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公開番号2024055436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162364
出願日2022-10-07
発明の名称次亜塩素酸水の調製方法、及び次亜塩素酸水の調製装置
出願人フィンガルリンク株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C02F 1/42 20230101AFI20240411BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】
次亜塩素酸水を調製する過程において、反応液のpHを可能な限り4.5以上に保ち、塩素ガスが発生するリスクを下げた次亜塩素酸水の調製方法、及び/又は次亜塩素酸水の調製装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
次亜塩素酸塩水溶液をH形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させ、その通過液をNa形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させることを含む、次亜塩素酸水の調製方法、により課題を解決する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
次亜塩素酸塩水溶液をH形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させ、その通過液をNa形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させることを含む、
次亜塩素酸水の調製方法。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
Na形強酸性陽イオン交換樹脂層の上にH形強酸性陽イオン交換樹脂層を積層した強酸性陽イオン交換樹脂層を備える、
次亜塩素酸水の調製装置。
【請求項3】
内槽と、内層よりも深い外槽を備え、内槽は外槽上部内側に装着可能であり、内層下部に前記強酸性陽イオン交換樹脂層を備え、内槽に投入された次亜塩素酸塩水溶液は、前記強酸性陽イオン交換樹脂層を通過し外槽に貯留する、請求項2に記載の次亜塩素酸水の調製装置。
【請求項4】
強酸性陽イオン交換樹脂層がカートリッジ内に格納されており、カートリッジは脱着可能である、請求項3に記載の調製装置。
【請求項5】
注入管と採液管と強酸性陽イオン交換樹脂タンクを備えた次亜塩素酸水調製タンクを備え、強酸性陽イオン交換樹脂タンクは、次亜塩素酸水調製タンク内に格納され、前記注入管は前記次亜塩素酸水調製タンクの上部に開口し、採液管の採液口は、強酸性陽イオン交換樹脂タンクの上部に開口し、
強酸性陽イオン交換樹脂タンクは、H形強酸性陽イオン交換樹脂層上にNa形強酸性陽イオン交換樹脂層が積層して格納し、
次亜塩素酸塩水溶液は、前記注入管から次亜塩素酸水調製タンク内であって、かつ強酸性陽イオン交換樹脂タンクの外側に注入され、強酸性陽イオン交換樹脂タンクの底部から強酸性陽イオン交換樹脂タンク内に流入し、調製された次亜塩素酸水は採液管の採液口から次亜塩素酸水調製タンク外に排出される、次亜塩素酸水の調製装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、次亜塩素酸水の調製方法、及び次亜塩素酸水の調製装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、イオン交換樹脂に次亜塩素酸ナトリウム水を通水して、pHを下げて次亜塩素酸水とする技術が開示されている。
また非特許文献1にはイオン交換法次亜塩素酸水生成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-206076号広報
【非特許文献】
【0004】
https://www.teriostec.jp/ionchanger/
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び非特許文献1に記載の方法は、次亜塩素酸ナトリウム液から次亜塩素酸水を調製する過程において、反応液のpHが3.0以下となり、有害な塩素ガスを発生する可能性があった。
【0006】
本発明は、次亜塩素酸水を調製する過程において、反応液のpHを可能な限り4.5以上に保ち、塩素ガスが発生するリスクを下げた次亜塩素酸水の調製方法、及び/又は次亜塩素酸水の調製装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、下記実施形態を含む。
項1.次亜塩素酸塩水溶液をH形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させ、その通過液をNa形強酸性陽イオン交換樹脂層に通過させることを含む、次亜塩素酸水の調製方法。
項2.Na形強酸性陽イオン交換樹脂層の上にH形強酸性陽イオン交換樹脂層を積層した強酸性陽イオン交換樹脂層を備える、次亜塩素酸水の調製装置。
項3.内槽と、内層よりも深い外槽を備え、内槽は外槽上部内側に装着可能であり、内層下部に前記強酸性陽イオン交換樹脂層を備え、内槽に投入された次亜塩素酸塩水溶液は、前記強酸性陽イオン交換樹脂層を通過し外槽に貯留する、項2に記載の次亜塩素酸水の調製装置。
項4.強酸性陽イオン交換樹脂層がカートリッジ内に格納されており、カートリッジは脱着可能である、項3に記載の調製装置。
項5.注入管と採液管と強酸性陽イオン交換樹脂タンクを備えた次亜塩素酸水調製タンクを備え、強酸性陽イオン交換樹脂タンクは、次亜塩素酸水調製タンク内に格納され、前記注入管は前記次亜塩素酸水調製タンクの上部に開口し、採液管の採液口は、強酸性陽イオン交換樹脂タンクの上部に開口し、強酸性陽イオン交換樹脂タンクは、H形強酸性陽イオン交換樹脂層上にNa形強酸性陽イオン交換樹脂層が積層して格納し、次亜塩素酸塩水溶液は、前記注入管から次亜塩素酸水調製タンク内であって、かつ強酸性陽イオン交換樹脂タンクの外側に注入され、強酸性陽イオン交換樹脂タンクの底部から強酸性陽イオン交換樹脂タンク内に流入し、調製された次亜塩素酸水は採液管の採液口から次亜塩素酸水調製タンク外に排出される、次亜塩素酸水の調製装置。
【発明の効果】
【0008】
より安全な次亜塩素酸水の調製方法、及び/又は次亜塩素酸水の調製装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
H形強酸性陽イオン交換樹脂とNa型強酸性陽イオン交換樹脂を用いた次亜塩素酸水の調製の模式図を示す。
(A)調製装置1の構成例を示す。(B)調製装置2の構成例を示す。
調製装置5の構成例を示す。
次亜塩素酸水調製タンク57の構成例を示す。
調製装置1を用いて、亜塩素酸水を調製した際の、1L毎のpHを示す。
調製装置5を用いて次亜塩素酸水を調製した際の、50L毎のpHを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.H形強酸性陽イオン交換樹脂とNa型強酸性陽イオン交換樹脂を用いた次亜塩素酸水の調製
1-1.概要
本発明のある実施形態は、水素イオン形(H形)強酸性陽イオン交換樹脂とナトリウムイオン形(Na形)強酸性陽イオン交換樹脂を用いた次亜塩素酸水の調製に関する。
(【0011】以降は省略されています)

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