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公開番号2024058418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165762
出願日2022-10-14
発明の名称ワイヤスパイラル補強ゴムホース
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人
主分類F16L 11/10 20060101AFI20240418BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】高圧ではない適度な耐圧性を有する適正なワイヤ密度に設定し、ピンホールバーストを発生させない柔軟性のある低コストのワイヤスパイラル補強ゴムホースを供する。
【解決手段】複数本の金属ワイヤ30が隣接して並んだワイヤ束31,32が螺旋状に巻き付けられて構成された補強層14,16,18,20を備えるホース本体10からなるワイヤスパイラル補強ゴムホースであって、補強層14,16,18,20の金属ワイヤ30のワイヤ密度は40%以上で80%以下であり、隣り合うワイヤ束31,32の間のワイヤ束間隔が1mm以下であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
金属ワイヤ(30)を螺旋状に巻き付けた補強層(14,16,18,20)を備えるホース本体(10)からなるワイヤスパイラル補強ゴムホースにおいて、
前記補強層(14,16,18,20)は複数本の金属ワイヤ(30)が隣接して並んだワイヤ束(31,32)が螺旋状に巻き付けられて構成され、
前記補強層(14,16,18,20)の金属ワイヤ(30)のワイヤ密度は40%以上で80%以下であり、
隣り合う前記ワイヤ束(31,32)の間のワイヤ束間隔が1mm以下であることを特徴とするワイヤスパイラル補強ゴムホース。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記金属ワイヤ(30)の線径は、0.30mm以上で0.80mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤスパイラル補強ゴムホース。
【請求項3】
前記補強層(14,16,18,20)は、3層以上で5層以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤスパイラル補強ゴムホース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤスパイラル補強ゴムホースに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
金属ワイヤを螺旋状に巻き付けた補強層を備えるホース本体からなるワイヤスパイラル補強ホースは、補強層を構成する金属ワイヤの単位面積当たりのワイヤ本数であるワイヤ密度が高いと、例えば特許文献1にあるように、高圧耐久性に優れる、
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-106554号公報
【0004】
特許文献1には、金属ワイヤを螺旋状に巻き付けた補強層を備え、ワイヤ密度が90%以上で100%以下の高い密度のワイヤスパイラル補強ホースが開示されている。
ワイヤ密度が高いと、高圧耐久性に優れるが、柔軟性は低く、コスト高となる。
【0005】
それ程、高圧耐久性を要求されない用途の場合、ワイヤ密度が高いワイヤスパイラル補強ホースは、高コストであり、柔軟性が低いことは、取り扱いが限定されて扱いにくい。
したがって、ある程度の耐圧性を有し、柔軟性のある低コストのワイヤスパイラル補強ホースに対する需要がある。
【0006】
そこで、ワイヤ密度を低くすることで、耐圧性は低下するが、適度の耐圧性を有して、柔軟性のある低コストのワイヤスパイラル補強ホースを実現できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ワイヤスパイラル補強ホースは、一定数の金属ワイヤが隣接して並んだワイヤ束をボビンから引き出して螺旋状に巻き付けて製造する。
金属ワイヤ束を中間ゴム層に螺旋状に巻き付けた補強層を備えたワイヤスパイラル補強ゴムホースの場合、ワイヤ密度を低くすることは、ワイヤ束間の間隔が大きくなることであり、大きくなったワイヤ束間の間隔を縫ってゴムを突き抜けて高圧の流体が針状に突出するピンホールバーストが発生し易くなる。
すなわち、ワイヤ密度を低くすると、ピンホールバーストが発生する圧力(ピンホールBPと称する)が低下する。
【0008】
一般的に、ワイヤスパイラル補強ゴムホースは、ワイヤ密度を低くすると、ホース本体がバーストする圧力(ホース本体BPと称する)も低下する。
ホース本体バーストは、金属ワイヤを複数本切断して大きく破裂するものである。
【0009】
ワイヤ密度を低くして、ワイヤ束間の間隔が大きくなると、ピンホールBPの方がホース本体BPよりも低下率が大きいため、ピンホールBPがホース本体BPより低くなることがあり。すると、ホース本体がバーストする前に、ピンホールバーストが発生してしまうことになる。
折角、ホース本体が圧力に耐えられる状態にあったとしても、ピンホールバーストが発生して、ホース自体が使い物にならないことになる。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、高圧ではない適度な耐圧性を有する適正なワイヤ密度に設定し、ホース本体がバーストする前にピンホールバーストを発生させない柔軟性のある低コストのワイヤスパイラル補強ゴムホースを供する点にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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