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公開番号2024057916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164903
出願日2022-10-13
発明の名称空気圧管理装置および空気圧管理方法
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 23/04 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤの空気圧の異常の有無および異常種別を精度良く判定できる空気圧管理装置および空気圧管理方法を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係るクラウドサーバ30は、車両1に装着されたタイヤ2の空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する空気圧情報取得部32と、タイヤ2の基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部33と、センサ情報および基準情報に基づいて、基準温度におけるタイヤ2の温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部34と、基準空気圧と温度換算空気圧との比較結果に基づいて、タイヤ2の異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部36とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する情報取得部と、
前記タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部と、
前記センサ情報および前記基準情報に基づいて、前記基準温度における前記タイヤの温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部と、
前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との比較結果に基づいて、前記タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部と、
を備える空気圧管理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記異常判定部は、前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との差分値が第1閾値以上の場合に、前記タイヤに異常有りと判定し、かつ、前記差分値が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、前記異常の種別を前記タイヤのパンクと判定し、前記差分値が前記第2閾値より小さい場合に、前記異常の種別を前記タイヤのスローリークと判定する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項3】
前記異常判定部は、前記スローリークと判定された回数を計測し、連続して該スローリークと判定された回数が所定回数を超えた場合、前記異常の種別として前記スローリークであることを出力する請求項2に記載の空気圧管理装置。
【請求項4】
前記温度換算空気圧の1日分の低下量を算出する空気圧低下量算出部を備え、
連続して該スローリークと判定された回数が所定回数を超えた場合、前記異常判定部は、前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との差分値と、前記温度換算空気圧の1日分の低下量との比較結果に基づき、スローリークの異常を出力する請求項3に記載の空気圧管理装置。
【請求項5】
前記タイヤの前記温度換算空気圧と前記温度との対応関係を示すデータ群を記憶する記憶部を備え、
前記異常判定部は、前記温度換算空気圧と前記温度との組データを、前記データ群と比較したクラスタリング結果により、前記タイヤの異常の有無を判定し、かつ、前記基準空気圧と前記温度換算空気圧との差分値が所定閾値以上であるか否かにより、前記異常の種別を前記タイヤのスローリークか前記タイヤのパンクかを判定する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項6】
所定期間における前記温度換算空気圧の平均値を算出する平均値算出部を備え、
前記基準情報設定部は、前記温度換算空気圧の平均値を前記基準情報として設定する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項7】
前記情報取得部、前記温度換算空気圧算出部および前記異常判定部は、前記車両が規定の駐車地に駐車され、該車両の運行が終了して所定時間が経過した後に、動作を実行する請求項1に記載の空気圧管理装置。
【請求項8】
前記車両は、不特定のユーザに共用される共用車両である請求項7に記載の空気圧管理装置。
【請求項9】
車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得するステップと、
前記タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定するステップと、
前記センサ情報および前記基準情報に基づいて、前記基準温度における前記タイヤの温度換算空気圧を算出するステップと、
前記温度換算空気圧と前記基準空気圧との比較結果に基づいて、前記タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定するステップと、
を備える空気圧管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの空気圧を管理する空気圧管理装置および空気圧管理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に装着されたタイヤの空気圧を適正に管理することにより、車両の走行安定性が確保されている。近年、タイヤにTPMS(Tire Pressure Monitoring System)センサを設け、TPMSセンサから得られた空気圧情報をクラウドで管理しようとする試みが進められている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のTPMSセンサでは、ある一定時間内に、任意の閾値まで空気圧が低下した場合、この空気圧異常がドライバーや車両管理者に通知されるようになっている。しかしながら、数時間~数日程度の期間でゆっくりと空気圧が低下する、いわゆるスローリーク(スローパンクチャー)においては、空気圧異常を精度よく判定することが困難という課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤの空気圧異常の有無および異常の種別を精度良く判定できる空気圧管理装置および空気圧管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気圧管理装置は、車両に装着されたタイヤの空気圧および温度を含むセンサ情報を所定のタイミングで取得する情報取得部と、タイヤの基準空気圧および基準温度を含む基準情報を設定する基準情報設定部と、センサ情報および基準情報に基づいて、基準温度におけるタイヤの温度換算空気圧を算出する温度換算空気圧算出部と、基準空気圧と温度換算空気圧との比較結果に基づいて、タイヤの異常の有無および該異常の種別を判定する異常判定部と、を備える。
【0007】
上記した空気圧管理装置において、異常判定部は、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値が第1閾値以上の場合に、タイヤに異常有りと判定し、かつ、差分値が第1閾値よりも大きい第2閾値以上の場合に、異常の種別をタイヤのパンクと判定し、差分値が第2閾値より小さい場合に、異常の種別をタイヤのスローリークと判定する。
【0008】
上記した空気圧管理装置において、異常判定部は、スローリークと判定された回数を計測し、連続して該スローリークと判定された回数が所定回数を超えた場合、異常の種別としてスローリークであることを出力する。
【0009】
上記した空気圧管理装置において、温度換算空気圧の1日分の低下量を算出する空気圧低下量算出部を備え、連続して該スローリークと判定された回数が所定回数を超えた場合、異常判定部は、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値と、温度換算空気圧の1日分の低下量との比較結果に基づき、スローリークの異常を出力する。
【0010】
上記した空気圧管理装置において、タイヤの温度換算空気圧と温度との対応関係を示すデータ群を記憶する記憶部を備え、異常判定部は、温度換算空気圧と温度との組データを、データ群と比較したクラスタリング結果により、タイヤの異常の有無を判定し、かつ、基準空気圧と温度換算空気圧との差分値が所定閾値以上であるか否かにより、異常の種別をタイヤのスローリークかタイヤのパンクかを判定する。
(【0011】以降は省略されています)

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