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公開番号2024051758
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158074
出願日2022-09-30
発明の名称廃棄物処理方法および廃棄物処理システム
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類C02F 11/06 20060101AFI20240404BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】従来技術に比べて簡便であり、かつ、公共下水への排出により適した水質の廃水を排出できる廃棄物処理方法および廃棄物処理システムを実現する。
【解決手段】本発明に係る廃棄物処理方法は、廃棄物と過酸化水素と混合して調整廃棄物を得る混合工程S2と、調整廃棄物を下水に排出する排出工程S3と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物と過酸化水素と混合して調整廃棄物を得る混合工程と、
前記調整廃棄物を下水に排出する排出工程と、を含む廃棄物処理方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記混合工程に供される前記廃棄物のヨウ素消費量を測定する測定工程をさらに含み、
前記混合工程に供される前記過酸化水素の量は、前記廃棄物のヨウ素消費量に基づいて決定される請求項1に記載の廃棄物処理方法。
【請求項3】
前記混合工程において、前記過酸化水素は過酸化水素水として供給され、
前記混合工程に供される前記廃棄物および前記過酸化水素水の量は、下記の式(1)で表される過酸化水素添加率R

が20~40%になるように決定される請求項2に記載の廃棄物処理方法。
TIFF
2024051758000007.tif
13
168
ただし、Vp(mL)は前記過酸化水素水の量であり、Vw(mL)は前記廃棄物の量であり、Ir(g/mL)は前記廃棄物のヨウ素消費量であり、C(質量%)は前記過酸化水素水の濃度である。
【請求項4】
前記混合工程は、前記廃棄物と、前記過酸化水素と、二酸化マンガンと、を混合して前記調整廃棄物を得る工程であり、
前記混合工程に供される前記二酸化マンガンの量は、下記の式(2)で表される二酸化マンガン添加率R

が1~20%になるように決定される請求項3に記載の廃棄物処理方法。
TIFF
2024051758000008.tif
13
168
ただし、Vw(mL)は前記廃棄物の量であり、Ir(g/mL)は前記廃棄物のヨウ素消費量であり、Wm(g)は前記二酸化マンガンの重量である。
【請求項5】
前記混合工程において、前記廃棄物と、前記過酸化水素と、二酸化マンガンと、を混合して前記調整廃棄物を得る請求項1~3のいずれか一項に記載の廃棄物処理方法。
【請求項6】
前記廃棄物は、飲料を製造する設備から排出されるものである請求項1~4のいずれか一項に記載の廃棄物処理方法。
【請求項7】
前記調整廃棄物のヨウ素消費量が220mg/L未満である請求項1~4のいずれか一項に記載の廃棄物処理方法。
【請求項8】
廃棄物と過酸化水素とを混合して調整廃棄物を得ることができ、かつ、当該調整廃棄物を下水に排出できる混合槽を備える廃棄物処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物処理方法および廃棄物処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下水処理場に流入する被処理水に含まれる還元性物質の量が多い場合、配管の腐食、溶存酸素量の低下、有害ガス(硫化水素など)の発生、といった問題が生じうる。そのため、これらの問題を起こしうる原因物質の量を包括的に制限する管理基準としてヨウ素消費量が広く採用されている。下水を排出する事業者は、自身の事業所から公共下水に排出する廃棄物のヨウ素消費量が管理基準を満たすように制御することが求められる。
【0003】
たとえば、特開平7-97696号公報(特許文献1)には、写真処理廃液および水洗水の処理方法が開示されており、当該方法は処理廃液中の有害物質を電解酸化して、ヨウ素消費量を下水に排水できる状態に低減させることを含む。また、特開昭51-76854号公報(特許文献2)には、亜硫酸塩を含む廃液を空気酸化し、pHを中性または酸性に調整した後に亜硝酸塩を添加することを含む廃液のヨウ素消費量低減方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-97696号公報
特開昭51-76854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、電気分解を利用する特許文献1の方法では、廃液処理に要する消費電力が過大になる場合があった。また、亜硝酸塩を用いる特許文献2の方法では、亜硝酸を含む廃液が公共下水への排出に適さない場合があった。
【0006】
そこで、従来技術に比べて簡便であり、かつ、公共下水への排出により適した水質の廃水を排出できる廃棄物処理方法および廃棄物処理システムの実現が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る廃棄物処理方法は、廃棄物と過酸化水素と混合して調整廃棄物を得る混合工程と、前記調整廃棄物を下水に排出する排出工程と、を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る廃棄物処理システムは、廃棄物と過酸化水素とを混合して調整廃棄物を得ることができ、かつ、当該調整廃棄物を下水に排出できる混合槽を備えることを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、従来技術に比べて簡便であり、かつ、公共下水への排出により適した水質の廃水を排出できる廃棄物処理方法を提供できる。
【0010】
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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