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公開番号2024058457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165830
出願日2022-10-14
発明の名称送風システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類F24F 13/072 20060101AFI20240418BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】ノズルの構造を簡易としながら送風方向を曲げることができる送風システムを提供する。
【解決手段】複数のノズル10は、左右方向に沿って延びる中空の長尺形状に形成された筐体10aをそれぞれ有して、左右方向に交差する前後方向に沿って並んで配置される。送風装置2は、筐体10aの内部に空気を送り込む。筐体10aの一面には、筐体10aの外部に空気を吹き出す長尺の送風口10bが左右方向に沿って形成されている。送風装置2は、複数のノズル10のそれぞれの送風口10bから吹き出す空気の送風量を個別に設定可能に構成されている。複数のノズル10のうち前後方向に沿って隣接する少なくとも3つのノズル10のそれぞれの送風量は、第2方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくなる又は徐々に小さくなる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１方向に沿って延びる中空の長尺形状に形成された筐体をそれぞれ有して、第１方向に交差する第２方向に沿って並んで配置された複数のノズルと、
前記筐体の内部に空気を送り込む送風装置と、を備え、
前記筐体の一面には、前記筐体の外部に前記空気を吹き出す長尺の送風口が前記第１方向に沿って形成され、
前記送風装置は、前記複数のノズルのそれぞれの前記送風口から吹き出す前記空気の送風量を個別に設定可能に構成され、
前記複数のノズルのうち前記第２方向に沿って隣接する少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量は、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくなる又は徐々に小さくなる
送風システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記送風装置を制御する制御装置、を更に備え、
前記制御装置は、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくする又は徐々に小さくする風向制御を行う
請求項１の送風システム。
【請求項３】
前記制御装置は、前記風向制御として、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくする第１風向制御と、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に小さくする第２風向制御と、を交互に行う
請求項２の送風システム。
【請求項４】
前記制御装置は、前記第１風向制御及び前記第２風向制御のそれぞれにおいて、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を増加させた後、減少させる
請求項３の送風システム。
【請求項５】
前記制御装置は、前記第１風向制御と前記第２風向制御との間に、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を等しくする第３風向制御を行う
請求項３の送風システム。
【請求項６】
前記少なくとも３つのノズルは、前記少なくとも３つのノズルを有するノズル群を複数含み、
前記制御装置は、前記複数のノズル群のそれぞれについて、個別に前記風向制御を行う
請求項２の送風システム。
【請求項７】
前記複数のノズル群は、
前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくする第１ノズル群と、
前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量を、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に小さくする第２ノズル群と、を含む
請求項６の送風システム。
【請求項８】
前記第１ノズル群は、前記第２ノズル群より前記第２方向の一方の側に位置する
請求項７の送風システム。
【請求項９】
前記送風装置は、放電によって有効成分を生成する放電装置を更に備え、
前記送風口から吹き出される前記空気は、前記有効成分を含む
請求項１の送風システム。
【請求項１０】
前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量が、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくなれば、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風口から吹き出す前記空気は、前記第２方向の一方の側に向かって曲がり、
前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量が、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に小さくなれば、前記少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風口から吹き出す前記空気は、前記第２方向の他方の側に向かって曲がる
請求項１乃至９のいずれか１つの送風システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、送風システムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１の送風装置は、複数の等しい長さのノズルを備える。ノズルには流入口及び吹出口が設けられている。そして、高圧空気が流入口を通ってノズル内に流入し、ノズル内の高圧空気は吹出口から吹き出す。複数のノズルは、それぞれの吹出口が同一面となるように間隙を設けて備えられ、この間隙によって、吹出口から吹き出す空気流に誘引される空気の誘引風路がノズルの外側に形成される。そして、送風装置は、ノズルの流入口の開口面積を可変とするダンパ機構を備えており、ノズルの流入口の開口面積を調整することで、送風範囲を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－３６５８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のような送風装置では、送風方向を曲げるために、ノズルの流入口の開口面積を可変とするダンパ機構をノズルに設ける必要があった。この結果、ノズルの構造が複雑になっていた。
【０００５】
本開示の目的は、ノズルの構造を簡易としながら送風方向を曲げることができる送風システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様に係る送風システムは、複数のノズルと、送風装置と、を備える。前記複数のノズルは、第１方向に沿って延びる中空の長尺形状に形成された筐体をそれぞれ有して、第１方向に交差する第２方向に沿って並んで配置される。前記送風装置は、前記筐体の内部に空気を送り込む。前記筐体の一面には、前記筐体の外部に前記空気を吹き出す長尺の送風口が前記第１方向に沿って形成される。前記送風装置は、前記複数のノズルのそれぞれの前記送風口から吹き出す前記空気の送風量を個別に設定可能に構成される。前記複数のノズルのうち前記第２方向に沿って隣接する少なくとも３つのノズルのそれぞれの前記送風量は、前記第２方向の一方の側から他方の側に向かって徐々に大きくなる又は徐々に小さくなる。
【発明の効果】
【０００７】
以上説明したように、本開示は、ノズルの構造を簡易としながら送風方向を曲げることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態の送風システムを示す斜視図である。
図２は、同上の送風システムが備える送風ユニットを示す斜視図である。
図３は、同上の送風ユニットを示す側面断面図である。
図４は、同上の送風ユニットを示す下面図である。
図５Ａは、同上の送風ユニットが備えるノズルの右端を示す平面図である。図５Ｂは、同上の送風ユニットが備えるノズルの左端を示す平面図である。
図６は、同上の送風ユニットの一部を示す図である。
図７は、同上の送風システムにおける第１風向制御を示す図である。
図８は、同上の送風システムにおける第１斜め気流を示す図である。
図９は、同上の送風システムにおける第２風向制御を示す図である。
図１０は、同上の送風システムにおける第２斜め気流を示す図である。
図１１は、同上の送風システムにおける第３風向制御を示す図である。
図１２は、同上の送風システムにおける直下気流を示す図である。
図１３は、同上の第３変形例における風向制御を示す図である。
図１４は、同上の送風システムにおける斜め気流を示す図である。
図１５は、同上の第４変形例の送風ユニットを示す側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本実施形態は、一般に、送風システムに関する。より詳細には、本開示は、中空の長尺形状に形成されて並列に配置された少なくとも３つのノズルを備える送風システムに関する。
【００１０】
なお、以下に説明する実施形態は、本開示の実施形態の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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