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公開番号2024057750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164613
出願日2022-10-13
発明の名称水処理システム及び反応槽ユニット
出願人株式会社西原環境
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C02F 3/08 20230101AFI20240418BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】付着微生物を担持した担体を用いた水処理システムにおいて、水槽(生物反応槽)内の水を抜いた際に、水を含んだ担体の重みで反応タンク底部に設置されている散気装置が破損してしまうことを低減することが可能な水処理システムの提供。
【解決手段】付着微生物を担持した担体を用いた水処理システムであって、汚水及び担体2が投入されて生物処理を行う生物反応槽111と、生物反応槽111内に設けられる散気装置112と、散気装置112の上部に設置され、気体を透過させる一方で担体2は通さない散気装置保護部材113と、を備える水処理システム1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
微生物を担持した担体を用いた水処理システムであって、
汚水及び前記担体が投入されて生物処理を行う生物反応槽と、
前記生物反応槽内に設けられる散気装置と、
前記散気装置の上部に設置され、気体を透過させる一方で前記担体は通さない散気装置保護部材と、を備える水処理システム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記散気装置保護部材が、前記散気装置の側面も覆うように構成されている、請求項1に記載の水処理システム。
【請求項3】
前記生物反応槽内において前記担体を内部に収容しつつ気体及び汚水を透過させる担体収容ケージを1つ以上備える、請求項1に記載の水処理システム。
【請求項4】
前記担体収容ケージが、前記散気装置の上部に配され、前記担体収容ケージの底面が、前記散気装置保護部材として機能する、請求項3に記載の水処理システム。
【請求項5】
前記担体収容ケージの上部が、汚水の水面より上に位置する、請求項3に記載の水処理システム。
【請求項6】
前記担体収容ケージの側面の上部に、汚水の水面の上下にわたって配される整流板が備えられている、請求項3に記載の水処理システム。
【請求項7】
前記整流板の高さ調節機構を備える、請求項6に記載の水処理システム。
【請求項8】
前記担体収容ケージに、吊り上げ係合部が備えられている、請求項3に記載の水処理システム。
【請求項9】
請求項1から8の何れかに記載の水処理システムに用いられる可搬型の反応槽ユニットであって、
前記生物反応槽と、前記散気装置と、前記散気装置保護部材と、前記散気装置に気体を送るブロワと、前記生物反応槽に汚水を流入させる流入管との接続部である流入管接続部と、前記生物反応槽で処理された処理水を流出させる流出管との接続部である流出管接続部と、前記ブロワの制御を行う制御装置と、を備える、反応槽ユニット。
【請求項10】
吊り上げ係合部が備えられている、請求項9に記載の反応槽ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微生物を担持する担体を用いた水処理システム及びこれに用いる反応槽ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下水等の汚水を処理する施設では、活性汚泥法と呼ばれる生物処理が一般的に行われている。活性汚泥法では、汚水中の汚濁成分を生物学的に分解する活性汚泥と呼ばれる微生物群を水槽(生物反応槽)内に維持して処理を行う。活性汚泥を蓄えた水槽に汚水を投入し、酸素を供給しながら撹拌することで汚濁成分は生物学的に分解される。汚濁成分の分解を終えた活性汚泥は固液分離され、増えた分は系外に引き抜かれ、残りは生物反応槽内の活性汚泥濃度を保持するために水槽に返される。一方、固液分離で活性汚泥から分離した液体は清浄な処理水となる。
このような活性汚泥法において、活性汚泥を担持する担体を用いる方法があり、特許文献1には、このような活性汚泥を担持する担体を用いた水処理装置に関する記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-313081号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水槽(生物反応槽)内には、微生物に酸素を供給するための散気装置や溶存酸素量を測定するためのセンサ等の装置が設けられている。これらの水槽内の装置が故障した際の修理若しくは更新や、保守点検のため、および担体や水槽を洗浄するために、水槽内の水を抜く場合があるが、この際に、水を含んだ担体の重みで反応タンク底部に設置されている散気装置等の装置を破損する場合があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑み、微生物を担持した担体を用いた水処理システムにおいて、水槽(生物反応槽)内の水を抜いた際に、水を含んだ担体の重みで反応タンク底部に設置されている散気装置が破損してしまうことを低減することが可能な水処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
微生物を担持した担体を用いた水処理システムであって、汚水及び前記担体が投入されて生物処理を行う生物反応槽と、前記生物反応槽内に設けられる散気装置と、前記散気装置の上部に設置され、気体を透過させる一方で前記担体は通さない散気装置保護部材と、を備える水処理システム。
【0007】
(構成2)
前記散気装置保護部材が、前記散気装置の側面も覆うように構成されている、構成1に記載の水処理システム。
【0008】
(構成3)
前記生物反応槽内において前記担体を内部に収容しつつ気体及び汚水を透過させる担体収容ケージを1つ以上備える、構成1又は2に記載の水処理システム。
【0009】
(構成4)
前記担体収容ケージが、前記散気装置の上部に配され、前記担体収容ケージの底面が、前記散気装置保護部材として機能する、構成3に記載の水処理システム。
【0010】
(構成5)
前記担体収容ケージの上部が、汚水の水面より上に位置する、構成3又は4に記載の水処理システム。
(【0011】以降は省略されています)

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