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公開番号2024068420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178857
出願日2022-11-08
発明の名称水処理システム
出願人三浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/00 20230101AFI20240513BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】冷凍機などの被冷却装置の冷媒と熱交換するために、冷却塔を介して循環される循環水の温度、及び循環水に注入される薬剤を一元的に管理することができる水処理システムを提供すること。
【解決手段】水処理システムは、被冷却装置と冷却装置とを備え、冷却塔の設置環境の温度に関する情報を取得する気温情報取得手段と、冷却塔からの出口及び冷却塔への入口における循環水の温度に関する情報を取得する水温情報取得手段と、被冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第1の電力情報取得手段と、冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第2の電力情報取得手段と、の各情報取得手段が取得した情報の少なくとも一部に基づいて、循環水の設定温度、冷却ファンの稼働温度範囲、薬剤の種類、薬剤の注入量及び循環水の補給量のうちの少なくとも1つの項目について、推奨する数値又は種類を導出する情報処理部と、を更に備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被冷却装置と、
冷却ファンを備える冷却塔、及び前記被冷却装置と前記冷却塔との間で薬剤を含む循環水を循環させる循環水ラインを備える冷却装置と、を備える水処理システムであって、
前記冷却塔の設置環境の温度に関する情報を取得する気温情報取得手段と、
前記冷却塔からの出口及び前記冷却塔への入口における前記循環水の温度に関する情報を取得する水温情報取得手段と、
前記被冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第1の電力情報取得手段と、
前記冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第2の電力情報取得手段と、
前記の各情報取得手段が取得した情報の少なくとも一部に基づいて、前記循環水の設定温度、前記冷却ファンの稼働温度範囲、前記薬剤の種類、前記薬剤の注入量及び前記循環水の補給量のうちの少なくとも1つの項目について、推奨する数値又は種類を導出する情報処理部と、を更に備える水処理システム。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記の推奨する数値又は種類は、費用を抑制するとの観点から導出される、請求項1に記載の水処理システム。
【請求項3】
前記費用は、前記薬剤の費用、補給する前記循環水の費用、前記被冷却装置の稼働費用、及び前記冷却装置の稼働費用のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の水処理システム。
【請求項4】
前記情報処理部は、請求項1に記載の項目のうちの1つの項目について、2つ以上の推奨する数値又は種類を導出し、
前記情報処理部は、当該2つ以上の推奨する数値又は種類のうちの少なくとも2つについて、費用の差を導出する、請求項2に記載の水処理システム。
【請求項5】
被冷却装置と、
冷却ファンを備える冷却塔、及び前記被冷却装置と前記冷却塔との間で薬剤を含む循環水を循環させる循環水ラインを備える冷却装置と、を備える水処理システムにおいて、
前記冷却塔からの出口における前記循環水の温度に関する情報、前記冷却塔への入口における前記循環水の温度に関する情報、前記被冷却装置の消費電力に関する情報及び前記冷却装置の消費電力に関する情報のうちの少なくとも1つに関する情報を取得するステップと、
前記の取得された情報のうちの少なくとも一部に基づいて、前記循環水の設定温度、前記冷却塔に備えられた冷却ファンの稼働温度範囲、前記薬剤の種類、前記薬剤の注入量、及び前記循環水の補給量のうちの少なくとも1つの項目について、推奨する数値又は種類を導出する情報処理ステップと、を備える、推奨値の導出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
冷凍機及び冷却塔を備え、冷凍機内を循環する冷媒と、冷却塔を介して循環する循環水との間で熱交換を行う水処理システムが知られている。そして、冷凍機を効率良く運転させるために、循環水の適切な温度を算出する方法が提案されている。例えば特許文献1には、冷凍機の運転状況に応じて、冷媒と熱交換させる循環水の温度、具体的には、冷凍機の凝縮器への入口における循環水の温度の下限値を算出する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-41787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却塔を介して循環される循環水には、薬剤が注入されている場合がある。循環水の中でスケールが成長することなどを抑制するためである。この薬剤は、循環水の温度が変わると、薬剤の好ましい種類、又は好ましい量が変わる場合がある。そのため、循環水の温度と、循環水に注入される薬剤とは、一元的に管理されていることが好ましい。しかし、これまで、循環水の温度、及び循環水に注入される薬剤を一元的に管理する技術は提案されていない。
【0005】
そこで、本発明は、冷凍機などの被冷却装置の冷媒と熱交換するために、冷却塔を介して循環される循環水の温度、及び循環水に注入される薬剤を一元的に管理することができる水処理システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)被冷却装置と、冷却ファンを備える冷却塔、及び前記被冷却装置と前記冷却塔との間で薬剤を含む循環水を循環させる循環水ラインを備える冷却装置と、を備える水処理システムであって、前記冷却塔の設置環境の温度に関する情報を取得する気温情報取得手段と、前記冷却塔からの出口及び前記冷却塔への入口における前記循環水の温度に関する情報を取得する水温情報取得手段と、前記被冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第1の電力情報取得手段と、前記冷却装置の消費電力に関する情報を取得する第2の電力情報取得手段と、前記の各情報取得手段が取得した情報の少なくとも一部に基づいて、前記循環水の設定温度、前記冷却ファンの稼働温度範囲、前記薬剤の種類、前記薬剤の注入量及び前記循環水の補給量のうちの少なくとも1つの項目について、推奨する数値又は種類を導出する情報処理部と、を更に備える水処理システム。
【0007】
(2)前記の推奨する数値又は種類は、費用を抑制するとの観点から導出される、(1)に記載の水処理システム。
【0008】
(3)前記費用は、前記薬剤の費用、補給する前記循環水の費用、前記被冷却装置の稼働費用、及び前記冷却装置の稼働費用のうちの少なくとも1つを含む、(2)に記載の水処理システム。
【0009】
(4)前記情報処理部は、請求項1に記載の項目のうちの1つの項目について、2つ以上の推奨する数値又は種類を導出し、前記情報処理部は、当該2つ以上の推奨する数値又は種類のうちの少なくとも2つについて、費用の差を導出する、(2)又は(3)に記載の水処理システム。
【0010】
(5)被冷却装置と、冷却ファンを備える冷却塔、及び前記被冷却装置と前記冷却塔との間で薬剤を含む循環水を循環させる循環水ラインを備える冷却装置と、を備える水処理システムにおいて、前記冷却塔からの出口における前記循環水の温度に関する情報、前記冷却塔への入口における前記循環水の温度に関する情報、前記被冷却装置の消費電力に関する情報及び前記冷却装置の消費電力に関する情報のうちの少なくとも1つに関する情報を取得するステップと、前記の取得された情報のうちの少なくとも一部に基づいて、前記循環水の設定温度、前記冷却塔に備えられた冷却ファンの稼働温度範囲、前記薬剤の種類、前記薬剤の注入量、及び前記循環水の補給量のうちの少なくとも1つの項目について、推奨する数値又は種類を導出する情報処理ステップと、を備える、推奨値の導出方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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