TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024058010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165086
出願日2022-10-13
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類H04N 19/13 20140101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】メッシュの符号化効率を向上させること。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206は、変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって2値化シンタックスを生成するように構成されている算術復号部206Bと、2値化シンタックスを用いてコンテキスト値を更新するように構成されているコンテキスト値更新部206Cと、コンテキストバッファ206Dから読み出されたコンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成するように構成されているコンテキスト選択部206Eと、2値化シンタックスを多値化することによってシンタックスを生成してコンテキストバッファ206Dに出力するように構成されている多値化部206Fと、シンタックスから係数レベル値を生成するように構成されている係数レベル値復号部206F2とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、
前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成するように構成されている算術復号部と、
前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新するように構成されているコンテキスト値更新部と、
前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得して蓄積するように構成されているコンテキストバッファと、
前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成するように構成されているコンテキスト選択部と、
前記2値化シンタックスを多値化することによって、前記シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力するように構成されている多値化部と、
前記シンタックスから係数レベル値を生成するように構成されている係数レベル値復号部と、
前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備えることを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記算術復号部は、ブロック単位で、前記2値化シンタックスを復号するように構成されており、
前記多値化部は、ブロック単位で、前記シンタックスを生成するように構成されており、
前記係数レベル値復号部は、ブロック単位で、前記係数レベル値を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のメッシュ復号装置。
【請求項3】
前記係数レベル値復号部は、前記ブロック内に非零係数があることを示すフラグ、前記ブロック内においてスキャン順で先頭の非零係数の座標位置、復号対象の係数が前記非零係数かどうかを示すフラグ、前記非零係数の絶対値が2以上であるかどうかを示すフラグ、前記非零係数の絶対値が3以上であるかどうかを示すフラグ、前記非零係数の正負符号を示すフラグ、前記非零係数の絶対値から3を引いた値を用いて、前記係数レベル値を生成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のメッシュ復号装置。
【請求項4】
前記コンテキスト選択部は、
復号済みの右隣接ブロック内に非零係数があることを示すフラグに応じて、復号対象ブロックのコンテキスト番号を選択し、
前記復号済みの右隣接ブロック内に非零係数があることを示すフラグに応じて、前記復号対象ブロック内の前記非零係数の正負符号を示すフラグのコンテキスト番号を選択し、
前記復号済みの右隣接ブロック内に絶対値が2以上の係数がある場合は、前記復号対象ブロック内の非零係数の絶対値のコンテキスト番号を選択するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のメッシュ復号装置。
【請求項5】
メッシュ復号方法であって、
変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力する工程を備え、
前記工程は、
前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成する工程と、
前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新する工程と、
前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得してコンテキストバッファに蓄積する工程と、
前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成する工程と、
前記2値化シンタックスを多値化することによって、前記シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力する工程と、
前記シンタックスから係数レベル値を生成する工程と、
前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成する工程と、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成する工程と、を有することを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項6】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、
前記変位量復号部は、
前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成するように構成されている算術復号部と、
前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新するように構成されているコンテキスト値更新部と、
前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得して蓄積するように構成されているコンテキストバッファと、
前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成するように構成されているコンテキスト選択部と、
前記2値化シンタックスを多値化することによって、前記シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力するように構成されている多値化部と、
前記シンタックスから係数レベル値を生成するように構成されている係数レベル値復号部と、
前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、
前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備えることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1のアンカーソフトには、非特許文献2を用いてメッシュを符号化する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Cfp for Dynamic Mesh Coding、ISO/IEC JTC1/SC29/WG7 N00231、MPEG136 - Online
Google Draco、2022年5月26日アクセス[Online]、https://google.github.io/draco
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1のアンカーソフトでは、元のメッシュデータを簡略化してから符号化するため、符号化性能が悪いという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、メッシュの符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、前記変位量復号部は、前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成するように構成されている算術復号部と、前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新するように構成されているコンテキスト値更新部と、前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得して蓄積するように構成されているコンテキストバッファと、前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成するように構成されているコンテキスト選択部と、前記2値化シンタックスを多値化することによって、シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力するように構成されている多値化部と、前記シンタックスから係数レベル値を生成するように構成されている係数レベル値復号部と、前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備えることを要旨とする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力する工程を備え、前記工程は、前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成する工程と、前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新する工程と、前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得してコンテキストバッファに蓄積する工程と、前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成する工程と、前記2値化シンタックスを多値化することによって、シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力する工程と、前記シンタックスから係数レベル値を生成する工程と、前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成する工程と、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成する工程と、を有することを要旨とする。
【0007】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、変位量ビットストリームを復号して変位量を生成して出力するように構成されている変位量復号部を備え、前記変位量復号部は、前記変位量ビットストリームに対して算術復号を行うことによって、2値化シンタックスを生成するように構成されている算術復号部と、前記2値化シンタックスを用いて、コンテキスト値を更新するように構成されているコンテキスト値更新部と、前記コンテキスト値、ビット位置及びシンタックスを取得して蓄積するように構成されているコンテキストバッファと、前記コンテキストバッファから読み出された前記コンテキスト値、前記ビット位置及び前記シンタックスを用いて、出力用コンテキスト値を生成するように構成されているコンテキスト選択部と、前記2値化シンタックスを多値化することによって、シンタックスを生成して前記コンテキストバッファに出力するように構成されている多値化部と、前記シンタックスから係数レベル値を生成するように構成されている係数レベル値復号部と、前記係数レベル値を逆量子化することによって、変換係数を生成するように構成されている逆量子化部と、前記変換係数に対して逆ウェーブレット変換を施すことによって予測残差を生成するように構成されている逆ウェーブレット変換部と、を備えることを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、メッシュの符号化効率を向上させることができるメッシュ復号装置、メッシュ符号化装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の変位量復号部206の機能ブロックの一例を示す図である。
図4は、シンタックス構成の一例について示す図である。
図5は、最大値が32である場合のプリフィックス符号列及びサフィックス符号列を示す図である。
図6は、k次指数ゴロム符号によるプリフィックス符号列及びサフィックス符号列を示す図である。
図7は、シンタックス構成の具体例について示す図である。
図8は、シンタックス構成の具体例について示す図である。
図9は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のコンテキスト選択部206Eの動作を説明するための図である。
図10は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のコンテキスト選択部206Eの動作を説明するための図である。
図11は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200のコンテキスト選択部206Eの動作を説明するための図である。
図12は、係数レベル値復号部206F2の動作の一例について示すフローチャートである。
図13は、算術復号部206B、コンテキスト選択部206E、コンテキスト値更新部206C及び多値化部206Fの動作の一例について示すフローチャートである。
図14は、変位量のビットストリームの構成の一例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

KDDI株式会社
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
3日前
KDDI株式会社
点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
10日前
KDDI株式会社
文の知識誤りを検出する知識判定装置、プログラム及び方法
3日前
KDDI株式会社
特徴量間の交互作用を考慮した対象数推定プログラム、装置、システム及び方法
3日前
個人
メガホン
5日前
個人
通話装置
24日前
個人
挿耳装置
24日前
個人
暗号化記憶媒体
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
1か月前
個人
非常時の情報伝達システム
1か月前
キヤノン株式会社
表示装置
25日前
船井電機株式会社
表示装置
12日前
富士通株式会社
光送信装置
25日前
富士通株式会社
光受信装置
25日前
船井電機株式会社
表示装置
3日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
リオン株式会社
補聴器
1か月前
太陽誘電株式会社
振動発生装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
18日前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
25日前
株式会社JVCケンウッド
端末装置
1か月前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
10日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
10日前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
1か月前
三菱電機株式会社
送信機
25日前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
12日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
26日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
20日前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
18日前
株式会社デンソー
通信装置
1か月前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
1か月前
続きを見る