TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024068273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178588
出願日2022-11-08
発明の名称薬剤添加装置および薬剤添加方法
出願人水ing株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 11/14 20190101AFI20240513BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】簡単な構造で、薬剤を安定的に供給することができる薬剤添加装置が提供される。
【解決手段】薬剤添加装置5は、複数のノズル孔11を有する薬剤注入管10と、薬剤を脱水ケーキに導くガイド12と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
高分子凝集剤を添加した凝集汚泥を濃縮装置で重力ろ過または圧搾して脱水した脱水ケーキに薬剤を添加する装置において、
前記薬剤を均一に分配するための複数のノズル孔を有する薬剤注入管と、
前記複数のノズル孔の少なくとも1つから前記薬剤を前記脱水ケーキに導くガイドと、を備えている、薬剤添加装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記薬剤注入管は、
前記薬剤注入管の一方に形成された、前記薬剤を供給する供給部と、
前記薬剤注入管の他方に形成された閉止部と、を有しており、
前記複数のノズル孔は、前記供給部と前記閉止部との間に配置されている、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項3】
前記ガイドは、前記薬剤注入管の表面から突出した構造を有している、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項4】
前記ガイドは、前記薬剤注入管の延びる方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項5】
前記複数のノズル孔の穴径は、前記供給部から前記閉止部に向かって、大きくなっている、請求項2に記載の薬剤添加装置。
【請求項6】
前記ガイドは、前記複数のノズル孔の少なくとも1つの一部分を塞ぐ、および/または前記複数のノズル孔のいずれかの全体を塞ぐ巻き付け構造を有している、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項7】
前記ガイドは、前記複数のノズル孔の少なくとも1つに差し込まれた引っかけ構造を有している、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項8】
前記薬剤添加装置は、前記ガイドに取り付けられた、前記薬剤を前記脱水ケーキに導く分岐ガイドを備えている、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項9】
薬剤添加装置は、前記薬剤注入管の表面に洗浄水を散布する散水装置を備えている、請求項1に記載の薬剤添加装置。
【請求項10】
高分子凝集剤を添加した凝集汚泥を濃縮装置で重力ろ過または圧搾して脱水した脱水ケーキに薬剤を添加する方法において、
前記薬剤を均一に分配するための複数のノズル孔を有する薬剤注入管に前記薬剤を供給し、
前記薬剤を前記脱水ケーキに導くガイドを通じて、前記複数のノズル孔の少なくとも1つから前記薬剤を前記脱水ケーキに添加する、薬剤添加方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤添加装置および薬剤添加方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
スクリュープレスやベルトプレスの脱水において、濃縮汚泥(すなわち、高分子凝集剤を加えて凝集撹拌を行った凝集汚泥を濃縮して得られた汚泥)に対し、例えば、高分子凝集剤や無機凝集剤などの液状の薬剤(すなわち、薬液)を注入することで、濃縮汚泥の脱水性が向上する。薬剤を注入する際、濃縮汚泥に対して均等に注入することでより効果が大きくなり、滴下時に斑が生じた際には脱水が不十分となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-142242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
越流堰を備える凝集剤添加装置(例えば、特許文献1参照)では、薬剤の流量と切り欠き部の数によっては、1か所当りにおける薬剤の流量が小さくなってしまい、薬剤を均一に流すためには非常に高い加工精度が要求される。また、乾燥による薬剤の固着等により、薬剤を均一に流し続けることは困難であり、やすりで削る等の不可逆な調整が要求されることもある。
【0005】
さらに、作業環境や希釈条件などによっては越流堰の堰部分に付着物やゴミの混入が生じ得る。一度、付着物が混入した場合、薬剤が越流堰のV字部分から流れにくくなり、薬剤の流量が偏ってしまう。流量の偏りを解消するためには、やすり等で付着物のみを物理的に取り去るか、洗浄液等で十分に洗浄する必要がある。越流堰は開放されているため、洗浄液の混入を防止するために越流堰内の薬剤の全量を排出する必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、簡単な構造で、薬剤を安定的に供給することができる薬剤添加装置および薬剤添加方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、高分子凝集剤を添加した凝集汚泥を濃縮装置で重力ろ過または圧搾して脱水した脱水ケーキに薬剤を添加する装置が提供される。薬剤添加装置は、前記薬剤を均一に分配するための複数のノズル孔を有する薬剤注入管と、前記複数のノズル孔の少なくとも1つから前記薬剤を前記脱水ケーキに導くガイドと、を備えている。
【0008】
一態様では、前記薬剤注入管は、前記薬剤注入管の一方に形成された、前記薬剤を供給する供給部と、前記薬剤注入管の他方に形成された閉止部と、を有しており、前記複数のノズル孔は、前記供給部と前記閉止部との間に配置されている。
一態様では、前記ガイドは、前記薬剤注入管の表面から突出した構造を有している。
一態様では、前記ガイドは、前記薬剤注入管の延びる方向に移動可能に構成されている。
【0009】
一態様では、前記複数のノズル孔の穴径は、前記供給部から前記閉止部に向かって、大きくなっている。
一態様では、前記ガイドは、前記複数のノズル孔の少なくとも1つの一部分を塞ぐ、および/または前記複数のノズル孔のいずれかの全体を塞ぐ巻き付け構造を有している。
一態様では、前記ガイドは、前記複数のノズル孔の少なくとも1つに差し込まれた引っかけ構造を有している。
【0010】
一態様では、前記薬剤添加装置は、前記ガイドに取り付けられた、前記薬剤を前記脱水ケーキに導く分岐ガイドを備えている。
一態様では、薬剤添加装置は、前記薬剤注入管の表面に洗浄水を散布する散水装置を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

水ing株式会社
脱水システムの運転制御方法および脱水システム
20日前
株式会社オメガ
水質浄化装置
23日前
株式会社オメガ
水質浄化方法
2日前
栗田工業株式会社
純水製造装置
1か月前
株式会社環境機器
磁気処理装置
26日前
トヨタ自動車株式会社
海藻資源化システム
1か月前
株式会社発明工房
浄水器及び浄水器の運転方法
8日前
株式会社環境機器
磁気処理装置の取付方法
26日前
東芝ライテック株式会社
液体処理装置
21日前
栗田工業株式会社
水回収装置及び水回収方法
28日前
株式会社クボタ
電解水生成装置
7日前
株式会社クボタ
電解水生成装置
7日前
大成建設株式会社
循環式濾過システム
13日前
巴工業株式会社
固液分離装置、固液分離装置の分離液監視装置
6日前
キョーラク株式会社
水質浄化システム
16日前
個人
高濃度廃液をエネルギ貯蔵電解液に変換する装置および方法
今日
中国電力株式会社
排水処理支援装置及び排水処理システム
1日前
株式会社テックコーポレーション
電解水生成装置
1か月前
アクアス株式会社
リン含有排水の処理方法
16日前
水ing株式会社
脱水システムの運転制御方法および脱水システム
20日前
三菱ケミカル株式会社
液体処理装置及び廃水処理方法
7日前
太平洋セメント株式会社
有機汚泥処理装置の制御方法
1か月前
西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社
スカム除去装置
13日前
JFEエンジニアリング株式会社
有機性排水の処理方法及び有機性排水の処理装置
29日前
株式会社ディーピーエス
有価金属回収装置及び有価金属回収装置の運転方法
9日前
メタウォーター株式会社
添加システム及び処理システム
27日前
ニッコー株式会社
排水処理装置及び排水処理装置の製造方法
9日前
メタウォーター株式会社
気体供給システム及び発電システム
27日前
メタウォーター株式会社
水処理システム、制御装置及び水処理方法
16日前
太平洋セメント株式会社
廃液の処理方法
1か月前
太平洋セメント株式会社
廃液の処理方法
1か月前
日本メクトロン株式会社
過酸化水素分解システム、過酸化水素分解装置および過酸化水素の分解方法
1か月前
国立研究開発法人土木研究所
下水処理水中のアンモニア性窒素とレボフロキサシンの低減方法及び装置
27日前
株式会社 堀場アドバンスドテクノ
船舶用汚水処理監視装置及び船舶用汚水処理監視方法
6日前
ユニチカ株式会社
フィルタ部材及び該フィルタ部材を含む浄水カートリッジ
26日前
水ing株式会社
排水処理方法及び排水処理装置
1か月前
続きを見る