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公開番号2023161503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-07
出願番号2022071957
出願日2022-04-25
発明の名称接続装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類A61M 1/36 20060101AFI20231030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】流れに淀みが生じにくい接続装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】流路3と,膜5を収容したハウジング7とを,液体の輸送を可能な状態で接続するための内腔9を有する接続装置1であって,接続装置1は,内腔9に設けられた複数の流路調整壁13を有する,接続装置1,及び接続装置1の製造方法であって,接続装置1の本体部11に,複数の積層膜5によって形成される膜間流路17に対応した厚さを有する複数の仮想流路層を設置する工程と,複数の仮想流路層の間に複数の流路調整壁13を形成する工程と,複数の流路調整壁13を形成した後に,仮想流路層を除去することで,複数の流路調整壁13によって形成された調整壁間流路15を得る工程と,を含む接続装置1の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流路(3)と,膜(5)を収容したハウジング(7)とを,液体の輸送を可能な状態で接続するための内腔(9)を有する接続装置(1)であって,
前記接続装置(1)は,
前記内腔(9)に設けられた複数の流路調整壁(13)を有する,接続装置(1)。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の接続装置(1)であって,
前記膜(5)は,複数の積層膜であり,
前記複数の流路調整壁(13)によって形成される調整壁間流路(15)は,
前記複数の積層膜(5)によって形成される膜間流路(17)に対応したものである,
接続装置(1)。
【請求項3】
請求項1に記載の接続装置(1)であって,
前記膜(5)は,中空糸膜である,
接続装置(1)。
【請求項4】
請求項1に記載の接続装置(1)であって,
前記内腔(9)は,前記流路(3)の端部から前記ハウジング側の端部に向けて断面積が大きくなる部分を有する,接続装置(1)。
【請求項5】
請求項1に記載の接続装置(1)を含む血液ろ過装置。
【請求項6】
流路(3)と,複数の積層膜(5)を収容したハウジング(7)とを,液体の輸送を可能な状態で接続するため内腔(9)を有する接続装置(1)の製造方法であって,
前記接続装置(1)の本体部(11)に,前記複数の積層膜(5)によって形成される膜間流路(17)に対応した厚さを有する複数の仮想流路層(23)を設置する工程と,
前記複数の仮想流路層(23)の間に複数の流路調整壁(13)を形成する工程と,
前記複数の流路調整壁(13)を形成した後に,前記仮想流路層(23)を除去することで,前記複数の流路調整壁(13)によって形成された調整壁間流路(15)を得る工程と,
を含む接続装置(1)の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は,流路と膜とを接続するための接続装置に関する。この発明は,例えば,血液流路と,膜を有する医療機器本体とを接続する際に用いられる接続装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-158814号公報には,血液濾過装置が記載されている。この装置の本体部は,複数の血液流路層,濾過膜及び濾液流路層を有している。そして,この装置の各血液流路層の各血液流入部は,ひとつの血液入口と接続されている。このため,この装置において血液が流れる際に,血流の方向が変わる箇所や,径が変化する箇所がある。また,この装置では,積層された材料端面にも血液が付着する。その結果,この装置では,血液の滞留が発生し,血栓が発生する原因となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-158814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は,流路と膜を収容したハウジングとを接続する際に,液体の流れに淀みが生じにくい接続装置を提供することを目的とする。
具体的に説明すると,この発明は,血液流路と,膜を有する医療機器とを接続する際に,血栓が生じる事態を軽減できる接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題は,基本的に,接続装置の内腔に複数の流路調整壁を設け,液体の流路を調整することにより解決できるという知見に基づく。
【0006】
この明細書に記載される最初の発明は,接続装置1に関する。接続装置1は,流路3とハウジング7とを,液体の輸送を可能な状態で接続するための装置である。接続装置1は,内腔9に設けられた複数の流路調整壁13を有する。流路3からの液体は,接続装置1の内腔9を経て,ハウジング7内へと伝わる。ハウジング7内は,膜5を収容している。このため,流路3からの液体は,接続装置1の内腔9を経て,膜5へと伝わることとなる。その際に複数の流路調整壁13により,液体の流れが調整される。
【0007】
この明細書に記載される次の発明は,上記の接続装置1の製造方法に関する。
この方法は,仮想流路層の設置工程と,流路調整壁の形成工程と,調整壁間流路取得工程とを含む。
仮想流路層の設置工程は,接続装置1の本体部11に,複数の積層膜5によって形成される膜間流路17に対応した厚さを有する複数の仮想流路層23を設置するための工程である。
流路調整壁の形成工程は,複数の仮想流路層23の間に複数の流路調整壁13を形成するための工程である。
調整壁間流路取得工程は,複数の流路調整壁13を形成した後に,仮想流路層23を除去することで,複数の流路調整壁13によって形成された調整壁間流路15を得るための工程である。
【発明の効果】
【0008】
この発明は,複数の流路調整壁を設け,液体の流路を調整する。これにより,流路と膜を収容したハウジングとを接続する際に,液体の流れに淀みが生じる事態を防止できる。この接続装置は,複数の流路調整壁を有するので,血液流路と膜とを接続する際に,血栓が生じる事態を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は,接続装置の概念図である。
図2は,接続装置,流路及びハウジングを接続した様子を示す概念図である。
図3は,流路からの液体が接続装置の内腔を経由してハウジング内部の膜へ伝わる様子を示す概念図である。図3(a)は従来技術を説明するための図であり,図3(b)はこの発明を説明するための図である。
図4は,仮想流路層の設置工程を説明するための概念図である。図4(a)は複数のシートを設置した様子を示す図である。図4(b)は,複数のシートをまとめた様子を示す図である。図4(c)は,カバーを装着した様子を示す図である。
図5は,流路調整壁の形成工程を説明するための概念図である。図5(a)はカバー内部に樹脂を入れた様子を示す図である。図5(b)は樹脂を硬化させた様子を示す図である。
図6は,調整壁間流路取得工程を説明するための図である。図6(a)は,仮想流路層を取り除いた際の様子を示す概念図である。図6(b)は,カバーを取り除き接続装置を得た様子を示す図である。
図7は,血液ろ過装置の分解図である。
図8は,実施例で得られた接続装置を示す図面に代わる写真である。
図9は,接続装置の使用例を示す図面に代わる写真である。図9(a)は,流路調整壁を設けない接続装置を用いた後の様子を示す。図9(b)は流路調整壁を設けた接続装置を用いた例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下,図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
(【0011】以降は省略されています)

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