物品を搬送することができる。
【0003】
軌道が分岐する箇所においては、走行方向に応じて一対の走行レールのうちの左右いずれかが途切れ、左右の車輪の片輪のみが走行レール上を走行することとなる。一輪では、走行台車の姿勢を保持するのは困難なため、このような箇所では、走行レールとは異なる上部ガイドレールにも支えられて走行台車は走行することになる。つまり、走行台車は、車輪の片輪が走行レールに接し、上部ガイドローラが上部ガイドレールに接するようにして走行する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-186843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
走行レールおよび上部ガイドレールの施工精度には限界があるため、軌道の分岐部において天井走行台車がスムーズに走行できない恐れがあった。
【0006】
本発明の一態様は、軌道の分岐部においても、走行姿勢を正確に保ち、スムーズに走行することができる走行台車を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る走行台車は、一対の走行レールを備えるとともに、分岐においてガイドレールを備えた軌道に沿って走行する走行台車であって、本体部と、前記一対の走行レール上をそれぞれ転動する車輪と、前記ガイドレールに接して転動するガイドローラと、前記軌道における複数の前記分岐に応じて、前記ガイドローラの前記本体部における左右方向の位置を調整する調整機構と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、走行台車は、軌道における分岐部において、姿勢を維持したまま走行できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
天井走行台車の外観を示す斜視図である。
走行部の外観を示す斜視図である。
天井走行台車が走行する軌道の上面図である。
分岐部における走行部の走行時の前面図である。
ある状況におけるカムの動作を示す走行部の前面図である。
別の状況におけるカムの動作を示す走行部の前面図である。
走行部の側面図である。
走行部の上面図である。
天井走行台車の制御部50の要部の構成を示すブロック図である。
天井走行台車のフローチャートの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施形態〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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