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公開番号2024094185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210984
出願日2022-12-27
発明の名称気液分散装置及び、この気液分散装置を有する活性汚泥処理設備
出願人アクアス株式会社,佐竹マルチミクス株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 3/22 20230101AFI20240702BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】従来のドラフトチューブを用いた気液分散装置は、供給したAirが再循環してしまうためインペラの回転数を増加させる必要があり、そのため、動力が増加してしまう問題があった。
【解決手段】本発明の気液分散装置は、曝気槽と、該曝気槽内に設けたドラフトチューブと、該ドラフトチューブ内に設けた散気手段と、該散気手段から放出された気泡を、前記ドラフトチューブ内において下降させる下降手段と、上昇してきた、前記曝気槽とドラフトチューブとの間の上部開口からの液体を、下方に移動させて、該下方に移動した液体を、前記ドラフトチューブ内に導入する液体下方迂回手段とよりなることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
曝気槽と、
該曝気槽内に設けたドラフトチューブと、
該ドラフトチューブ内に設けた散気手段と、
該散気手段から放出された気泡を、前記ドラフトチューブ内において下降させる下降手段と、
上昇してきた、前記曝気槽とドラフトチューブとの間の上部開口からの液体を、下方に移動させて、該下方に移動した液体を、前記ドラフトチューブ内に導入する液体下方迂回手段と
よりなることを特徴とする気液分散装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記液体下方迂回手段は、
前記曝気槽とドラフトチューブとの間の上部開口に設けた、該上部開口からの液体を、所望の高さまで上昇させた後に、下方に越流させる、前記所望の高さに形成された越流壁部と、
該越流壁部から下方に越流した液体を貯留する貯留槽部と、
該貯留槽部内の前記所望の高さより低い位置の液体を、前記ドラフトチューブ内に導入する導入管と
よりなることを特徴とする請求項1に記載の気液分散装置。
【請求項3】
前記貯留槽部は、前記曝気槽の外側に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の気液分散装置。
【請求項4】
前記貯留槽部は、前記曝気槽内に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の気液分散装置。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1に記載の気液分散装置よりなる高効率高負荷塔と、
該高効率高負荷塔からの処理水を処理する再処理槽と、
該再処理槽で処理された排水を前記高効率高負荷塔に流入させる手段とを有することを特徴とする活性汚泥処理設備。
【請求項6】
前記高効率高負荷塔は、BOD容積負荷が、10kg/m
3
/d以上であることを特徴とする請求項5に記載の活性汚泥処理設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気液分散装置、特に、ドラフトチューブを用いた気液分散装置に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下水処理等のために、活性汚泥法における生物処理を行う場合がある。該処理においては、槽内に容れられた下水等の液体(原水)に空気を供給し、好気性微生物により有機物を分解させる。このような曝気槽(好気槽)としては、供給した空気を効率的に消費させるために、ドラフトチューブを用いた気液分散装置がある。
【0003】
(1.1.従来の気液分散装置の構成の説明)
【0004】
図8及び図9は、従来のドラフトチューブを用いた気液分散装置を示し、1は、例えば、有底の円筒状よりなる曝気槽、2は、前記曝気槽1内中央の液面より下方に垂設した、上下端が開口した筒状のドラフトチューブを示す。
【0005】
該ドラフトチューブ2は、例えば、上下方向において同一径の円筒状に形成された本体部2aと、該本体部2aの上端に連なる、上方に向かうに従って径が拡大したコーン状(円錐台状)に形成されたコーン状部2bとにより構成される。
【0006】
なお、前記コーン状部2bは、設けられない場合もある。
【0007】
また、3は、前記ドラフトチューブ2内の上部に設けられた、下降流を形成させる撹拌インペラ(撹拌翼)を示す。該インペラ3は、例えば、前記曝気槽1の天井板1aを貫通して垂設された回転軸3aの下端に固定される。また、前記回転軸3aは、例えば、前記ドラフトチューブ2の軸と一致し、前記インペラ3の翼端は、例えば、前記ドラフトチューブ2の内周面に近接するように形成する。
【0008】
また、4は、前記ドラフトチューブ2内にAir(空気)を供給するための散気手段を示す。該散気手段4の散気ノズル(スパージャー)4aは、前記インペラ3より下方に設けられ、ブロワー4bによりAirが供給される。
【0009】
なお、前記散気ノズル4aは、例えば、メンブレンやセラミック多孔質体よりなり、該多孔質体の表面から微細な気泡が放出される。
【0010】
また、5は、前記曝気槽1の上部に設けられたオーバーフロー管(排出管)を示し、該オーバーフロー管5から、オーバーフローした液体や、液面から上方(気中)に放出されたAirが槽外に排出されるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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