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公開番号2024057429
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164164
出願日2022-10-12
発明の名称油中水型乳化化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20240417BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】安定性に優れた油中水型乳化化粧料を提供する。
【解決手段】(A)有機変性粘土鉱物、(B1)ポリエーテル変性シリコーン、(B2)ポリエチレングリコール脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(C)疎水化処理シリカ、疎水化処理デンプン、およびそれらの塩からなる群から選択される粉末、(D)油分、および(E)水を含んでなり、(B2)成分の配合量に対する(B1)成分の配合量の比((B1)/(B2))が、3~6である、油中水型乳化化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)有機変性粘土鉱物、
(B1)ポリエーテル変性シリコーン、
(B2)ポリエチレングリコール脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
(C)疎水化処理シリカ、疎水化処理デンプン、およびそれらの塩からなる群から選択される粉末、
(D)油分、および
(E)水
を含んでなり、
(B2)成分の配合量に対する(B1)成分の配合量の比((B1)/(B2))が、3~6である、油中水型乳化化粧料。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
(A)成分が、ジステアルジモニウムヘクトライト、クオタニウム-18ヘクトライト、ステアラルコニウムヘクトライト、および塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウムからなる群から選択される、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(B1)成分が、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG-3ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-10メチルエーテルジメチコン、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、および(ジメチコン(PEG-10/15))クロスポリマーからなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B2)成分が、ジイソステアリン酸PEG-4、ジイソステアリン酸PEG-8、モノイソステアリン酸PEG-10、PEG10-水添ヒマシ油、PEG-20水添ヒマシ油、PEG-25水添ヒマシ油、PEG30-水添ヒマシ油、PEG-40水添ヒマシ油、PEG-50水添ヒマシ油、PEG60-水添ヒマシ油、PEG-80水添ヒマシ油、およびPEG-100水添ヒマシ油からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(D)成分が、非極性油分を含んでなり、前記非極性油分の配合量が、(D)成分の総量に対して、60質量%以上である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
前記非極性油分が、炭化水素油およびシリコーン油を含んでなる、請求項5に記載の化粧料。
【請求項7】
(A)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、1~5質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
(B1)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.5~5質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(B2)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~2質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(C)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、5~20質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
シートに乳化性基剤が含浸または担持された化粧料が一般に用いられている。シートの使用者には、ハリ感やしっとり感を得ることを好まれ、そのため、乳化性基剤の中でも油中水型乳化基剤が選択されることが多い。
【0003】
油中水型化粧料において、有機変性粘度鉱物と特定の界面活性剤とを組み合わせにより乳化させる技術が提案されており、これにより、乳化安定性や肌なじみのよい化粧料を提供することが開示されている(特許文献1)。
また、低粘度の油中水型化粧料において、有機変性粘度鉱物と疎水性シリカとを特定量で組み合わせることが提案されており、極性油を配合した場合にも安定性を維持することができることが開示されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-102087号公報
特開2014-172853号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明者の検討によると、有機変性粘度鉱物と、特定の活性剤の組み合わせと、特定の粉末とを含む油中水型化粧料を用いることで、高い安定性を達成できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)有機変性粘土鉱物、
(B1)ポリエーテル変性シリコーン、
(B2)ポリエチレングリコール脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
(C)疎水化処理シリカ、疎水化処理デンプン、およびそれらの塩からなる群から選択される粉末、
(D)油分、および
(E)水
を含んでなり、
(B2)成分の配合量に対する(B1)成分の配合量の比((B1)/(B2))が、3~6である、油中水型乳化化粧料。
[2](A)成分が、ジステアルジモニウムヘクトライト、クオタニウム-18ヘクトライト、ステアラルコニウムヘクトライト、および塩化ジステアリルジメチルアンモニウム処理ケイ酸アルミニウムマグネシウムからなる群から選択される、[1]に記載の化粧料。
[3](B1)成分が、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG-3ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-10メチルエーテルジメチコン、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、および(ジメチコン(PEG-10/15))クロスポリマーからなる群から選択される、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B2)成分が、ジイソステアリン酸PEG-4、ジイソステアリン酸PEG-8、モノイソステアリン酸PEG-10、PEG10-水添ヒマシ油、PEG-20水添ヒマシ油、PEG-25水添ヒマシ油、PEG30-水添ヒマシ油、PEG-40水添ヒマシ油、PEG-50水添ヒマシ油、PEG60-水添ヒマシ油、PEG-80水添ヒマシ油、およびPEG-100水添ヒマシ油からなる群から選択される、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](D)成分が、非極性油分を含んでなり、前記非極性油分の配合量が、(D)成分の総量に対して、60質量%以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]前記非極性油分が、炭化水素油およびシリコーン油を含んでなる、[5]に記載の化粧料。
[7](A)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、1~5質量%である、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8](B1)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.5~5質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9](B2)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~2質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10](C)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、5~20質量%である、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
[11](D)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、15~40質量%である、[1]~[10]のいずれかに記載の化粧料。
[12](E)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、10~40質量%である、[1]~[11]のいずれかに記載の化粧料。
[13]B型回転粘度計を用いて30℃で測定した粘度が、10,000~120,000mPa・sである、[1]~[12]のいずれかに記載の化粧料。
[14]シートに含侵または担持されている、[1]~[13]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明によれば、安定性に優れた油中水型乳化化粧料を提供することができる。本発明による化粧料は、使用感にも優れている。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、(A)有機変性粘土鉱物、(B1)ポリエーテル変性シリコーン、(B2)ポリエチレングリコール脂肪酸エステルまたはポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(C)疎水化処理シリカ、疎水化処理デンプン、およびそれらの塩からなる群から選択される粉末、(D)油分、および(E)水を含んでなり、(B2)成分の配合量に対する(B1)成分の配合量の比((B1)/(B2))が、3~6である、油中水型乳化化粧料(以下、化粧料と称することがある。)に関するものである。
【0009】
(A)有機変性粘土鉱物
本発明による化粧料は、(A)有機変性粘土鉱物(以下、(A)成分と称することがある。他の成分についても同様である。)を含んでなる。(A)成分は、例えば、三層構造を有するコロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種であり、以下の式で表される粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で変性したものが挙げられる。
(X,Y)
2-3
(Si,Al)


10
(OH)


1/3
・nH


式中、
Xは、Al、Fe(III)、Mn(III)、またはCr(III)であり、
Yは、Mg、Fe(II)、Ni,Zn、またはLiであり、かつ
Zは、K、Na、またはCaである。
【0010】
ここで用いられる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、以下で表されるものである。
JPEG
2024057429000001.jpg
27
137
式中、


は、炭素数10~22のアルキル基またはベンジル基であり、

ii
は、メチル基または炭素数10~22のアルキル基であり、

iii
およびR
iv
は、それぞれ独立に炭素数1~3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基であり、
Xは、ハロゲン原子またはメチルサルフェート残基である。
(【0011】以降は省略されています)

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