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公開番号2024048933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155111
出願日2022-09-28
発明の名称水処理装置
出願人フジクリーン工業株式会社
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類C02F 3/00 20230101AFI20240402BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】流量調整槽から計量装置を介して下流側処理槽に移送される移送水量の異常を管理者に速やかに報知できる水処理装置を提供する。
【解決手段】水処理装置101は、複数の処理槽2,3,4,5,6と、複数の処理槽2,3,4,5,6のうちの流量調整槽2に設けられた移送ポンプ10と、移送ポンプ10から吐出された水の一部を流量調整槽2に戻し残部を下流側処理槽である夾雑物除去槽3へと移送する計量装置20と、流量調整槽2の水位に関する水位情報Iを検出する水位情報検出部31と、水位情報検出部31で検出された水位情報Iに基づいて、流量調整槽2から夾雑物除去槽3に移送されている移送水量Qが異常であるか否かを判定する異常判定部32と、異常判定部32による判定結果Jを外部管理装置40に送信する送信部33と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の処理槽と、
上記複数の処理槽のうちの流量調整槽に設けられた移送ポンプと、
上記移送ポンプから受け入れた水の一部を上記流量調整槽に戻し残部を下流側処理槽へと移送する計量装置と、
上記流量調整槽の水位に関する水位情報を検出する水位情報検出部と、
上記水位情報検出部で検出された上記水位情報に基づいて、上記計量装置から上記下流側処理槽に移送されている移送水量が異常であるか否かを判定する異常判定部と、
上記異常判定部による判定結果を外部管理装置に送信する送信部と、
を備える、水処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
上記流量調整槽には、水位検知用の水位フロートが設けられており、上記水位フロートが上記移送ポンプの起動及び停止を制御するように構成されており、
上記水位情報検出部は、上記水位情報として上記水位フロートのオンオフ時刻を検出し、
上記異常判定部は、上記水位情報検出部で検出された、上記水位フロートのオンオフ時刻に基づいて上記移送ポンプの稼働時間を推算し、推算した上記稼働時間が基準値を下回るときに上記移送水量が異常であると判定する、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
上記移送ポンプは、互いに連係して動作する第1移送ポンプ及び第2移送ポンプによって構成されており、
上記流量調整槽には、水位検知用の水位フロートが設けられており、上記水位フロートが上記第1移送ポンプと上記第2移送ポンプのそれぞれの起動及び停止を制御するように構成されており、
上記水位情報検出部は、上記水位情報として上記水位フロートのオンオフ状態を検出し、
上記異常判定部は、上記水位情報検出部で検出された、上記水位フロートのオンオフ状態に基づいて上記移送ポンプの運転モードを推定し、推定した上記運転モードが上記第1移送ポンプと上記第2移送ポンプの2台同時運転モードであるときに上記移送水量が異常であると判定する、請求項1または2に記載の水処理装置。
【請求項4】
上記水位情報検出部は、上記水位情報として上記移送ポンプのオンオフ時刻を検出し、
上記異常判定部は上記水位情報検出部で検出された、上記移送ポンプのオンオフ時刻に基づいて上記移送ポンプの稼働時間を算出し、算出した上記稼働時間が基準値を下回るときに上記移送水量が異常であると判定する、請求項1に記載の水処理装置。
【請求項5】
上記移送ポンプは、互いに連係して動作する第1移送ポンプ及び第2移送ポンプによって構成されており、
上記流量調整槽には、水位検知用の水位フロートと、水位センサと、が設けられており、上記水位フロートが上記第1移送ポンプと上記第2移送ポンプのそれぞれの起動及び停止を制御するように構成されており、
上記水位情報検出部は、上記水位情報として、上記水位フロートのオンオフ時刻と、上記水位フロートのオンオフ状態と、上記移送ポンプのオンオフ時刻と、上記水位センサのセンサ出力値とをそれぞれ検出し、
上記異常判定部は、上記水位情報検出部で検出された、上記水位フロートのオンオフ時刻と、上記水位フロートのオンオフ状態と、上記移送ポンプのオンオフ時刻と、上記水位センサのセンサ出力値と、に基づいて、上記計量装置から上記下流側処理槽に移送されている移送水量が異常であるか否かを判定する、請求項1に記載の水処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、この種の技術として、複数の処理槽を収容する槽本体部を有する排水処理装置が開示されている。この排水処理装置の複数の処理槽の中には、流量調整槽と、その下流に設けられた夾雑物除去槽と、が含まれている。また、この排水処理装置には、計量調整装置(以下、単に「計量装置」という。)が設けられている。計量装置は、流量調整槽からポンプで吐出された水の一部を流量調整槽に戻し残部を夾雑物除去槽に移送するように構成されている。計量装置を設けることにより、流量調整槽から下流側の処理槽への移送水の供給過剰を抑制することができ、下流側の処理槽において所望の処理性能を維持するのに有効である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-125267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記排水処理装置では、流量調整槽よりも下流側処理槽に及ぼす影響を考慮すれば、計量装置から下流側処理槽に実際に移送される移送水量を概ね一定に維持することが極めて重要である。ところが、流量調整槽に流入する流入水量の変動や機器の異常などの要因によって実際の移送水量が大きく変動することが起こり得る。このような問題に対して、管理者が排水処理装置の設置場所である現場まで出向いて移送水量を直接測定するのが一般的であった。このため、管理者が現場に行かないと移送水量が異常であるか否かを確認できず、移送水量の異常への対応が遅れるという問題を抱えていた。したがって、計量装置を備えるこの種の水処理装置の設計においては、移送水量の異常を管理者に速やかに知らせることができる技術が求められている。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、流量調整槽から計量装置を介して下流側処理槽に移送される移送水量の異常を管理者に速やかに報知できる水処理装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
複数の処理槽と、
上記複数の処理槽のうちの流量調整槽に設けられた移送ポンプと、
上記移送ポンプから受け入れた水の一部を上記流量調整槽に戻し残部を下流側処理槽へと移送する計量装置と、
上記流量調整槽の水位に関する水位情報を検出する水位情報検出部と、
上記水位情報検出部で検出された上記水位情報に基づいて、上記計量装置から上記下流側処理槽に移送されている移送水量が異常であるか否かを判定する異常判定部と、
上記異常判定部による判定結果を外部管理装置に送信する送信部と、
を備える、水処理装置、
にある。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様の水処理装置において、計量装置は、流量調整槽に設けられた移送ポンプから受け入れた水の一部を流量調整槽に戻し残部を下流側処理槽へと移送するように構成されている。このとき、流量調整槽の水位に関する水位情報が水位情報検出部によって検出される。また、この水位情報に基づいて計量装置から下流側処理槽に移送されている移送水量が異常であるか否かが異常判定部によって判定される。そして、異常判定部による判定結果が送信部によって外部管理装置に送信される。
【0008】
これにより、計量装置から下流側処理槽に移送されている移送水量が異常であるか否かを、外部管理装置を使用して管理者に連絡することができる。そして、この連絡を受けて移送水量が異常であることを認識した管理者は、水処理装置が設置されている現場まで移動して移送水量の異常に対処することができる。
【0009】
以上のごとく、上述の態様によれば、流量調整槽から計量装置を介して下流側処理槽に移送される移送水量の異常を管理者に速やかに報知できる水処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1の水処理装置の全体構成を模式的に示す図。
図1中の計量装置を斜め上方からみた斜視図。
図1中の流量調整槽の構造を模式的に示す図。
実施形態1における1つの異常報知処理のフローチャート。
実施形態1における別の異常報知処理のフローチャート。
実施形態2の水処理装置の流量調整槽の構造を模式的に示す図。
実施形態2における異常報知処理のフローチャート。
実施形態3の水処理装置の流量調整槽の構造を模式的に示す図。
実施形態3における1つの異常報知処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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